中飛車対後手超速2枚銀

自分が先手、戦型は中飛車対後手超速2枚銀。

図①、40手目△89飛まで

本譜は▲63銀成としたが、ここはできれば▲45歩を利かしたいところだった。
以下、△33銀▲63銀成△75銀▲同歩△69飛成▲54歩△99龍▲53歩成△46香▲44歩△同銀▲48歩△57金▲39銀、が一例で難解な形勢。

図②、46手目△31金まで

本譜は▲54歩としてと金攻めを狙ったが、ここは自陣の受けも考えると▲65桂とした方が良かった。
▲65桂に対して実戦と同じように△63飛とすると、▲同銀不成△48金▲59歩△同龍▲39金打と受けることが出来て先手良し。
また、△33玉と延命を試みるのも▲53桂成△32金打▲54金△53銀▲同角成△24玉▲43銀不成、の展開は先手優勢。

図③、50手目△48金まで

本譜は▲82飛としたが、△33玉と逃げた形が斜め駒を持っていないのと相まって意外に寄せにくい形になってしまった。
ここは▲53歩成とすべきで、以下△同銀▲同角成△49金▲54銀成△42銀▲52飛△33玉▲44金△24玉▲34金△13玉▲42飛成△同金▲同馬△33金▲24銀△同歩▲23金打△同金▲同金△同玉▲32銀△34玉▲43馬△35玉▲36金、が一例で後手玉が詰む変化まである。

実戦はこちらの攻め方が良くなかったり、▲48金と金を取ってしまったことや、その後▲28金と受けに回らなかったことで逆転。
最後は△28金▲17玉△33桂としていたら、▲25金から後手玉を詰まそうとしても△同桂とした手が逆王手になっていて先手負けだったが、相手がそれに気づかなかったので、なんとか勝つことが出来た。

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