相振り飛車(角交換力戦形)

自分が後手、戦型はこちらの中飛車の出だしから、相手から角交換がされたのちに相向かい飛車になった。

図①、35手目▲28歩まで

お互いの玉形の差や駒の配置を考えると、何となくこのまま仕掛けて戦いにした方がいいと思いつつも本譜は△21飛と自重してしまった。
しかし、ここは△45桂とすべきだった。
以下、▲44角△同銀▲66銀右△55歩▲84歩△同歩▲同飛△83歩▲88飛△57角、が一例で後手有利。

図②、41手目▲66同銀右まで

相手の陣形がまだ不安定な今のうちに何かしら仕掛けを考えたい局面。
本譜は△44歩から桂馬の活用などを考えたが、少し手数がかかるのであまり良くなかった。
ここは△27歩とすべきで、以下▲同歩△49角▲48金△67角成▲同玉△27飛成▲38角△28龍▲75銀△26歩、が一例で後手微有利。

図③、47手目▲68金まで

本譜は△41飛として上手く飛車を成る順を模索したが思ったより上手くいかなかった。
ここは△46歩とすべきで、以下▲同角△27歩▲同歩△26歩▲48金△27歩成、が一例で後手有利。

図④、63手目▲46同歩まで

本譜は△14角と攻防風な角を打ったが、思ったより攻の要素が少なく、実戦は玉頭から手を作られてしまい負けてしまった。
ここは△49角とすべきで、以下▲39金△67角成▲同金△57歩▲36角△58角▲69銀△36角成▲同歩△58銀、が一例で後手有利だった。

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