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◆作品No.172 ぼくたちのリメイク

🔴作品紹介🔴


放送期
2021年7月3日夏

character
▼ 大中芸術大学映像学科
橋場恭也(はしば きょうや):伊藤昌弘
志野亜貴(しの あき):古賀葵
小暮奈々子(こぐれ ななこ):愛美
河瀬川英子 (かわせがわ えいこ):東山奈央
鹿苑寺貫之(ろくおんじつらゆき):石谷春貴
慈照寺さゆり(じしょうじさゆり):赤﨑千夏
●忍術研究会
火川元気郎(ひかわ げんきろう):高橋英則
●美術研修会
桐生孝史(部長/きりゅう たかし):田丸篤志
樋山友梨佳(ひやま ゆりか):大塚紗英
杉本ミキオ(すぎもと みきお):落合福嗣
柿原将(かきはら しょう):中島ヨシキ
●教師
登美丘罫子(とみおか けいこ):大空直美
加納美早紀(助教授/かのうみさき):沢城みゆき
▼2018年の世界
社長:高橋伸也
橋場マキ(恭弥娘/はしば まき):本泉莉奈
森下美樹(もりした みき):石見舞菜香
斎川 美乃梨/御法彩花(さいかわみのり):高橋李依
▼その他
橋場美世子(恭也妹/はしばみよこ):反田葉月


オープニングテーマ
「ここから先は歌にならない」-Poppin'Party
エンディングテーマ
「可能性」-Argonavis


監督
小林智樹
脚本
木緒なち
キャラデザ
川村幸祐
アニメーション制作
feel.


★あらすじ★
僕、橋場恭也はしがないゲームディレクター。 会社は倒産、企画もとん挫して実家に帰ることになる。 輝かしいクリエイターの活躍を横目にふて寝して目覚めると、なぜか十年前の大学入学時に巻き戻っていた!? 当時選ばなかった道を選んで、憧れの芸大ライフ、 さらにはシェアハウスで男女四人の共同生活と突如、バラ色の毎日に! ここから僕の人生を作り直すんだ――― 後の超有名クリエイター(の卵)と共に送る新生活がいま始まる! と、意気揚々と始めてみたもののそんなにうまくはいかないみたいで……。



🔶感想🔶

<評価:A->
視聴2023.12.23

<感想>
はい!終わりました。
これは~。判断するのに困る~ww
とりあえずあらすじ~!

〝主人公橋場恭也。ブラックなゲームメイカーに勤めていたが会社が倒産し無職になってしまい実家に帰る事にした。プラチナ世代と呼ばれる憧れのクリエイターの活躍を目の当たりにし自分の人生の岐路を思い返す。心もボロボロになりひと眠りすると10年前にタイムスリップしていた。恭也はもう一つの選択肢だった芸術大学に進学を決めた。そこで出会った3人と共同生活を始める。恭也の運命は・・。〟

とこんな感じの話です。
まずこれはかなり途中で終わります。良くある「僕たちの○○はここから始まる」END。これを私は紹介アニメと呼んでいます。続き気になるので原作買ってね!かなと。
本当にこれからだったので評価が難しい。そして謎もある。
評価としては面白くなりそう止まりの結果に行きつきました。
題材としてはタイムスリップ、人生やり直し、憧れクリエイターとの共演、謎の先輩幼女と面白くなりそうな物が並べられているんだが、本作を見て何かこうモヤつく物があってそれが何なのか整理して一旦考える必要がある。

感想を書くとき作品が何を伝えたかったのかをまず考えるので思った事を並べてみます。
●仕方ないで諦めない事
●才能が有るのに行き過ぎた謙虚は卑屈になる
●一人で解決せず他者に頼れ
って事でした。

<仕方ないで諦めない>
これは本作の中でも要になる部分で、主人公が一番気にする言葉。通常でも諦めの入った仕方ないは良く使ってしまう。だが人生リメイクでタイムスリップ(時間の瞬間移動)してきた主人公なのでここで諦め終わっていいのかを自問自答する。そして決め台詞の「ぜってえ諦めない」そこから問題解決が始まる。なんでも諦めた方が早いし正直楽だ。だが時には自分の本気を信じて諦めない事も大事なのではないかと思わせてくれる。諦めたらそこで試合終了だよと言う名言中の名言にもある様に僅かな希望が繋がるかもしれない。ある意味諦めの悪さも才能なのかもしれない。

