あかり

アラフィフ間近でまさかの自分探しをするはめに。 広く浅い好奇心と直観で生きています。

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アラフィフ間近でまさかの自分探しをするはめに。 広く浅い好奇心と直観で生きています。

マガジン

  • 旅行での出来事

    旅行先で起きたトラブルや、不思議な話。

  • 自分で選択する人生への挑戦

    仕事を辞めたあと、自分が本当にやりたいことを見つけるまでの話。(現在進行形)

  • トンネルの中

    仕事を辞めることを決意するまでの憂鬱な日々の記録。

  • 行ってみよう、やってみようシリーズ

    好奇心の赴くままに、行ってみたりやってみたりした体験記事のまとめです。 旅、自然、講演、アート、など。

最近の記事

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自意識過剰を克服する

noteを始めてよかったことの1つに「自意識過剰の克服」がある。 世の中に自意識過剰を自認している人はたくさんいるとは思うが、私ほど自意識過剰の人もそうはいないと思う。 まず家庭環境がよかっただけに、小さいときから「姿勢をよくしなさい」「髪が伸びているから切りなさい。」「お化粧をきちんとしなさい」「親戚がいる場所ではきちんとした服装にしなさい」などなど、常に他人から見られることを意識させられてきたというベースがある。 いつ誰がどこから見ているかわからないという感覚は常に

    • 気分が晴れない理由

      朝から「どうしてこんなに気分が晴れないんだろう。」と考えていて、昨日法事で親戚と会ったからだと気がついた。 私の親戚は似たような環境にいる人が多い。もう70歳近くになるが、みんな美しく装っていて、美味しいものを食べるのが好きで、話題が豊富だ。久しぶりに会ったとたん、「髪型がいい。」「姿勢がいいねー。」「顔のできものはどうしたの?」と言われ、母からは「姿勢はいいけど、お腹がでてるね。」と言われた。 とても自然な会話の中なのでそのときは何とも思っていなかったが、なんでこんなに

      • 川瀬敏郎さんの花と旧白洲邸「武相荘」

        ~行ってみよう、やってみようシリーズ⑬~ 白洲正子の「美の種まく人」を読んだのは、私がまだ20代の頃だったと思う。その中に出てくる川瀬敏郎さんが生ける花に、当時の私は強い衝撃を受けた。 川瀬敏郎さんの花は、私が今まで目にしてきたフラワーアレンジメントや華道とは明らかに一線を画しており、花・花器・空間のすべてがその場所にその形であらねばならない明確な意味と意志を持って存在していた。 「自分と花」。 その2つしか存在しない異空間の中に、一瞬にして連れて行かれるような圧倒的な求心

        • 自分で選択する人生への挑戦⑫~20年越しの夢をひとつ叶える~

          プロローグ 白洲正子の「美の種まく人」を読んだのは私がまだ20代の頃だったと思う。 その中に出てくる川瀬敏郎さんが生ける花に、当時の私は強い衝撃を受けた。 川瀬敏郎さんの花は、私が今まで目にしてきたフラワーアレンジメントや華道とは明らかに一線を画しており、花も花器も空間もすべてが、その場所、その形でなければならないという明確な意思を持って存在していた。 「自分と花」。 その2つしか存在しない空間の中に一瞬にして連れて行かれるような圧倒的な求心力と、1対1で対峙しているかの

        • 固定された記事

        自意識過剰を克服する

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        • 旅行での出来事
          2本
        • 自分で選択する人生への挑戦
          11本
        • トンネルの中
          9本
          ¥500
        • 行ってみよう、やってみようシリーズ
          13本

        記事

          アンテロープキャニオンで精霊に会ったかもしれない話。

          今から十年以上前、アメリカのグランドサークルを巡るツアーの中でアンテロープキャニオンに行ったときのことである。 アンテロープキャニオンは、アリゾナ州にある砂岩に囲まれた渓谷で、先住民族ナバホ族の居住区内にあり、現在もナバホ族が管理を行っている聖地である。 鉄砲水などのおそれがあることから自由に出入りすることはできず、必ずナバホ族によるガイド付きツアーに申し込む必要がある。 アンテロープキャニオン周辺は非常に乾燥しており、風が吹くことで砂や小石が舞い上がり、サバンナのような

