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拝啓、彼の近くにいるあの子が気になって仕方ないあなたへ


過去の私とセッションしてみました


かつて、私がエゴ大爆発ジェラシー祟り神復縁アカウントだったころ
復縁したい彼の近くに、気になる「あの子」がいました。

私は人にこんなに嫌な感情を抱くような人間だったのか、と自分に幻滅しながら、私の脳内は常にその子に対する憎悪で蝕まれていました。
もしかしたら、彼よりもあの子のことを考えていた日もあったかも。
今でもあの日々は忘れられません。

今思うと、私の願いは復縁ではなく、誰も不幸の役回りをさせない、誰も敵にしない、そんな在り方になりたかったのかなと思います。
当時の私はそんなことを自覚するような余裕はありませんでした。


「何故私は自分の世界にあの子を登場させてしまったのでしょう」


クライアント様からよく、こんなご質問をいただきます。
今回はこちらについて、自分の一つの考え方をサクッとお伝えしたいなと思います。
この記事で、少しでもあなたの気分が晴れることを願いながら、過去の自分と対話するようなスタイルで書いていきます。

自分の状況と被っている、被ってないあるかもしれませんが、少しだけお付き合いください。



あの子を消したいのは本当?



「何故私は自分の世界にあの子を登場させてしまったのでしょう」


彼の近くに、今の自分くらい、いやそれ以上に仲睦まじそうに見える女の子がいたとき、あなたは「どうなったらいいな」と思いますか?

「消えていなくなってしまえば良いと思います」
「仕事で大きな失敗でもして、恥をかいて、どこかに飛ばされたらいい」
「身の程を弁えろ」


お、いいですね。ド直球で 笑
その調子です。
では、イメージしてみましょうか。
彼の隣にいて、自分よりも彼を笑顔にしている女の子が、翌日からとある事情で他の拠点に移ることになりました。

これで安心しますか?

「隣にいるよりはマシかもしれないけど・・・でも、今度は別な悩みが湧いてくると思います。
例えば、離れたことで毎日連絡を取り合ってるんじゃないだろうか、とか
あの子が離れたところで、私と彼の関係性は戻ってないし。
もやもやは消えないというか、むしろ虚しい感じもします。」



そうですか。うーん、困りましたね。
じゃあ、モヤモヤが残らないような現実を作った方がよいですよね。
一緒に考えましょう。


「なら、あの子を彼から離した上で、彼が私に振り向いてくれる現実がいいです。」


良いと思います!
では、彼があなたに振り向いて、復縁する現実を作りましょう。
なんならもう、結婚までしちゃいましょうか。


「はい!」


ちょっと、ここで確認したいんですが

このオーダーが通ると彼と復縁して、結婚しちゃいます。

そのあとも人生は続きます。あなたも。彼も。
死ぬまで、彼と24時間、365日、片時も離れないということは、まずないでしょう。


・・・・例えばの話ですが

ある日、彼が昇進し、女性の部下ができました。
新卒のそれは優秀な部下です。
学歴もあり、育ちもよさそうで、地頭もすごく良い。

育成を任せられた彼は、一生懸命彼女のことを考え、帰る時間も遅くなってきました。彼は「育成の一環で、飲みながら語る時間も大切なんだ。でも自分はあなたが一番大切だからね。」と伝えます。

ですが、ある日あなたは目撃してしまいます、部下と一緒に外回りをしている彼の、楽しそうな顔を。
彼は家ではもちろん私に優しくしてくれるけど、あんなに楽しそうな顔、久しく見ていない。

ある日から、休日にもかかわらず彼の社用スマホにその女の子から電話がかかってくるように。会話は仕事のことでしたが、先ほどまで私と会話していた時の表情とは別人のように生き生きしているように見えました。
あの子と話している方が楽しそう。


あなたの中に、過去に身に覚えのある憎悪が湧き出ました。

あなたはまた新たな「あの子」をこの世に登場させてしまいました。

次に、あなたはどのような現実を作りますか?


