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「世界はこうして平和になっていく」

訪問看護でもうかれこれ4年以上担当してもらっている、ベテラン看護師とのある日の会話。

看護師「先週はごめんねー!急な風邪で休んじゃって」
私「いえいえ」
看護師「実は今朝もちょっと鼻づまり気味なんだけど、熱はもう下がったから……ぐすん(鼻をすする)」
私「辛そうですね」
看護師「うつさないから安心してねー!アッハッハ!」

3年前……いや、ほんの1年前であれば考えられなかった会話である。

昨年の5月あたりまでは、たとえコロナではなかったとしても、風邪症状が出た時点でコロナと同等の扱いをされ、問答無用で5日間の欠勤を余儀なくされた。

私自身、コロナショックの初期はちょっとした発熱でコロナ感染を疑われ、その日のうちにPCR検査や採血を受けさせられた。

検査結果は陰性だった。

もちろん、当時はコロナの正体がまるでわからなかったから検査が無駄だったとは思わないが、いつまでも臨戦態勢ではいられない。マスクを含め、全体の規制とともに少しずつ警戒心が緩んでいくのは必然の流れだろう。

こうして、世界は少しずつ平和になっていく。

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