俳句 新年連作

「初明かり 玄関に在る 鉢植えに」
「初富士に 老人二人 手を合わせ」
「初茜 ベランダに出て 深呼吸」
「初暦 先ず通院日 書き込んで」
「初湯との 感慨は無し 若人等」
「初刷りの 大谷翔平 にこやかに」
「初便り 介護の苦労 分かち合い」
「初日記 一行足して 閉じにけり」
「初荷とて 刺身勧める 人の声」
「初旅は 毎年同じ 京の宿」
「初句会 それぞれ胸に 何を秘め」
「初釜の 席を引き締め 我が袴」