明日の君

待ち合わせ、しているので、昨日の君の話をします。昨日の君は、。まるで日本は小さいなぁーっと言わんばかりに。世界史の授業で先生にピラミッドの話をしていました。なんとも、スケールのでかい話を。。
ある。空白の10年の間に。CEOになって帰って来る君に、昨日の君の話をします。あれは20歳の冬。東京タワーが一番東京っぽかった頃に、深夜、ドライブして、東京タワーの足元で仰ぎみた話。

二人は、まだ、少年少女のままで、君はプータロー。私は小さな社会人。
只、東京タワーの赤く光る足元でポラロイドカメラで写真を撮っただけの話。

私は、明日の君とデートする。
昨日の君は、私の夢を語れる唯一の友人。
明日の君にまた、私の夢の話を。

遅れ馳せながら、夢追いかけて小さな東京タワーの足元に行くよ。
明日の君、と昨日の君に勇気づけられながら。

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