「・・・また、その子をどこか別な部署に飛ばします」


お!いいですね。飛ばしちゃいましょうか!
では、その子がいなくなった彼ってどんな感じですか。
それに対してあなたはどう思いますか。



「彼は・・・ちょっと、寂しそうですね。仕事で育成にエネルギーを注いでたのにそれができなくなったと。安心はしましたが、罪悪感と、まだ不安があります。あとやっぱり虚無感も。」



この後も、あなたの人生、彼の人生は続きます。

彼は、生きていく限り、あなた以外の女性と接する機会はあるでしょう。
同じ職場、取引先、同窓会で再会した幼馴染、飲み屋で居合わせた綺麗なお姉さん。その都度、あなたは新たな「あの子」を作ってしまうかもしれませんね。


ここで、私から一つの提案が

「あなた以外の女性が大嫌いで会話もできない彼」
「女性のトラウマに悩んでいる彼」
「家に引き篭もる彼」

こんな彼をあなたの側に置いても良いです。


あなたがそれで、本当に幸せだといえるなら。


「ごめんなさい。あの、言いたいことはわかるんです。でも、今の私、本当に嫌なやつで、彼が苦しんでいても、それでも彼が側にいてくれる確信や安心できる材料があればよい、という気持ちがあるんです。でもそんな自分が嫌いです。」


何を謝ることがあるんですか。
そう思ってもいいんですよ。むしろ、正直でいいと思います。
正直な人は大好きです。いいんですよ。それで。

じゃあ、どんな自分なら好きですか?
これを考えてみましょう。


「それは・・・わかりません。その部分を考えると、急に頭が真っ暗になります。自分が、何になりたいか。自分がどうしたいか。自分が、何が好きか。この質問が、今の自分には一番つらいです。だってわからないから。」


お気持ちわかります。
そして、そうなってしまうのも、仕方がないことです。
あなただけじゃなく、皆さんそうなんですよ。
でも安心してください。自分の中にちゃんと答えがあります。

ゆっくりでいいので一緒に考えましょう。


「はい、でも・・・私、彼との復縁を叶えたいんです。なるべく早く。こんなのんびり自分のことを考えて、大丈夫なんですか?私はメンタルを安定させたいんじゃなくて、切実に叶えたいんです。」


大丈夫です。
「自分に自信がついてよかった。復縁できなかったけどハッピーエンドだね。」
なんて綺麗事で誤魔化して終わらすことはしませんよ。
現実が動かないと意味ないですからね。

むしろ「どんな自分が好きか」この解が出せれば、9割叶ったも同然です。




あの子の特徴



「それを聞いて安心しました・・・。」
「あの、もう一つ気になったことがあって。いいですか?」


はい、なんでしょうか?


”「彼が昇進し、女性の部下ができました。
新卒のそれは優秀な部下です。
学歴もよく、育ちもよさそうで、地頭もすごく良い」”

これ、現在、彼の近くにいるあの子の特徴と、ほぼ一致してるんですけど。
彼女の特徴、お伝えしましたっけ?


いえ、まだ伺っていません。

でも、もしかしたらこんな感じの子かなあ、と。
超能力を持ってるわけでもなく、100%の確信はなかったので伏せてました。


「どうしてそう思ったんですか?」


何故、人は「ネガティブな感情」を抱くのか?
ということをヒントにして、推測してみました。


どうしてネガティブな感情を抱くか?

それは、大小問わず願望を持っているからです。
願望を持っていて、何かの現実を見た時に「願望が叶っていない」という感想を抱くことで、ネガティブな感情が湧き出ます。

では次に、「願望を何故抱くか?」
実は、表面上、その願望が叶えば良い、というわけではなく
「その願望が叶った後の自分になりたい」から抱くんです


(↓こちらのワークの前談で少し説明してます)


先ほどおっしゃっていただいたあなたの、「虚しさ」
そもそもの願望成就の目的である「在り方」が叶っていないことから来ています。

願望が叶っても、嫌いな自分のままだから、願望が叶った意味がない、元々の目的を果たせていない、目的を見失っている、ということになります。


今のようにシュミレートして「叶ったのに虚無感」が出た時、あなたはこれに気づかないといけません。



彼は確かあなたより年下でしたよね。
彼は高学歴だけど、あなたは高卒。
あなたの両親は不仲で、離婚され、家族とあなたは疎遠になっている。
一方、彼の方は家族仲が円満。
事前ヒアリングではそのように記載があったように記憶しています。



