中飛車対三間飛車

自分が先手、戦型は中飛車対三間飛車の相振り。

図①、24手目△33桂まで

本譜は▲39玉としたが、いつでも△15歩からの仕掛けがあるのであまり端に近づくのは良くなかったかもしれない。
ここは▲55歩として、相手が△44歩などから駒組を進展しようとした時に▲54歩を見せた方が良かった。
▲55歩以下、△44歩▲54歩△同歩▲同飛△53歩▲59飛△31銀▲57角、が一例で難解な形勢。

図②、46手目△34飛まで

本譜は▲68金としたが、その後端攻めされた時△35角の両取りの筋が出来てしまったので良くなかったかもしれない。
ここは▲66銀とすべきで、以下△24歩▲75銀△25歩▲84歩△同歩▲95歩△同歩▲59金、が一例で難解な形勢。

図③、66手目△35飛まで

本譜は▲65桂としたが、△34飛と▲26角の狙いを消された時に何を指すのか悩ましい。
ここは▲55桂とすべきで、以下銀を逃げると▲44角があるので△24桂とするが、▲43桂成△同金▲39玉△16桂▲49玉△64香▲58玉、が一例で先手微有利。

図④、82手目△58馬まで

本譜は▲41飛成とした。飛車取りを無視して攻め合いを目指す方針は良かったが、ここは▲84歩とすべきだった。
以下、△69馬▲83歩成△同銀▲82歩△61桂▲81歩成△同玉▲84歩△同銀▲41飛成、が一例で先手微有利。

実戦はその後、87手目に▲22龍とした手があまり良くなく、形勢を損ねてしまった。▲22龍では▲41龍と1段目に逃げていれば▲84歩の狙いもあり難解だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?