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創業融資 面談に行った。

政策金融公庫から電話がかかってきた。面談に必要な書類などを郵送で送ったのでこの日のこの時間に来てほしいとのことであった。
翌日には速達で封書が届いた。必要書類関係の中身は過去3年分の所得証明、税金や公共料金の支払いの証明、開業後の売上に関するエビデンス、住宅ローンや自動車ローンなどの残債を証明する書類、預金残高がわかる通帳などなど。

なんとか書類を揃えて面談に向かう。

隠すことはないのですべてを揃えて面談した。ただ事業に対してのエビデンスなんて何にもないので、困った。これから創業である。SWOT分析や3C分析してみて、自分の強みと弱みを考える。やはり法人向けの仲介しかないなあと思った。1人で起業である。長い付き合いから買主はたくさんいる。売り物さえ受託できれば商売にはなる。会社設立登記が完了したら、昔の同僚から客付け依頼の商業用地などの案件が回ってきた。それらをエビデンスにして仲介手数料を算出した書類を作成した。
そして俺は指定された時間に政策金融公庫の熊谷支店を訪問した。

最初から貸付ありきのありがたい面談。

多少の緊張のなかで、俺は呼ばれた。そしてパーテーションに仕切られたブースに腰かけた。何度もシュミレーションして書類も確認した。担当者は非常に親切な人で、端的に質問をしてくるが意地悪な質問は一切ない。勤めていた会社の知名度と役職が信用をアシストしてくれているのを感じた。肩書がなけりゃただのおっさんの俺。多少のはったりはしたが面談するまえから融資貸付ありきの対応でありがたかった。書類提出と面談を終え、政策金融公庫をあとにした。

融資承認の電話

8月のお盆の前に融資承認の電話があった。設備投資資金200万円。運転資金300万円。金利は固定で1.35%、6カ月据え置きで7年払い。個人保証はなし。実行は8月15日ごろ。条件は宅建免許を取得したら写しを提出すること。であった。
お盆明けに通帳記帳したら無事に実行されていた。もう後には引けない状況である。

法人の通帳作成は時間がかかりすぎ

法人登記が終わり、取引用の通帳をつくろうと思った。友人から都市銀行は断られると聞いていたので信用金庫に電話してみた。法人の口座を作りたいと申し出たところ、謄本と定款、銀行印とBOリスト?と本人確認を用意してほしいといわれた。
BOリストってなんだ。電話では、はいはいと言って切ってしまった。司法書士に確認してみた。司法書士も最初はわからず、その後に電話がかかってきた。答えは実質的支配者リストで株式会社でのみ登記書類にあるそうである。こっちは合同会社であるのでそんなものはない。
必要書類を携えて信用金庫に行った。受付で法人の通帳をつくりたく、先日電話したものでよろしくお願いします。と言った。受付の女性に書類を提出したあと席で待つ様にいわれ俺は席に座った。なんだかお腹が痛くなってきた。トイレに行きたい。受付の女性にちょっと外でてもいいですか?と尋ねたところどうぞといってくれた。近くのセブンイレブンで用を足してきた。
しばらくすると支店長代理の人が俺の席にやってきた。そしてブースにくるように言い渡された。法人の通帳は今日の今日できないという。そしていろいろ質問された。事務所の設置が終わっているのか?電話は開通しているのか?定款の中に不動産業の他に飲食店経営とあるがどうしてか?信用金庫は地域の金融機関であるため営業エリアはどうなのか?などなど。
一つ一つ回答した。ここでも勤めていた会社のネームバリューと肩書がものをいった。また姉さんが食堂を経営していることも定款の整合性を高めてくれた。しかしこの面談では通帳がつくれない。支店長代理からは本部の許可が出たら連絡をくれるとの事で信用金庫を後にした。

その後に何度か事務所に確認に来たようだ。そして電話がありやっと口座ができた。信用金庫に訪問してから口座開設まで2週間ぐらいの時間を要した。








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