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式典の最中に行われし密やかなゲーム

どうも。
こりーぬ、です。
また読んでくださってるんですね。
あ、初めての方も。
ありがとうございます。

この春、子らが卒業式、入学式を迎え、
それらに続けて参列することになりました。

あれって、卒業にしろ入学にしろ
必ず点呼が行われるんですよね。

そうすると
密やかなゲームが始まるのです。
ゲーム、というより
クイズ、という方が近いかもしれません。

まずは配布された名簿を手元に置きます。
あとは、点呼される前に
名前の読みを予想する。
それだけ。

これがね、それなりに難しいの。
因みに、私の平均回答率は5割がいいとこ。
そんなに真面目に計算してないけどさ。
雰囲気よ、ふ・ん・い・き。

私の子供達の生まれた当時は
キラキラネームというものが
物議を醸している真っ只中で、
難読ネームも多いのです。

うちの子の名前は
いわゆる豚切り(ぶったぎり)という
    (↑※ネットスラングなのか?)
例えば『愛』を『あ』と読ませるような、
漢字一文字の読み仮名が
ふた文字以上の場合の、
最初の一文字だけを読ませる方式を
採用してしまいましたが、
(どうしても使いたい漢字があったんだよぉ)

既にキラキラネームに慣れた世間では
比較的素直に読んでもらいやすい名前です。
それに、割と名前が知られてる女優さんと
同じ字なんですよ!

それにしてもね、
自分を思い切り棚に上げて言いますけど、
「そうは読まないんとちゃいまっか?」
と思わずエセ関西弁を
使ってしまいたくなるような名前もあったりして
戦慄を覚えること度々なのです。

あとねー
同じ漢字の組み合わせなのに
人が変われば違う読み方だったりとか、
結構あるんですよ。
名付けランキング上位でも
同じ漢字で読みが幾つもある名前ありますよね。
それに男女が分かりにくい名前もね。

最近の学校の名簿は
男女別ではなく、混合の五十音順なので
余計に分かりづらい。
うっかりすると地雷踏みそう。

キラキラネームが問題になり出した頃、
そういう名前を付ける親は教養がなく
子供もおかしな子が多いとか、
就職に不利になるとか言われたもんです。
虐待の犠牲になるお子さんに多いとかさ。

でもね、
ちょっと自慢になるかもですが、
うちの子が受かった学校って
そこそこレベルが高いんですよ。
親と違ってお勉強ができる子なんですけどね、
(両親が出来なすぎるだけともいう)

この学校がまた、みんな
賢そうなお顔したお子さんばっかなんですよ。
実際、各校、各塾の
上位30%、いや20%に
入ってたんではなかろうかというお子さんたち。

そんな学校でも、難読ネームが
名簿を席巻しているというこの事実!

私ね、NHKの視聴率が高いんですけど、
この局のアナウンサーやディレクターの
名前でさえ、
「ん?それはなんと読むのだ?」と
一瞬戸惑うような漢字が並ぶ方が
幾人も在籍してらっしゃるのですよ。
NHKに入局できる人は相当優秀じゃないと
って話を聞くのでねー。

『もはや戦後ではない』という言葉が
浮かんできそうなくらい
『もはや読めるのが当たり前ではない』
(ああ、全然モジリになってない…!)
世界線に突入しているのです。

ただ、先生や人事部の方々は
めちゃくちゃ苦労してんだろうなと
確認の労力に思いを馳せずにいられません。

この春に私が参列した式典では、
このゲーム(というかクイズ)を
楽しんでいるのは私だけではないのだな、
と思わせるざわめきが
多数聞こえてきたので
みんなも楽しんでるんだねぇ、ふふふ。

だって、初っ端のお子さんの名前が
とにかく予想のしにくい字の羅列だったので
名前が呼ばれた途端、
保護者席から異口同音に
そうくるかぁ…
という囁きが
あちこちから聞こえてきたんですよ。

きっと次の卒業式には
入学式で聞いた読み方を忘れてしまうので
新たな気持ちでクイズに挑戦できるでしょう。

まあ、式典って長くて
ちょっと眠くなっちゃうので、
いい退屈凌ぎになるってことで
今年は何度も楽しませていただきました。

あら、今回は平和な終わり方ねー



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