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セラピストと施術間のインターバル

こんにちは☺ももねこです!

今回の記事はセラピストを続けていくうえで個人的には重要なことだと感じていて、少し長くなってしまいました。

セラピストに興味のある方は御参考に。
既にお仕事をされている方々は、ご自身のスタイルに合った場所で幸せにお仕事が続けられますように。
お客様にはリラクゼーションのお仕事の裏側をチラっと覗いていただければ♪
と思って書いています!

どうぞ最後までお付き合い頂ければ幸いです。


はじめに

私がリラクゼーションのお仕事を続ける中で、何度もつまづいたのが、施術間のインターバル問題です。
一人でも多くのお客様に癒やしを提供するために、時間と戦っていること、ありませんか?

私はありました(^_^;)

インターバルとは

インターバルとは、お一人の施術と次のお客様に対応するまでの間の時間のこと。
リラクゼーションサロンでは、予約の前後にある程度の時間を空けています。

この時間の事を「インターバル」と呼んでいて、お店やメニューにより設定した時間が異なります。

インターバルの間にすること

・来店予定のお客様の情報を確認
・他のお客様の受付、ご案内、電話対応
・お手洗い、水分補給、消毒
・身支度を整える
・お会計
・次回予約
・お見送り
・消毒とベットメイク
・ベットに移動
・主訴、NG箇所の確認
・お客様の着替え
・洗濯物を洗う、乾かす、片付ける  …etc.


思いつく限り、これだけの内容をインターバル中にこなさなければなりません。。
お店によっては着替えなど施術時間に含める場合もあるかもしれませんし、お店によってルールは様々。
私が今まで働いてきたお店での経験では、大体こんな感じでした。


インターバルの時間はお店によって異なる

比較的料金の安いお店やボディケアのみメニューの場合、インターバル無し5〜10分というお店もあります。
単価の高いお店の場合は、インターバルが長め20分〜30分以上の設定が多いようです。

例えば、60分の施術に入ったあと、次の予約まで0〜30分以上の間隔があるということ。
0分と30分では全然違ってきますよね。

インターバルが足りないっ!となることもしばしば。


インターバルのメリットとデメリット


まず、セラピスト本人のメリット


〇施術が増えるのでたくさん稼げる
〇マルチタスクをこなすことで効率が向上する
〇よりお客様に出会うことで経験値が上がる



次に、お店側のメリット


〇稼働率が上がることで、売上アップにつながる
〇より多くのお客様に利用して頂きやすくなり、顧客満足やリピートにも繋がる
〇最低限のセラピストで運営できる


完全歩合制のサロンが多いため、施術時間は報酬に直接影響します。

お客様は均等な時間で予約されることはないので、稼げる時に全力で働く!みたいな時間が発生したりします。

時にはインターバルを取る余裕もなく、ギリギリまで詰め込むこともあったり、きっちりインターバルを取るかどうかはその場の雰囲気とお店の方針によって変わることもあるかと思います。
しかし、多くのお客様を施術し終わったときの充実感はとても気持ち良く、たくさんの方に喜んで頂けたなと実感するときがセラピストとしての至福の時間でもあります。



逆にインターバルが短いことで起こり得る
セラピスト本人のデメリットを挙げると、


〇水分補給、お手洗い等に行きにくい
〇休憩を挟まないことで、身体と精神への負担が蓄積する
〇時間に追われてお客様の希望に寄り添ったサービスが充分にできない




次に、お店側のデメリット


〇ベッドの回転率は上がるが、掃除や消毒が不十分になる可能性がある
〇お客様が遅れた場合のリカバリーがしにくく、対応に手間が掛かる
〇セラピストが離れる原因となる


トイレを我慢したり、水分補給がままならない状態はセラピストの負担に繋がります。
インターバルが短いことで、お客様のペースに寄り添ったサービスを提供することが難しいこともあるでしょう。
ゆっくりしに来たのに、バタバタと時間に追われた雰囲気で案内されてはお客様もたまったものではありません。



しかし、インターバルが短いことで
お客様が得るメリットもあり、


〇予約が取りやすい
〇時間通りに終了し、すぐ帰宅できる
〇回転率を重視している分、低価格の場合が多い




お客様のデメリット


〇急かされているような気分になる
〇前のお客様の体温がベッドに残っている場合がある



お客様としては、リラックスしにサロンへ来て下さっているのに、理想と異なる時間感覚に違和感を覚える場合が多いようです。
ゆっくり会話することでレセプトには記載されていない重要なポイントを聞き出せることもあるので、受付やお見送りは出来れば余裕を持って対応したいところですね。


インターバルが足りない!


