中飛車対後手超速2枚銀

自分が先手、戦型は中飛車対後手超速2枚銀。

図①、22手目△73桂まで

本譜は▲68角としたが、ここで1手使ってしまうと△44銀に▲56銀が間に合わなくなってしまうので、自分の想定から外れることになってしまった。
それですぐに形勢が悪くなるわけではないが、この局面は▲28玉とした方が無難だった。

図②、42手目△65銀まで

73の桂を簡単に捌かれたくない、という考えのもと本譜は▲77銀としたが、そこで△55銀とされていたら後手が中央に2枚の銀が並ぶ形が手厚く、少し抑え込まれ気味になってしまい良くなかった。
ここは▲65同銀とすべきで、以下△同桂▲56銀△86歩▲同歩△57銀▲79角△86飛▲88歩△64歩▲65銀△同歩▲57飛、が一例で難解な形勢。

図③、76手目△64角まで

本譜は▲46銀打として、64角のラインを少しでも緩和しようとしたが、△89馬が厳しく、形勢を損ねてしまった。
ここは▲91龍とすべきだった。
以下、△22馬▲46銀打△41金▲71龍△13馬▲35歩△42金寄▲68金、が一例で先手有利。

図④、116手目△33同桂まで

図③の局面から、相手の飛車を取ることはできたものの駒損してしまったのが大きく形勢不利な局面が長く続いたが、図④の局面はチャンスを迎えていた。
そのチャンスを逃さない1手が▲22銀。
以下、△13銀▲11銀成△31金▲12成銀△22銀▲34桂△37歩▲49銀△21金▲同成銀△同玉▲35角、が一例で先手優勢。

実戦はその後、チャンスを逃したためにまた先手優勢になり、そのまま負け。

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