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股関節周囲の靭帯の機能って?

おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。

今回は股関節周りの靭帯の機能について紹介していきます。
靭帯は関節が過剰に動きすぎないように制動する機能がありますが、こちらの記事でより股関節周囲の靭帯について理解が深まればと思います。

よろしくお願いします!


股関節周囲の靭帯は主に4つ靭帯がある

股関節は骨盤側の臼蓋と、大腿骨の骨頭の部分で形成される関節で関節面がゴルフボールとカップのようになっており非常に可動域のあるのが特徴です。

しかし過剰に動きすぎてしまうと股関節を痛めてしまうため、股関節周囲には主に靭帯が3つ存在します。
①腸骨大腿靭帯②恥骨大腿靭帯③坐骨大腿靭帯

こちらの靭帯で股関節の制御を行っています。

①腸骨大腿靭帯(股関節の前)

こちらの靭帯は人体の中でも最も大きな靭帯です。股関節の前にある靭帯でY字の形をしており、腸骨(骨盤から)、股関節の動きを制動しています。

制動する動きとしては股関節の伸展(後ろに伸ばす)、外旋(外にねじる動き)が挙げられます。

②恥骨大腿靭帯(股関節の内側)

こちらの靭帯は股関節の内側にある靭帯で主に股関節の外転(外に開く)動作や伸展を制動します。

③坐骨大腿靭帯(股関節の後ろ~外側)

こちらの靭帯は股関節の後面を走行する靭帯で、坐骨(骨盤から)に
走行しています。こちらの靭帯は股関節の外転、内旋(内にひねる)を制動しています。

このように、股関節は前後左右から靭帯が走行し、動きを制限しています。
ただ、筋肉のアンバランス状態などにより靭帯での制御に頼りすぎてしまうと股関節痛が生じてしまう可能性があるので普段からストレッチや筋トレを行っていくことが大切ですね!

以上股関節周囲の靭帯について紹介していきました。今回の記事が参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!

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