          アンテロープキャニオンで精霊に会ったかもしれない話。

          お金を払うということ。

          最近「お金を払う。」ということについての考え方が、少し変わってきたように思う。 昔は、とにかく「欲しいものをできるだけ安く買いたい。」と思っていて、似たような製品だったら、安い方を買って満足していた。 しかしだんだんと、似たような製品でもよく見ると素材が違っていたり、操作したときの感じがなんか気持ち悪かったり、動きがスムーズでなかったりと、微妙なクオリティの差があるということがわかってきた。 それは年齢を重ねて、目が肥えて安い商品にあまり目がいかなくなったのもあるし、長

          お金を払うということ。

          急に日本について考えてみる。

          最近、途上国の深堀ゼミを受講したせいか、日本という国についてよく考える。 考えれば考えるほど日本という国の国民性って不思議だなぁと思う。 自然災害が発生したときの民度の高さは、よく世界中でニュースになったりするが、まさにそういう国民性のことである。 世界情勢を学んでいると「よくもまぁ、そんなに自国の発展や利益ばっかり考えられるなぁ。」と逆に感心してしまう。 植民地、奴隷、搾取、戦争のコントロール、クーデター、テロ、なんか根本的に私たちとは発想が違う気がする。 日本は、経

          急に日本について考えてみる。

          トルコでラクダにかまれた話

          今から15年くらい前、トルコ周遊ツアーに友人と2人で訪れたときのことである。 カッパドキアかギョレメだったかの自由行動中に、ラクダを発見した私は写真を撮ろうと、何も考えず無防備にラクダに近づいた。 ラクダに近距離まで接近し、写真を撮ろうとしたその瞬間、ラクダの首がうにょーと伸び、私の左手首にぱくっと嚙みついた。 ラクダの動きは緩慢だし、噛みつかれた瞬間はそれほどびっくりはしなかった。 そのうち放すだろうと楽観的に考えていたその瞬間、「バキバキバキ」とすごい音がした。 「

          トルコでラクダにかまれた話

          自分で選択する人生への挑戦⑪~知ることって楽しい!~

          仕事を辞めたことで、時間がありすぎてしょうがない。 申し込んだ「ラグジュアリーな6泊7日カンボジア学校支援のスタディツアー」は10月催行予定なので、まだまだ先だ。 日々、「国際協力」に関する情報を集めている中で、「途上国ニュースの深堀りゼミ」というものが目にとまった。 ZOOMを使って、毎週1回月に4回、途上国のニュースを1つ深堀りしていくらしい。 私は今まで、生活の中でニュースを見るという習慣がまったくなかった。 国内の政治ニュースも自分から見ようとすることはないし

          自分で選択する人生への挑戦⑪~知ることって楽しい!~

          大嫌いだった日傘を買う

          毎日が暑い、暑すぎる! 一歩外に出ると、サウナのロウリュウと変わらないくらい熱い。 2,3年ほど前から薄々気が付いていた。 もうそろそろ日傘を買わなくてはいけないということに。 私が小さい頃、日傘というものは基本的に大きめのレースで出来ていて「それで日よけになる?」というくらい大きく隙間があいているものだった。 私の中で「日傘」と「サングラス」は、実用性はなく、お金持ち感を演出するためのかっこつけアイテムと位置づけられていた。 日傘をさすことでそこはかとなく漂う、お金持

