第48期ゆかなか順位戦A級 対麒麟さん

自分が先手、戦型は中飛車対後手超速2枚銀。

図①、54手目△87銀まで

中盤抑え込まれそうな流れから何とか捌くことに成功し、図①の局面は先手有利。
本譜は▲72飛としたが、△54銀と歩を取られてみると少し攻めが細くなってしまった。
ここは▲61飛と1段目から飛車を打つべきで、以下△51歩なら▲53歩成~▲42歩が厳しい攻めになる。
また、△51金寄には▲同飛成△同金▲53歩成△55角▲43と△41金▲44角、が一例で先手優勢。

図②、62手目△53金まで

本譜は相手に△52歩と打たれないように▲52歩としたが、少し攻めが遅く優位を消してしまった。
ここは▲58飛として△87銀の空振りと、次の▲66歩の狙いを見せるべきだった。
以下、△33角▲42歩△同金▲66歩△58銀成▲同金左△31飛▲71馬△52歩▲62銀、が一例で先手有利。

図③、71手目▲51歩成まで

本譜は△52歩としてきたので、▲同と、とした手が厳しく、また、先手玉は詰みはない状況だったため急に勝ちの局面になった。
ここは△33玉とされたら相手玉を寄せるのが難しく、かといって自玉も受けが結構難しい局面のため、後手有利だった。

実戦はその後、相手玉をしっかり詰まして勝ち。

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