<才能が有るのに行き過ぎた謙虚は卑屈になる>
才能が有るのにと前提で言っているが実話、恭也の能力がいまいち解らないww率直に感じ書きなぐった感想→【きょうやの才能ってなんだったのか?マルチタスクの人?リスク回避能力?】纏めると総合プロデュース力とでも言うのか?他のキャラが分かりやすい能力なのに対して特にこれが得意だと言う表現が無いので解り難い。戻ってまで何をしたかったのか?台詞で「僕本当にうぬぼれてたんだなって。この力を人の為に使ってそれで救世主みたいになれるのかなって。でもそれはエゴでしかなかったんだなってだから偉そうなことを考えるのはもうやめにします。」と有るので問題解決力なのかな?やっぱりうぬぼれてたんだと思ったww
・シノアキ→絵
・ななこ→歌、作曲
・貫之→シナリオ
・英子→演出?
英子も若干解り難くなんでも出来る人っぽさがある。なので恭也と共通する所や助け合う場面が多いのかもしれない。なんでも出来る部分で恭也は英子よりも問題解決能力が上回っている。だが自分が憧れた人物たちの才能を奪う自分に卑屈になり自分は何も出来ない。存在自体が間違っているなど言い英子に怒られる。実際は上なのに自分を卑下し過ぎはだ他の嫌味にしかならない。言いがちになってしまう「自分なんてまだまだ」など程度を考えて使った方が良いんだなと感じた。

<一人で解決せず他者に頼れ>
これもバランスが難しい部分で、背負いすぎても背負わなすぎてもダメで頼るって事は大事なんだなと思う。誰かにおんぶにだっこと思ってしまうが、英子の言葉で「そんなに頼りなく見えるの!?」と言う台詞。確かに自分ではそんなつもりが無くても頼って貰えないと言うのはある意味能力を信用されていないと言う事に繋がると言う事。自分もなるべく自己解決したい傾向が有るので他者に相談とかあまりしない。心の中では自分の悩みなど誰も聞きたくないだろうし下らない事を聞かせるのはと思う部分がある。なので相手からすると必要ないんだと思われてしまうと言う事。これにはハッとさせられた。時には頼る事も必要なんだね。頼りっぱなしもダメなのでこの世は本当にバランスが重要なんだと深く思う。

*ここからは突っ込み、気になるポイントを書いて行きます*
◇全体の雰囲気としては、静かに感じた。問題が起こりそれを解決する。ちゃんと進むが起伏がものすごくあるとは感じなかった。
◇恋愛についても嬉しい要素だし、女の子がこれだけいるんだから起きて自然なのだがこれもまた主人公自体が恋を使用って気が無いから中途半端だし等しく皆に優しいからみんな勘違いして好きになるよねそりゃっと思うが本人はそんな気は一切なく「なんじゃそりゃ」って突っ込みたくなる。
・アキ:一応シノアキが頭出ているのかな?アキからの気持ちは出ていたのか感じ取れるなんて思うも未来に夫婦になるがそこまでシノアキLOVEでもなさそうで。ただアキが描けなくなった責任とって結婚でもしたんか?と思う位。これもなんじゃそりゃ?と思うポイント。そして娘のマキが登場するが、最後には過去に戻る事を選択する。それもなんじゃそりゃ?は?ってなります。存在消すなよと。。しのあきとの恋愛は恭也にとっては幸せではないと明らかになる…
・ななこ:ななこも途中から恭也へ気持ちが動き始めるけど、やっぱり恭也にはその気はない。でも気持ちには気が付いている。おっぱいが触れる事は拒否しない。いかんせん年頃の男だからぬ。こっちはシノアキとのキスを見てどうななこが思ったのかそのシーンが出るのかと期待したんじゃ!!翌日からあんなに普通になるのも無いし、なんか起こらなすぎじゃない?
・英子:今回で絶対的ヒロインのポジなんだよ!!一番支えられてるのが英子だし!なのに気持ちが若干解りつつもスルー。未来に行ってえいこの気持ち知りつつ最後困ったら助けてくれるとかあんな言い方・・ずるいな~あいつwwwwツンデレなんだか良いて返事に決まってるだろ。最後には英子と結ばれる気がしてならないww
◇途中から恭也は、何をリメイクしに来ているのか解らなくなる。プラチナと何か作りたいって事なんだろうけど、能力が制作では無いので監督みたいになっていて最後は貫之を連れ戻す話になっている。2018年で幸せになったが、3人のプラチナを潰した事実がありそれでもアキとななには兆しが見て来たにも関わらず貫之を連れ戻す事に捕らわれている様にも見え過去に戻る。ある意味あの兆し必要だったのか?とも思う。あれでだいぶ恭也の印象が悪くなる。
◇最後の回での絵と演技の乖離。結構大事なシーンだったなと思うんですが、恭也の思いが溢れた表情で泣いているにもかかわらず声が泣いてない。台詞も「僕は悩みたいんです。痛めつけられたいんです。絶望したいんです。追い込まれたいんです。みんなとあの皆とそれが一緒にできるのならそれは幸せな未来よりも僕が欲しいものなんです。戻りたいです」と涙を流すんだけど結構本音のシーンなのでこれでOK出たんだ・・・ってなってしまった。あとアキとの幸せよりも自分のドMを優先させてるのに笑う。
◇プラチナ3人って気が付くのが分かりやすい。視聴者は結構速い段階で気が付くのではないか?
◇結構他作品の名前がそのまま出てくるので面白い。例えばラノベのタイトルや曲名
◇ 何に引っ掛かるのか答えをひとつ。きたやまの4人が芸大に入って映像学科に行くんだけど、そもそも雰囲気的にゲーム作りが最終的な目標になると思ってだけど、映像学科がゲームと結びつかない。映画を撮る課題はするけど、ゲームはお金稼ぐ為にやるからゲーム会社に勤めてた意味とか4人とも映像学科の選択肢もなんとなく入ったな感じだから何がしたいのかが伝わってこない。本格的にやりたいことではない。えいこだけは本気だったようだけど…結果ゲーム会社で働く事になってるのが何があったんだろうか…