          大嫌いだった日傘を買う

          イッタラ展に行く

          ~行ってみよう、やってみようシリーズ⑫~ 長崎県美術館で開催中のイッタラ展へ行ってきた。 北欧といえばイッタラ。 オサレ女子といえばイッタラのイッタラです。 いやもう外が暑いのなんのって、ガラスを見るだけで体感温度マイナス5℃。 イッタラはフィンランドを代表するライフスタイルブランドで、有名建築家やデザイナーとともに、機能美を追求しつづけ、創立140年になるそう。 (日本では、イッセイミヤケ・ミナペルホネン・隈研吾などとかかわりがある。) 本展では、450点以上の作

          イッタラ展に行く

          自分で選択する人生への挑戦⑩~とはいえヘタレ~

          こうして、やりたいことは見つかった。 やりたいことを見つけるまでは、「やりたいことさえ見つければ、それからはそこに全力を注ぐだけだ。見つかればすべて解決!」と思っていた。 しかし、いざ見つかってみるとそれを「仕事」にする方法がわからない。 「英語もしゃべれない」「海外で役立つスキルをもっているわけではない。」「年齢も若くない。」今まで何度も自問自答してきたことに加え、夫の説得もしなくてはならない。 夫は私のことが大好き、かつ心配性なので、私が1人で海外に行くなんて絶対許

          自分で選択する人生への挑戦⑩~とはいえヘタレ~

          自分で選択する人生への挑戦⑨~ZOOMで占ってもらう~

          こうして私は、無事ZOOMデビューを果たした。 求職活動2ヶ月目にはいったある日、妹から「気が向いたらやってみて~」と知り合いの占い師を紹介してもらった。 もともと占いは好きだし、人生の岐路に立たされてる今、やらない理由は何もない。 早速予約してみた。 ZOOMで対面したその人は、同年代くらいの話しやすそうな女性だった。 簡単に今の状況を説明し、「これから先の人生で、何をするべきか模索している。」と伝えたところ、「どんな仕事に興味がありますか?」と聞かれたので、「地域活

          自分で選択する人生への挑戦⑨~ZOOMで占ってもらう~

          自分で選択する人生への挑戦⑧~ZOOMデビューする~

          ZOOMでオンライン相談‥。 機械オンチかつ自意識過剰の私からすると、ZOOMというものの壁は厚く高い。 会社員時代にZOOMの講義に参加したことはある。 しかしそれは誰かがセッティングしてくれたものに参加しただけにすぎず、セッティングの段階は知らないし、一方的に聞いていただけで、相互にやり取りしたわけではない。 さらに何度も言うように、私はすさまじく自意識過剰で他人の目が気になるタイプだったので、ZOOMなんて絶対やりたくないと思っていた。 「変な声と思われたらどう

          自分で選択する人生への挑戦⑧~ZOOMデビューする~

          自分で選択する人生への挑戦⑦~シンギングボオルと出会う~

          noteで投稿を続けるうちに、インスタへも投稿することができるようになっていた。 SNSアレルギーがだいぶん治ってきたある日、偶然インスタでシンギングボオルの演奏を見た。 「あ、これやりたい!」と直感した。 「私がやりたいことってこれなのかもしれない!こんな風に「無」の境地で、周りの自然と一体化して演奏できたら気持ちいいだろうな。そして周りの人にも感動しえもらえたら最高じゃないか。」とテンションがあがる。 大自然の中で、神秘的な音を奏でる私。 霊験あらたかな神社などで、

          自分で選択する人生への挑戦⑦~シンギングボオルと出会う~

          自分で選択する人生への挑戦⑥~noteデビューしてみる~

          妹から「note」を勧められ、なんとかアカウントはつくってみた。 もともと文章を書くのは好きだし、仕事を辞めたばかりなので、書きたいことは山ほどある。 しかし、あまりにもプライベートな内容なため、「会社の人が気づいたらどうしよう。」「知り合いに私だとばれたらどうしよう。」「『この人の考え方おかしいでしょ』と思われたらどうしよう。」と無数の「タラレバ」が頭をよぎる。 断言できるが、仕事を辞める前の私なら、間違いなく「公開」せずに終わっていた。 だが今の私は違う。 「もう周り

          自分で選択する人生への挑戦⑥~noteデビューしてみる~