「はい。そう書きました。」


このヒアリングの書き方って本当に人によって様々なんです。
でも共通点があって

大体、皆さん多かれ少なかれ「叶わない理由」を書いてらっしゃいます。

別な言い方をすると
「自ら置いた、叶うために超えないといけないハードル」

ですかね。


「すみません。だんだん、意味がわからなくなってきました・・・。」


そうですよね。
でも泥沼にハマっていっているようで、案外ゴールは目前です。


冒頭でご質問いただいた「あなたが、あの子を登場させている理由」をここで言いますね。

・「復縁」という願望を叶えることで、なりたい在り方がある
・「あの子」に勝たないとなれないと思い込んでいる
・または「あの子」に勝つことでそれになれる、と思い込んでいる

→「あの子」はあなたのこの内面のハードルがわかりやすく具現化したものであることが多い

「あの子」の特徴
「自ら作った、叶うために超えないといけないハードル」を超えてるように見える人
です。


「うわあ・・・・。え・・・本当だ。怖い。」


人によっては
それが外見だったり、地位だったり、お金、環境、距離、時間だったりするんですけどね。
そういう方は、ヒアリングにそれらに関連したことをお書きになります。

無意識にそれらのジャッジを自分の世界の中に置いているからです。
逆に、そういうことを気にしていない人はその辺のに関することは書かれません。

そういえば・・・あなたは、外見については特にお話しに上がってませんね。
自分の外見には満足されていたりしますか?


「まあ、人並み以上かな。とは思います。そういえば、あの子、外見は普通・・ですね。というか、ルックスとかはあまり気にしてなかったかも。問題視していなかったというか」


相変わらず、正直でいいですね 笑


「えへへ」






あの子は味方?


あの子が登場した仕組みみたいなものはふわっとわかっていただけたかなと思います。ふわっとでいいですよ。全部理解しなくてもいいです。あとは右脳に任せてもいいですね。





もちろん、人によって内面は様々なので、例外もあるということも頭の隅においておいてくださいね。


最後にお伝えしたいことがあります。
まあ、これはちょっと、人によっては感情が暴れ出しちゃう人もいるので、慎重にお伝えしたいところなんですけど・・・・


「え、なんですか?」


ま、いっか。大丈夫でしょう。あなたなら。


「あの子」ってあなたにとってメリットがあるからいるんですよ。


「はあ!???ふざけんじゃねーーーー!!!!!!(台パン)」


きゃー!ごめんなさい!
あの!大丈夫です!

だからと言って、聖人のように
「そっか、ならあの子も許そう。ありがとう。すべてのことに感謝します💓」
みたいにしなくてもいいんです!!

ドス黒い感情が湧いてしまったら、そのまま吐き出していいですし、あの子に対する思考を無理に変えなくても大丈夫です。



今は、これまで通りご自身に正直でいてください。


そうですね、言い方を変えると

あなたは、自分で登場させた「あの子」をあなたの願望実現に利用できます。
あなたと彼の、復縁・結婚に利用できます。


「利用・・・?え、教えてください!」


(この表現ならいいんだ・・・)

今のあなたは、はっきり言って、潜在意識を活用した願望実現の観点に置いては一歩も動けていません。

何故なら、願望の、その先に得たいものが定まっていないからです。
あ、表面上のイベントは叶いますよ。

しかし、このままではどうやっても虚しさが残り、あなたが本当に望む結果ではない形になる可能性が高いです。都度都度現実を作り上げてもよいのですが、その虚しさが、今よりももっと大きなネガティブな現象を生むことだってあります。