1話の中盤でOPになるのが珍しかった!!
作画はとっても綺麗で安定していました。

なんか総合的に思い返してて恭也に苛々してくるのと明るい気持ちにならないのでこれは面白くないのかもしれない気持ちに捕らわれているww主人公に苛々する作品は他にもあるんだけど、ちゃんと進化があるので最後には落ち着くが、なんだか本作は色々と不足で中途半端過ぎて「何を見させられているんだろう?」感が否めない。結局の所余計なことしてプラチナ潰してもう一回やり直すって結構自分勝手な気もする。良い人そうな感じなので自然に潰してるのが怖くも感じるwそしてぼくたちのだけどほぼ恭也のリメイクじゃないのかこれ?となんだかモヤモヤする終わりになる。これが仮定として前半は自分だけの為にになっており後半は全員がちゃんとゲーム制作会社で功績を収めるなら「ぼくたちの」になるのかもしれない。ただ本作のみではそこには辿りつかない作品。
同人ゲーム作りや芸術大学で何をやるのかが少し見れてそこは楽しかったけど、ちょっと残念が残るものでした~!!


★謎★
・これは一番誰もが思う。けいこと言う存在。恐らく人間じゃない何かだけどナニモノなのか全く明かされない。
→チャンスの神様とでも言うのかな?重要人物なんだけどちょっとおかしかったのが絶対自分がタイムスリップする事に関わっているけいこに対して受入すぎじゃないか?ってなった。貴方は一体?とか聞かないんだ。。そこも変だよねなんか。


<声優及びキャラ>
●貫之:石谷春貴さん演じるプラチナ世代の1人。名家の出だがフラフラしているように見えて自分のやりたい事に付いてはストイックでちゃんと出来ている。貫之の問題点。これもどちらも選んでいいと思うのね。楽で安定が決まっている未来と荊の道の未来。でもレールに乗っては自分で選択していない。これは自分の人生ではない気持ちは凄く分かる。親も子供には幸せになってほしいと言う思いから世話を焼くけど、自分の意志が何も無い事への不安に気が付いた時に自分でちゃんと選び自由に生きたいって思うんだよね。私も少しその状況があるからつらゆきの気持ち少し共感する。そして幼馴染で婚約者のさゆりも幸せになって欲しい。でも未来が変わっちゃうからあの結果なのよね。意外なのは結構モテそうなのに童貞だったww大学生なんだよね?高校生に間違えるときあるなこのキャラ達。

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