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「仕事のコツが分からない自分」を受容することも、大切だと思う

「#仕事のコツ」についての記事なのに、遠回りなタイトルになりました。今日の内容は、「仕事のコツ」について、はっきりと書いている記事ではないかもしれません。

でも、「仕事のコツ」をさがす前提として、まず「仕事のコツが分からない自分」を受け入れる(受容する)ことも大切だなと最近思ってきました。

そのきっかけとなったのは、キャリアコンサルタントの資格取得の学びです。

今までの私は、「仕事のコツ」をさがす時にまず、「仕事のコツが分からない自分はダメだ」と否定する所から始めていました。

そんな私がどんな経緯で「仕事のコツが分からない自分」を受け入れることも大切だと思うようになったのかをお話ししたいと思います。

〇 今回のお題について

「#仕事のコツ」というお題があったので、「自分が培ってきた仕事のコツって何かな♪」と考えてみました。

しかし、「仕事のコツがみつからない・・」

私は、今までの仕事の経験で、仕事のコツを見つけていないことに気が付きました。

「そうか、私は仕事のコツが分からないんだな・・。一つも。」

〇 同僚に、仕事のコツをアドバイスされることはあった

私は仕事のコツが分からない一方で、過去、同僚だった方々から仕事のアドバイスをいただくことがありました。

その内容で多かったのはこれです。
「もっと、肩の力を抜いて仕事をしたほうがいいよ。」
「肩の力を抜いたほうが、もっと効率よく仕事ができるよ。」

同僚の方々は、私のことを思ってアドバイスしてくれたのだと思います。
私も、私の仕事の効率が悪いから、周りに迷惑をかけているという空気を感じていました。

このようなアドバイスをいただいた時はいつも、
「肩の力が抜けない自分はダメなんだ。じゃあ、仕事のコツを掴もう。」
「私は仕事の効率が悪いんだ。ダメだ。じゃあ、仕事のコツを掴もう。」

と、「仕事のコツが分からない自分」を否定してから、仕事のコツを掴もうとしていました。

でも、物心がついた頃からずっと肩の力が入ったままです。なので「肩の力を抜く」という感覚が分かりません。

仕事の効率も悪いかもしれないけど、一つ一つの仕事(役割)に丁寧に向き合いたいというスタンスは、子どもの頃から変わっていないので、急には変われません。

なので「仕事のコツが分からない。こんな自分はダメだ。変わらなければ。」と必死になっていたらもっと肩に力が入ります。悪循環です・・。

結局、仕事のコツが掴めないまま、専業主婦になりました。

「もう私はこのまま、仕事のコツが掴めないのかもしれない。」
「もし将来、再び仕事に就いたとしても、また周りに迷惑をかけるかもしれない。」
そんな焦りと自己否定を抱えたままでした。

〇 キャリアコンサルタントの資格の学びを通して

1年前に、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。
その学びを通して、興味深いことを学びました。

それは、カウンセリングの基本的態度の中の1つ、『受容的態度』です。

受容的態度
批判や非難の目を向けることなく、受容的な態度で話し手に接すること。話し手をひとりの人間として大切に思いやること

木村周『キャリア・コンサルティング 理論と実際』雇用問題政策研究会

これは、カウンセリングの基本的態度なので、キャリアコンサルタントと相談者さんの間での話なのですが、この「受容的態度」は、自分自身と向き合う時にも使えるなあと思いました。

「仕事のコツが分からない自分」に批判や非難の目を向けることなく、受容的な態度で接する。自分をひとりの人間として大切に思いやる。

その視点でいえば、「仕事のコツが分からない自分」に対して、まずは否定的な感情を抱くのではなく、ありのままを受け入れることが大切だと思いました。

その後、どう動くかは自分次第です。
「肩の力を抜いて仕事をするコツを学ぶ」もアリ。
「肩の力が入る=責任感が強い。これを活かすコツを学ぶ」もアリ。
「今は現状維持でいい」もアリ。

数ある選択肢の中から、選ぶ権利は自分にあると思います。

〇 おわりに

この記事は、「仕事のコツ」についてダイレクトに示唆する内容にはなっていないと思います。

でも、「仕事のコツ」をさがす前提として大切だなと思うことを書きました。

もし、「仕事のコツが分からない」という時に自分を否定している場合は、「自分を受容してみる」こともおすすめです。

#仕事のコツ

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