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変革の兆し

気付けば前回の投稿から2週間が過ぎており、毎日投稿が叶わなかったことと、毎日が一瞬にして終わってしまうことを改めて感じさせられております・・・。かといって、その間動いていない訳ではありません。多くの学びを得て、自分の血肉とすべく頭の中で渦を巻いている状態です。ちょっと身に付くまでに時間が掛かっているだけです。

私が違いを勝手に感じただけなのか?

旬なネタではありませんが、今回の選挙はいつもの選挙と違って色々と波乱に満ちていたように思います。大な事件もありましたし、選挙そのものの熱量も高かったように感じます。『今回の選挙で国民が正しい選択をしないと日本が危ない!』という言葉も演説の中では使われていました。今までの与党を否定するだけの演説とは違った雰囲気が感じられたのは私だけではなかったと思います。日本の未来を憂い、このままではいけないと想い若い世代の方が自ら立ち上がり意見を主張している姿を沢山見ました。本当に『必死』という言葉の通り、死を覚悟しているのかと思うくらいの行動量と今までの政治家が触れてこなかった闇の部分を曝け出し根本的に政治を変えようと志した方の魂の叫びを聞いた選挙戦だったと思います。

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共感が人を突き動かす

それと大きく従来の選挙で違いを感じたのは、街頭演説での単体動員が1万人を超えたという事です。私の短い人生ではお目にかかった事がありません。私もどちらかというと政治に冷めているタイプなので演説を聞いても『ふ~ん。』程度にしか感じないのですが、今回の選挙に出ておられる方は全く今までの演説とは性質が違いました。本気で日本を救いたい、この国に生きる人を幸せにしたい、という想いで動いている事が伝わってくるんです。不思議ですね人間って。言葉が上手くなくても、本気度や想いの強さ、その想いの純度みたいなものは自然と伝わる様になっているみたいです。自然と期待し、その政党や人物が何かを変えてくれる、今まで国民の為などと言いながら裏切ってきた人達と違う、という想いにさせてくれます。そして、そもそも本当にその人達の事を考えているから『こんな国にしたい』『こんな社会にしたい』に皆が共感します。そこには政治についての知識など関係がありません。人として、一人の国民としての共感になっていると思います。

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どこまでを自分の責任範囲と捉えるか

共感で人が動くのは企業における活動も同じです。ただし経営者として想いを伝える時、私自身も抜け出せていない壁があるように感じます。それは『自分の責任範囲はどこまでなのか?』という事です。

自分の責任範囲を『自分自身』『家族』『社員』『会社』『取引先』『地域』『日本』『地球』のどこまで含めるかという事を意識せずに、自社の想いやビジョンを伝えても正しく人に伝わらなかったり、まったく共感されない可能性が高いようです。要は『こんな世界にしたいから、日本はこうあって、地域は・・・』という風に自分の責任範囲が明確で、その為の日々の活動をしている、自分はこう動く、という繋がりが見えなければ局所的な利権に絡む人たちにしか共感されないという事です。責任範囲は当然ですが経営者の選択だと思いますし、強制されるものでは無いと思います。ただ、範囲が狭くなると圏外に居る人達から見て『自分の利益の為に動いている人』という目で見られる危険性があるな・・・と感じます。

また結局自社と社会の位置関係が正しく掴めなくなり極端な事を言えば『社会の事は知らないけど、自社はこういう想いでやってます。』という社会があるから会社が存在するという基本的な位置関係が抜け落ちてしまいがちです。これを忘れてしまうと、自分の為に自分のやりたい事を人を使って叶えることになってしまう可能性があります。

どうせならジャイアンの様な人間になりたい

ジャイアンの名言と言えば『お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの』です。地球も、社会も、地域も、会社も、自分自身も全て責任範囲に捉え自分の力と皆の力を融合させ世の中を動かす力に変えていきたいと思います。

ジャイアン

変革の兆し

今回の選挙や世の中に出ている出版物などを観ていても、『人を道具として見ない』『一人の想いに共感して』という文脈のものが増えてきています。しかも単なる理論や理想論としてではなく、人物が立ち上がり人を巻き込み動き始めている実例が多く見受けられます。これまで疑いもなく『お金儲け』を善としてきた世の中で、まだまだ少数派ではあると思いますが共感や楽しさワクワクを原動力として動き始めている人達がいます。世の中にお金以外の物差しが認められ受け入れる土壌が出来上がりつつあります。

今回の選挙は顕著な実例だと思います。この動きを見てまた新たな人物が立ち上がるんじゃないかと期待していますし、私も次の人物になるべく日々努力を続けたいと想います。

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