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◆作品No.190 serial experiments lain -シリアルエクスペリメンツレイン-

🔴作品紹介🔴


放送期
1998年7月6日  夏

character
▼岩倉家
岩倉玲音(いわくら れいん):清水香里
岩倉康雄(父/いわくら やすお):大林隆之介
岩倉美穂(母/いわくら みほ):五十嵐麗
岩倉美香(姉/いわくら みか):川澄綾子
▼同級生
瑞城ありす(みずき):浅田葉子
山本麗華(やまもとれいか):手塚ちはる
加藤樹莉(かとうじゅり):水野愛日
四方田千砂(よもだちさ):武藤寿美
▼サイベリアにいる人
タロウ:滝本啓人
ミューミュー:山本有紀
マサユキ:藤間宇宙
JJ:近田和生
▼その他
デウス、英利政美(神/えいりまさみ):速水奨
ホシズン教授:宮田光
ねずみ:千葉繁
カール・ハウスホッフ:中田譲治
林 随錫(リン スイシー):山崎たくみ
ナレーター;谷口節


オープニングテーマ
「DUVET」-bôa
エンディングテーマ
「遠い叫び」-仲井戸‘CHABO’麗市


監督
中村隆太郎
脚本
小中千昭
キャラデザ
安倍吉俊
アニメーション制作
トライアングルスタッフ


★あらすじ★
ネット端末「NAVI」が普及する世界。中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取ったことをきっかけにNAVIへとのめりこんでいく。それ以来彼女は奇怪な事件に巻き込まれ…。物理世界と電脳世界、2つの世界の果てにあるものとは?



🔶感想🔶

<評価:A+>
視聴2024.5.2

<感想>
見終わりました~!
こぉれはぁwwwまた難解な作品が残っていたもんだwww

ざっくりあらすじ

〝主人公の岩倉玲音は、学校で噂になっていた自殺した四方田千砂からネット端末NAVIのメールを受け取った。そこ事がきっかけでレインの日常は変化していく。。〟

以前からタイトルは目にしていましたが、見る機会が無くてやっと見れました。
これはこれはまったくもって評価しにくい笑
何故か。理解が出来ない!!!!だから面白いのか面白くないのか判断が出来ない。
評価する上で気を付けているのは、【意味分からなかった=面白くない】にする事だけはしないようにしています。100%理解して、正しい解釈は出来ませんが、意味分からないからつまらないは考える事を辞めてるし作品に向き合ってないと思うので。
アニメ好きとして作品を投げ捨てる事はしたくないと言う思いです。個人表明すみません。

評価は面白かったです。超超超超難解アニメでした。説明、考察が無いとハッキリ言って分からないです。概要だけでも入れないと今何が起こっていて何を見てるの?ってなりますww心理学とネットワークに長けてる人なら説明なしでも理解できるのかもしれません。
実際見てて、こっちも境目が分からなくなって、本当にあった歴史、事件なのか作り話なのか混乱する回もあって作品の色に取り込まれる感じは面白かったです。
1998年の作品でまだ現在(2024年)程ネット環境や媒体がそこまで無い時代にこの作品はどれだけの人が理解出来たのだろうかと思った。自分が頭悪いので理解力無いんですが、今現在見ても難しく感じたので。コンピューターとかもオタクがやるものとかアニメもまだまだ叩きの対象だった時代だし今よりリアルとネットの世界が近くない時代だったので、知る人ぞ知る作品とも感じました。普及され始めた時代なので、繋がる事の良さと知られたくない事も知られる怖さを表現したかったのかなとも思う。やらなければ良いが他人の事を知る・見るは人の好奇心を止められない。それは今も昔も変わらないけどより人のプライベートを知れる道具を手にした人間の行く末を案じた作品なのかもしれない。
キービジュアルで見た感じたとホラーとか鬱系かと思ったんですけど、想像していたのと全然違いました。ホラーと言うよりは不気味でした。得体の知れない何かを感じで不安を抱くような感じでした。
原作のゲームとはまた内容が違うようなのでゲームのストーリーも気になる。
情報を漁っていたら本当にLainを育成できるソフトがあって驚きました。
人と繋がり易くなった今だからこそより興味深かったです。説明や台詞自体無い場面もあるので、視聴者がどう受け取るのか試されているような作品でした。

