中飛車対居飛車5筋対抗形

自分が先手、戦型は中飛車対居飛車5筋対抗形。

図①、36手目△11玉まで

正直この形が一番苦手な気がする。
こちらが少しでも隙を見せると△45歩と角交換を迫られて、相手の飛車に一方的に捌かれてそのまま攻めきられて負け、というイメージが強すぎるのが原因。とはいえ▲66歩と突くとこちらからの仕掛けも難しくなるというジレンマ。
とはいえ、実際は△45歩に▲33角成△同桂と進めば相手の穴熊もそう固くないので形勢的には難しいのだろうと思う。
図①の局面で対局中はどうやって仕掛けようかと考えていたが、過去の悪いイメージを払拭するためにも、次は▲58金左から駒組を試してみるのが良さそう。

図②、60手目△62銀まで

本譜は▲64銀と銀を前進させたが、△46歩の反撃が厳しく形勢を損ねてしまった。
ここは▲61角とすべきで、以下△85飛▲64銀△82角▲77桂△86飛▲43歩成△同金▲同角成△64角▲42歩、が一例で先手微有利。
対局中は▲61角は見えてはいたが、△52歩で受かると思い指せなかった。
ただ、△52歩は二歩の反則なので打てないし、もし打てても▲43歩成~▲52角成で攻めれそうなので悪くなさそうだった。

図③、74手目△64歩まで

本譜は▲53と、と金を取ったが△56角からの相手の攻めが厳しいので金を取る余裕はなかった。
ここは▲32銀とすべきで、以下△65歩▲33と△21銀▲31銀成△同銀▲23と△47金▲同金△同歩成▲同銀△22歩(△46歩には▲33桂)▲12と△同銀▲24桂、が一例で先手微有利。

図④、102手目△46歩まで

本譜は▲58銀としたが、そこに拠点を作られてしまうと相手の攻めがわかりやすくなってしまい形勢を損ねてしまった。
ここは▲46同銀とすべきで、以下△同飛▲55角△47銀▲46角△38銀成▲同玉、が一例で先手有利。

図⑤、118手目△68龍まで

本譜は▲22と、と金を取ったが、これは後手玉の即詰みを逃す悪手であり敗着になった。
ここは▲21金とすべきで、以下△同金▲同と△同玉▲32銀△22玉▲31銀不成△13玉▲22角△24玉▲25金△同桂▲同歩、までで後手玉が詰みで先手勝ちだった。
対局中は何故か△22玉に対する▲31銀不成と角を取る手が読みからすっぽ抜けてたのだから笑えない…。

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