「あの子」の存在=あなたが置いた叶うためのハードルが具現化したもの


・このまま在り方を変えずに叶っても虚しいまま終わってしまうこと
・あなたのなりたい在り方

を存在でもって教えてくれています。
ネガティブな感情を呼び起こして、あなたに本当のありたい姿を意識上にあげようとしてくれています。


「私に教えてくれている・・・。」


最後の質問です。これは宿題にしてください。
といっても、やりたくない時はならくていいし、気が向いた時にやってみて。
考えたくなった時のネタにしてみてください。


あなたがすでに持っているものに加え

あの子が持っている
年齢の若さ
家族・家柄
学歴    など

を手に入れられたとしたら、あなたはどういう在り方になっていそうですか?
何を許せそうですか
何を与えられそうですか
彼を、あの子をどういう風に見ていそうですか

多分それは、彼と復縁結婚した後、あなたが連想する理想の在り方とほぼ一致しています。


現実は観測した通りに振る舞う
・望む現実を観測するすることで、現実をコントロール下に置き願望が叶えられる
・観測の仕方は、観測者の在り方で大きく左右する
在り方を変えずに、望む現実を観測することは不可能ではないが根気がいる
・タイムラグを最短で叶える場合は、先に自分の在り方を変える


自分の在り方さえ定まれば、願望実現は9割叶ったも同然です。
残りの一割は、現実を置いてけぼりにして、その在り方で現実を観測すること。

実質それで、あなたの本当の願いは叶っていて、現実的なものはおまけのように後からついてきます。

ただ、在り方は内面で完結するので、タイムラグはありません。


だから、なにも焦る必要はないのです。
今すぐ叶えられますし、気が向いた時に叶えても、現実はアンサーをくれるので「時すでに遅し」ということはありません。


どうしても、黒い感情を出したいなら全然出して良い。
そんな自分に素直になってあげてください。

自分にちょっとでも素直になれると、心に少しずつ余裕ができるはず。
そのタイミングで考えててみても大丈夫ですよ。



「うん。正直、まだ全然よくわからない。どうしてもあの子のことが憎いって思うし、在り方も少しは見えてきたけど、これ以降考えるのは苦しいかな。」


とても正直でよいですね。その自分に真っ直ぐなところはどうか忘れないで。

苦しいと思ったらやめましょう。私が今言ったことさえも、上に置かないように。

あなたの居心地の良さを大切にして。
やめて、のんびりしたり、いそがしくしたり、感情吐き出したり
自分のやりたいことをやって、心の余裕を作っていけば大丈夫ですよ。


「うん!取り合えず、考えるのは疲れたのでお昼寝しよう!」





あとがき

過去の祟り神の私が、今の私にセッションされているとは思いもしないでしょうね。

過去の祟り神の私が、彼と復縁して、彼と遠距離でも、メンタルが安定して愛されている確信を持てていると、彼と彼の周りの部下の成功を純粋に心から願っているようになっていると、思いもしないでしょう。

実際の過去の私は、上記の私よりももっとエゴが強く、悍ましいほどの憎悪を抱いていました。今にも藁人形と釘をもって山に行きそうなオーラすらありました 笑


この擬似セッション?において
私もそうだ!まだわからない!いろんな感想があるかもしれませんが

一つ手土産に持っていって欲しいのは、人はここまで自分の在り方と現実を変えることができる。ということです。

私は、過去の自分があったから今の自分がある、と振り返りながらも
「できればもうちょっと、短期間で楽に変わりたかったかな。」と思うこともあります。

過去の自分は、誰よりも自分を嫌って、貶して、傷つけていました。

でも、自分をどんなに嫌って拒否をしても、在り方は変わらないのです。
自分を嫌い拒否するような在り方が延々と続くだけなのです。

私は自分を拒否し続ける時間がすごく長かったように思います。笑


まだわからない!というかたも、やった!これから頑張ろう!というかたも
まず一息、最初の一歩、今の自分を受け入れることから始めてください。

「あの子が憎い」
「いいじゃん!いいじゃん!正直に行こうぜ!」
と合いの手を打ってあげてください。

それだけで、ちょっとだけエネルギーの方向、質が変わるはずです。

この記事が、過去の私のように
誰かに憎悪を抱いてしまって、自分を嫌いになっちゃった方にとって、少しのヒント、救いになりますように。





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