<気になった事(良し悪し)>
・私はこの不気味な感じの作風を過去に味わっている。2度。そう!ピンと来たの!灰羽とブギーポップ。どちらも制作陣に関わる人が居たので。納得した。そして2作品とも理解が出来ないwww
・イヤホンで聞いていましたが、周波数音が常に入るのでずっと頭に何か送られている様な感覚になる。
・他力を借りて解釈を。WIKIでの解説は

『存在は認識=意識の接続によって定義され、人はみな繋がれている。記憶はただの記録にすぎない。』リアルワールドとコンピュータネットワーク・ワイヤード(Wired = 繋がれたもの)には「lain」という存在が遍在し、この存在は分析心理学の創始者カール・グスタフ・ユングが提唱した“集合的無意識”の化身であった。現実世界はワイヤードを介してlainによる侵食を受けるというサイコホラー的な作品である。

登場人物ごとにレインの印象が異なっている事からレインは元々ネットの中にいた存在で、英利政美が岩倉れいんという肉体を持ったレインを生み出した。肉体を与えると言う事は脳に英利政美のレインデータを植え付けたのだろうか?そこは分からないが、恐らく岩倉れいんは英利政美自身の投影なのかと思う。最後の方でデウス(神?)との会話で人格が逆になっていることから感じました。他の方の感想でも英利政美=岩倉れいんなのでナビの構築に長ける様になったと言うのも見ました。なるほどと。
元々肉体を持った岩倉れいんが居て後からネット上のレインを作ったって可能性もあるけど・・これはどっちが先なのか永遠に考える問題なのかもww鶏が先か卵が先かみたいな?レインは各自が感じるそれぞれのレインが存在するレインと言うプログラムで、岩倉は特殊な存在でプログラムだったが自我を持ち始めて他にも自分がいる事に気が付いて直接脳にワイヤードとの世界をつなげる事で記憶や情報を操作できるようになって、自分の唯一の友人ありすを救う理由もありリセットして概念になった感じなのか?
自分でも何言ってるのか解らないwwwwwちょっとまどマギのまどかにも似ているのよね。レインとは皆の無意識の化身って事だけど無意識的に形成されるものってなんですか?ww
・9話にオカルト的な説明が出てくる。宇宙人の事や地球自体がニュートラルネットワークだとかその後に橘研究所の英利政美の話が出てくるので英利政美も本当の話なのかと混同したwwこのオカルト回はどう関係してくるのか?宇宙人は出てくるけど見てるだけだし。すみません良く分かりません。
・自殺する女性が描かれるけど、肉体を捨てる為の理由なのか?レインの何かきっかけになる出来事なのか?関連がよくわからなかった。

<謎、疑問>
◆れいんの家族は何者だったのか?
→見る限り英利政美が準備した家族で、レインとのつながりは無いのは分かったけど個々も家族なのかは不明。その異様さがそう思う。子供の前で生々しくキスしたり、姉美香も真面なのかと思ったら案外レインを監視する様な素振りとワイヤードと繋がったのかFAXみたいになってしまった。謎家族。ただお父さんは特別だった気もする。最後に父が出てくるところからもそう感じた。

<タイトルについて>※全て憶測です。
【Serial experiments lain】
以下のように考えてみました。
・これはレインを通した実験と言う意味なので、誰かが企てたものなのかもしれない。レインと言う存在を大衆に与えたらどうなるのかと言う。怖い。

<映像、音楽>
・「DUVET」はこの不安定な作品の世界とマッチしてていい。

<声優及びキャラ>
・お父さんの笑い方怖すぎるww

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