中飛車対後手超速2枚銀

自分が先手、戦型は中飛車対後手超速2枚銀。

図①、38手目△54同飛まで

本譜は▲75歩と桂頭攻めを狙っていったが、これは実は悪手だった。
以下、△同歩▲74歩△76歩▲68角△65桂▲同銀直△同銀▲同銀△59飛成▲同金△58歩、が一例。先手は銀桂交換の駒得をすることはできたのだが、△58歩からずっと受けに回る展開になってしまうので後手が少し良くなってしまう。

ここは▲55銀左とすべきで、以下△52飛▲54歩△65銀▲同銀△同桂▲66角△57歩▲45銀、が一例で先手微有利。

図②、52手目△57歩まで

本譜は玉を固めるために▲48金左としたが、△58銀~△67銀成と攻められていたらかなり難しい勝負になっていた。
ここはバランス重視で▲68金とすべきで、以下△56銀▲81飛△41金寄▲52歩△47銀打▲39金△31金▲51歩成△44銀▲同銀△同角▲同角△同歩▲82飛成、が一例で先手有利。

図③、68手目△52歩まで

本譜は▲42と、としたが、それだと相手玉にすぐの寄せがなく難解な形勢になってしまった。
ここは▲43と、とすべきで、以下△同金▲31飛△同角▲43銀成△同玉▲31角成△54玉▲21馬△55玉▲76馬、が一例で先手優勢。

実戦はその後、相手が馬引きではなく歩で受けていたらまだ難しい将棋が続いていたが、本譜は銀を打ち込んでガリガリ攻めることが出来たので勝ち。

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