原因は様々で、お客様の遅刻の場合、セラピストの施術が予定通りに終了しない、電話対応に多くの時間を割かれるなど…

ある程度仕方のない場合もありますが、対応できることは事前に対策を持ってインターバルを効率良くまわしましょう。


インターバルの効率化


〇ストロー付きの水筒など、いつでもサッと水分補給できるよう飲み物を近くに置いておく
〇電話の折り返し対応
〇予定通りに施術を終えるために、タイマーを設置する
〇お会計や予約の入力作業等、スムーズに行えるよう操作を練習しておく
〇受付、雑務を行ってくれる専門スタッフを雇用する


自分以外のセラピストが困っていたら、助け合うことも重要でしょう。
電話やご案内等、手が離せない時に少しでも対応してもらえるととても有難いものです。
特に忙しい時には、お店全体がチームとなって円滑に業務を行えるようフォローしあえたら良いですね。



理想のインターバルの時間


ももねこの超個人的な理想の時間になります。。


〇 アロマオイルマッサージ → 30分
〇 足つぼ、タイ式 → 20分
〇 整体、もみほぐし → 15分~



最も気持ちよくインターバルを取ろうとすると、私はこの時間設定がベストでした。
お客様が早めに来店される場合、10分前くらいに到着される方が多い印象です。
それでも15分あればベッドメイクや消毒は可能ですし、もしお客様が時間通りに来てくださればお手洗いや水分補給も十分にできます。

あまり時間が空くと、身体は楽ですが施術人数が少なくってしまったり。
ある時間帯にご予約が集中した場合にお断りが発生するなど、申し訳ない気持ちにもなります。。

オイルやその他セットが必要な施術については、多少時間に余裕がないと準備も間に合わないですし、着替えに時間が掛かる方もいらっしゃいます。
単価の高い施術に関しては、特にリラックス感を味わって頂きたいという思いもありインターバルは多めにとれたらいいなと考えています。



インターバルで手を休める


以前働いていたお店はインターバルが短いことで身体への負担が大きくて、強めの施術を希望された時などは特に苦しくて悩んでいました。
手が腱鞘炎で痛いときには、施術間に少しでも手を休めたい。
腰が痛ければ、ストレッチしたい。
そんな日が続いて、疲弊していたのを覚えています。

お店を変えてインターバルを長くとれる環境になってから、たとえ数分の違いでも、連続して手を酷使するのとは身体への負担が全く違うことに驚きました。
お客様の情報もしっかりと確認することができるので、丁寧な施術もできるようになりとても充実しています。



最後に


私の超個人的な経験則では、インターバルが短い設定は価格が安いお店に多い印象があります。

地域最安クラスのもみほぐし店では、なんとインターバルゼロ~10分でした。

その代わり、単価が安いので一日にたくさんのお客様がいらっしゃいます。一回の出金でより多くの人数を施術させて頂けるので経験を積むにはとても良い経験でしたし、先輩方は上手に対応して働いているようでした。

逆に価格が高めの設定のサロンはお一人お一人に時間の余裕を持って丁寧に施術することができ、私にはこちらが向いているなと感じました。


人によってお仕事のスタイルや体力も違うので、それぞれ好みのインターバル時間があると思います。
セラピストはお客様の幸せのお手伝いができる素晴らしいお仕事です!
リラクゼーションのお仕事をしている皆様は、ご自身のスタイルに合った方法で幸せにお仕事を続けられますように。
たくさんの働き方があるので、諦める前に色々試してみて欲しいなと思います。


長くなってしまいましたが、最後までお読み下さりありがとうございました!


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