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「秋空」といえば「スカイ・ハイ」

「天高く馬肥ゆる秋」
正にこのことわざの通り、澄み渡った快晴が気持ちの良い季節になりましたね。

そこで、ラジオにリクエストしたのがこの曲です。


◆「Sky High(スカイ・ハイ)」ジグソー


(公式YouTubeがなかったのでこちらにしました)

秋晴れの日に爽やかな気持ちで聴きたい曲ですね。


晴れた秋空といえば思い出すのが、学生時代のサークルです。

皆さんは空のアクティビティはされますか?

私はほんの短期間、パラグライダーサークルに所属していました。と言っても入学して数ヶ月間だけの話なのですが。

空を飛んでみたい、という安易な夢からこのサークルを探し出し、友人と二人で他大学のパラグライダーサークルに飛び込んだのでした。このサークルはどこの大学生でも所属は許されていて、様々な大学の学生が集まっていました。

定期的に泊まり込みでパラグライダーのできる高原などに行き、飛行のノウハウを勉強し、施設の中に設置してあるシミュレーターに乗って練習し、翌日晴れていれば実践、というとても真面目なサークルでした。確かメジャーな国内の大会で優勝された方もおられた気がします。

主催している大学が超エリートの国立大学だったので、真面目な生徒さんが多かったように思います。

ただ、いつも泊まる施設の目の前にラブホテルがあり(笑)、初めて施設に泊まった時の注意事項が「絶対に出てくる車をジロジロ見ないように。乗っている人を興味本位で観察しないこと!」でした。必ず守るようにと釘を刺されました。なんでもサークルの学生達の目が気になる、という苦情が寄せられていたらしいのです。

ところで、パラグライダーをするには、当然ながら高所恐怖症では挑めません。ところが私は若干高所恐怖症気味でした。サークルに入ったばかりの学生はまだ紐をつけての実践練習しかしておらず、そこまで高く飛んでいませんでしたが、それでもそこそこ高さはありました。飛ぶたびにヒヤッとしていましたが、でもいずれ紐なしで一人で大空を羽ばたける日が来るのね、と恐怖心を払うように自分に言い聞かせ、そんな日を夢見ていました。

そうは言っても、現実は厳しいものでして。パラグライダーサークルを続けるには、自分のパラグライダーがいるわけです。パラグライダーに進むかハングライダーに進むか選択を迫られる場面があり、いよいよどちらかを購入しなければならない時がやってきたのです。

当時の記憶によると、どちらも一機50万円ほどだったと思います。更には実践合宿の宿泊代もそれなりにかかる。

50万円といえば学生には大金ですよね。両親に相談すれば多少の援助はあったかも知れませんが、保守的な両親がパラグライダーなんて危険なスポーツに賛成するはずもなく。そこまで真剣に両親を説得するほどの熱量がなかったのも本音ですが。

アルバイト代を貯金してパラグライダーに費やすか。大学生活には海外語学研修や旅行などの甘い誘惑もある。お金の使い道の比重を考えるとこのサークルを続けるのは現実的ではないと判断し、あえなく除籍ということになったのでした。友人も同意見で、同じ時期に辞めました。

その後、街中でばったり部長さんと会った時の話によると、全国のパラグライダーの大会でサークルは確か優勝だったか準優勝だったかをしたとのことでした。

澄み渡った秋空を見ると、ごくたまにパラグライダーのことを思い出します。今思えば鈍臭い私が続けていたら命の危険すらあったのでは?なんて思います。

まさに操縦不能で「スカイ・ハイ」になって、お空の彼方に消えていたかも。なんて。
はたまた大空を自由自在に羽ばたいていたかしら?


さて、今日も気持ちの良い秋晴れですね。みなさん、良い一日を。

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