ライブカメラマンについて思うこと。

■前書きと持論。


大暴乱前日のNEX_FEST、とある海外バンドが前日にInstagramのストーリーズでカメラマンを募集しました。あまり聞かない募集ですが担当のカメラマンの予定が合わなくなってしまったのでしょうか。そんな窮地にとある女性が応募をします。その女性はフリーのカメラマンであり、そのバンドのファンでもありました。バンドに対して並々ならぬ想いを送ったそうです。その結果、彼女はカメラマンを任されることになり、飛行機に乗ってギリギリで会場に到着。念願叶ってライブ撮影が出来たという素敵な話をX(旧Twitter)で目にしました。(表面的にしか見ていないので語弊があるかもしれません。)

カメラマンにとって自分の好きな被写体を撮影できると言うのは非常に幸運なことです。僕自身は一応プロと言って良いかは微妙ですが、定期的にお金を頂いて撮影をさせて頂いております。ただ、メインの被写体は風景で、ライブの撮影は自身が所属する大学の軽音サークルで数回行っていて、経験があるレベルです。

■ライブカメラマンの難しさ

カメラマンと言っても専門とするものは様々。広告、ポートレート、建築、風景などなどありとあらゆる種類のカメラマンが存在します。被写体によって要求される技術は変わりますし、どんな被写体であっても違った難しさがあると思います。

ライブカメラマンにおいては様々な状況を考慮しながら撮影をする必要があると、アマチュアレベルでも感じます。被写体が常に動き続ける、撮影環境が変わる、観客の邪魔にならないなど、様々な制約がある中で最大限被写体を魅せる写真を撮らなければなりません。そのためには当然、事前準備が重要となってきます。これには機材や技術力も含まれますが、私が言いたいのは被写体とするバンドやライブに関しての知識と理解です。

冒頭の例は、ファンの方がカメラマンになった例です。熱狂的なファンであれば、演者が光るポイントや曲の盛り上がるタイミングを把握(熟知)しています。ファンならではの視点で演者を最大限かっこよく撮ることができるカメラマン。これってライブカメラマンとしての理想形の一つなんじゃないかと今回の一件で再認識しました。

誤解しないで頂きたいのは必ずしも一般人のファンをカメラマンにするべきということでも、プレスのカメラマンが問題と言うことでもありません。バンド専属のカメラマンはファンとは違う形で愛を持っているでしょうし、逆にプレスカメラマンでファンを唸らすことが出来る方はそれだけ技術力があるということになりますね。それはそれで素晴らしいことです。

■最後に

今回の一件から、ライブ中のバンド内でのカメラマンの立ち回りや自分だったらどういう設定でどう動くかを意識してみるようになりました。「大暴乱感謝祭」であれば新宿ReNyのここからだと映えそうだな、このソロは観客も入れて盛り上がってる写真を撮りたいな、など。ライブに集中しろと言われそうですがもちろん100%楽しませていただいた上で、20%妄想していました(笑)
実際にカメラマンをやりたいという気持ちは当然ありますが、実際にやるとなるとそれはまた別の話だとは思うんですけどね。ただ、一瞬でも夢を見させてくれたカメラマンの方とNEX_FESTと大暴乱感謝祭には感謝していますし、根本的に写真が好きな自分を再発見できた、そんな貴重な数日間でした。


■マジの最後に

本文にマジで関係ないのですが、ポートフォリオ貼らせてください。

ギター
東京国際フォーラム①
東京国際フォーラム②
東京タワー
スカイツリー
レインボーブリッジ
USJ ホグワーツ城


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?