見出し画像

ノーザンファーム生産頭数 2024

 お久しぶりです、mokomoko競馬です。
ネタもなかったので暫く記事を書いていませんでしたが、G1シーズンということで戻ってきました。

 近年のビックレースではノーザンファーム(以降NF)生産馬の活躍が目立っています。実際、昨年の平地G1は24タイトル中14タイトルをNF生産馬が獲得しました。つまり、NFの今年デビューする2歳馬の中にビッグタイトルを獲得する馬がほぼ確実に存在するということです。
 ということで今回は、24年デビューのNF種牡馬別生産頭数をランキング形式で見ていきたいと思います。私が注目した馬にコメントする形で紹介します。

順位(1~30位)

青枠は新種牡馬

1位~10位

 44頭で堂々の1位はエピファネイアです。3冠牝馬デアリングタクトと皐月賞を勝ったエフフォーリアの活躍で評価がうなぎ登りになった時期の仔です。それ以降は期待ほどの活躍馬はないですが、今年はクラシックの出走馬もいますし、アーモンドアイの仔をはじめ24年デビュー組も期待できると思います。
      
 37頭で2位のドゥラメンテは今年がラストクロップとなっています。これまでにG1馬を多数輩出しましたが、現3歳は現時点では不作なので後継を盤石にするためにも牡馬の大物を輩出したいところです。

 同率2位のサートゥルナーリアは新種牡馬でもっとも多く生産されています。実績以上に血統や早熟性を評価された種牡馬だと思うので、このようなタイプの種牡馬が成功するか否かは今後の馬産にも影響を与えると考えられます。

 今最も勢いのあるキズナも同率で2位です。今年の3歳は桜花賞、皐月賞共に多くの産駒が出走します。NFの生産頭数が多くなったのがこの世代からなので今年デビューの世代も当然かなり期待が持てます。

 5位のレイデオロは現状やや微妙な成績なので、評価が落ちる前に活躍馬を出しておきたいところでしょう。

 8位のアドマイヤマーズ、10位のナダルも新種牡馬で、前者はダイワメジャーの後継として、後者は早熟性に加えて既に土着しているロベルト系という血統が期待されていると考えています。

 同率10位のサトノダイヤモンドは既に社台SSにはおらず頭数も減少し、成績も芳しくないので、NFの生産頭数が多い2世代でなんとか後継を出したいところです。

12位~30位

 12位はキタサンブラックです。なんと300万円の世代で今の1/6以下の料金となっています。全体を考えるとNF生産数はこれでも多い方なので、デビュー以前からそれなりに期待されていたことが伺えます。

 13位のフィエールマンは非社台SSの繋養馬で最も頭数が多いです。正直、実績だけで考えれば社台に入れなかったのは謎ですが、初年度ということでそれなりの数が生産されています。ディープ産駒後継でも数少ない母系が欧州型のタイプなので、米国系の繁殖との相性も問題ないと思うので私個人としてはかなり期待できるのではないかと思います。

 同率13位のルヴァンスレーヴは国内ダート馬では最上位の頭数です。3歳時の能力は歴代屈指だったのでこの評価は納得だと思います。

 20位にスワーヴリチャードが入りました。12頭ということで正直少ないですが、全体がそもそも少ないので仕方ないところです。古馬中距離G1を2勝し種付料も比較的安価にもかかわらず、頭数が少なかったのは以前から疑問だったので産駒が活躍してからの評価の変わりようは面白いですね。

 22位タイは日本では鳴かず飛ばずもニュージーランドで活躍馬を出したサトノアラジン、活躍馬多数もなぜかセリ価格がお得なハービンジャー、NFの高い期待に応えらずもダートで奮闘するオルフェーヴルと濃いメンバーとなりました。

 あとは26位に高齢のバゴがいるのも面白いと思います。系統も珍しいのでなんとかこの7頭から後継種牡馬が生まれて欲しいです。

順位(31~)

青枠は新種牡馬


 31位に去年ダービー馬を輩出したサトノクラウンがいます。タスティエーラを排出しましたが、それ以外ほぼ活躍馬がいないのでかなり奇跡に近いと思います。逆にこの馬のおかげで生産頭数が少ない馬たちにもチャンスはあるとも言えます。

 37位にミスターメロディがいます。NFとは縁もゆかりもありませんが名種牡馬スキャットダディの仔としてかなり人気種牡馬となっています。

 同じく37位にマインドユアビスケッツがいます。産駒のデルマソトカゲは日本の歴史上でもかなり凄い馬だと思うので流行ってほしい種牡馬ですがかなり地味で話題になりません。

 37位には米三冠馬アメリカンファラオもいます。日本での産駒は好調ですが、米国ではほぼ活躍できずどんどん種牡馬価値が下がっています。(日本に売ってくれ。)

 お待たせいたしました、49位で産駒数1頭という趣味枠を紹介します。

 一番目につくのはバンドワゴンとかいう謎馬です。スワーヴリチャードの兄ですが、最高成績がきさらぎ賞2着という何とも言えない馬です。珍しいダンシングブレーヴの直系の子孫なのでNF中に血統マニアがいてこの馬を選んだのかもしれません。

 ダービー馬ロジユニヴァースも1頭付けられています。ヴィクトワールピサがいない今、日本のネオユニ系を繋ぐためにはこの1頭にすがるしかないのかもしれません。

 ノットディスタイムという知らない馬にも付けられていたので調べました。ブリーダーズCジュベナイル2着の馬で去年はエピセンターなど米国で産駒がかなり活躍しました。先見の明がある人がいたということでしょうか。

 マクマホンはトーセンの島川氏が持っている繁殖がNFにいたということでしょうか。というかそれくらいしか考えられません。

まとめ

 ランキングは以上となります。これからを担う若駒たちの活躍をデビュー前に予想するというのも面白いです。種牡馬全体ではキズナ、ドゥラメンテの産駒がクラシックなどで活躍するという予想で、新種牡馬ではフィエールマンが活躍すると考えています。
 最後に、掲載した頭数はあくまで生産頭数ということで、全ての馬がデビューできる訳ではありませんができるだけ多くの産駒が美時にデビューを迎えることができるように祈っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?