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山田君 不動産で世を渡る※宮城県松島のホテルで大失敗VOL15 土壌汚染

俺は財務部長と松島に向かった。とにかく宮城県では土壌汚染対策指定区域がないから、わからない事だらけである。
とりあえず現場の地図と土壌調査結果表など資料の一式は財務部長に渡してある。まずは役所に聞いてから進むしかない。

松島町役場で相談してみた。話は聞いてくれるが、なんせ宮城県には土壌汚染指定地域がないので取り扱いの経験もないとの事。県庁に行って聞いてくれ。そんな感じで俺たちは役場を後に宮城県庁に向かった。

俺たちは仙台駅を降り県庁に向かった。さすがは杜の都である。自然の緑と人口的な緑の調和で町が整っている。
杜の都の所以は、伊達政宗が飢餓に備えて家々に果実のなる木を植えさせ、敷地を杉で囲んだ姿が均整がとれた都、森の都と呼ばれたことによると聞いたことがある。

宮城県庁に出向くと、それなりの部署に通された。たしかに大規模な工場を廃止するときや、大規模な土地を売買するときには届け出みたいな法律がありそうだ。財務部長はいろいろと担当者と打合せを行った。国定公園みたいな場所で自然由来の調査結果にたいして、今後の開発に対してどのように進めればいいのか。県庁でも即答はできない事案であった。ひとまずはこれで俺たちは仙台をあとにした。県庁からの回答を待ってから行動しるしかない。

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