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お嬢様と野生児

自己評価と他者評価で一番ずれてるなぁと感じるものは、第一印象かもしれない。

仲良くなるとだいたいの人に、「意外~、そんな人と思わなかった!」と言われる。

「日に焼けるなんて絶対にイヤ。」
「家ではアロマをたいて過ごしています。」
「一日の始まりはヨガです。」
「虫は絶対に無理!」
「毎日、読書をして過ごします。」
「習い事はお茶とお花です。」
「エステに通ってます」
「血を見ると貧血をおこします」

総合すると、そういうイメージのようだ。
要するに「お嬢様」だ。
たぶん育ってきた環境が関係しているのだろう。

しかし、私はどちらかというと野生児だ。

ダンゴムシやコオロギ程度なら素手で触れる。(職場の子はみな触れなかった)
ゴキブリも巨大な蜘蛛もそこらへんにある雑誌でたたき殺すことができる。
日傘は1本も持っていないし、日に焼けるのも別にかまわない。
アロマや香水など、匂いがするものは基本的に気持ち悪くなるのでNGだ。
「冒険」「探検」というワードに弱く、草むらに覆われている階段などを見ると無性に行きたくなる。
都会より田舎が好きだし、洋服が汚れても別に気にしない。
落ちた食べ物を食べるのも平気だ。(別に3秒じゃなくても食べれる)
手術シーンを見るのも平気だし、なんなら今、一番興味があるのは動物を解体して食べるまでの一連の流れを体験することだ。

付き合いが長くなってくると、「小学生か!」「マニアックだねー」「テキトー」「おおざっぱ」「雑すぎる‥」などと呆れられるようになる。

結果、「あー、こぼれてるよ!」とか「危ない危ない!」とか常に心配し、世話をやいてくれる人が周りに集まってくる。

あ!
そういう意味では一周回って「お嬢さま」といえるのかもしれない。








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