中飛車対居飛車▲47銀型持久戦

自分が後手、戦型は中飛車対居飛車▲47銀型持久戦。

図①、57手目▲78銀まで

本譜は△51角とした。これは次に△24歩~△33桂~△25歩と相手の角頭を攻めようという意図のものだが、流石に手数がかかりすぎだし、実戦のように▲45歩~▲75歩という仕掛けがあるのであまり良くなかった。
ここは△24角とすべきで、以下▲75歩△同歩▲45歩△96歩▲同歩△45歩▲86歩△83銀▲87銀右△72金▲44歩△35歩、が一例で難解な形勢。

図②、91手目▲16歩まで

図②の局面は対局中は形勢に自信を持っていたが、評価値的にはかなり互角を示しているので少し驚いた。
本譜は△38飛~△37飛成と桂を取りつつ龍を作ったが、相手にも▲13角成と馬を作られたのであまり良くなかったかもしれない。
ここは△77歩とすべきで、以下▲同金△59飛▲28角△94香打▲76香△96歩▲同歩△同香▲97歩△同香成▲同香△同香成▲同桂△96歩▲98歩△97歩成▲同歩△85桂打、が一例で難解な形勢。

図③、95手目▲13角成まで

本譜は△85歩から攻めていった。調子よく攻めれていると思っていたが、手番を渡してしまうと▲84香の反撃も痛く、この攻めが諸刃の剣であったことを思い知った。
ここは△72香とすべきだった。これは次に△65歩から攻めていく狙いである。
△72香以下、▲76香△56歩▲24馬△43歩▲21飛△35歩、が一例で難解な形勢。

図④、107手目▲87同玉まで

本譜は△84歩として相手の▲84香を防ぎつつ玉頭から攻めたが、玉頭戦になるといつでも▲74桂とされるのが厳しく、あまり良くなかった。
ここは△56金とすべきで、以下▲47歩△同龍▲59桂△58龍▲56金△同龍▲84香△同銀▲同歩△81香、が一例で後手微有利。

実戦はその後、厳しく攻めていたつもりが相手からの反撃も厳しく、攻め合い負け。

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