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◆作品No.181 君は放課後インソムニア

🔴作品紹介🔴


放送期
2023年4月10日 春

character
▼九曜(くよう)高校
●天文部
中見 丸太(なかみ がんた):佐藤元
曲伊咲(まがり いさき):田村好
白丸結(OG/しろまる ゆい):戸松遥
●同じクラス
蟹川モトコ(かにかわ モトコ):Lynn
穴水かなみ(あなみず かなみ):藤原夏海
野々三奈(のの みな):諸星すみれ
灰田塁(はいだ るい):狩野翔
●1-3組
受川太鳳(うけがわ たお):山下誠一郎
●教員
倉敷兎子(くらしき うさこ):能登麻美子
羽咋 健(はくいけん):兼政郁人
副校長:秋保佐永子
▼その他
曲早矢(イサキ姉/まがり はや):雨宮天


オープニングテーマ
「いつ逢えたら」-aiko
エンディングテーマ
「ラプス」-Homecomings
「ヘルツ」-Homecomings


監督
池田ユウキ
脚本
池田臨太郎
キャラデザ
福田裕樹
アニメーション制作
ライデンフィルム


★あらすじ★
「曲がいると、学校に行きたいと思う。これってどんな関係なんだろう。」 不眠症に悩む高校生・中身丸太は、文化祭の準備を抜け出して入った物置になっている天文台で同じく不眠症の曲伊咲と出会う。二人は秘密の場所を共有することになり...? 青春漫画の旗手・オジロマコトの原作を、若手スタッフ陣がアニメ化。 <あなたの眠れない夜にも、きっと意味がある――>



🔶感想🔶

<評価:S>
視聴2024.4.8

<感想>
ええ、えぇ~。良いですよ。良いに決まってますよ!!!
すけこましぃぃぃいいいいい!!!!笑
でわでわぁああああざっくりあらすじ(興奮)

〝不眠症で悩む主人公中見丸太は、文化祭の準備中にお化けの噂がある天文室に入るとそこで寝ている女子学生を見つける。彼女は曲伊咲。出逢った二人の時間が動き出す。。〟

全然中身が分からない映画の宣伝みたいなあらすじになってしまったw
あのですね、久々にこんなに心が温かくなり、柔らかい時間を貰った気がする。
一言で言うと「安息作品」です。癒される事間違いなしです。
めちゃくちゃ良かったです!!青春・純愛が好きな方はぜひぜひ見て欲しい。
恋愛モンスターと感情揺さぶり大好物の自分にはご褒美でした♡
ドラマ化もされた事で本作のタイトルにもある不眠症の事は念頭にあり、それがどんな物語になるのか気になっていた。ジャンルも何なのか分かって無くて青春恋愛ものだったのね~!恋愛が主でもあるんだけど、個人の成長記でもあって、更に悩みにも触れるので面白いの。感情のリアリティな作りが更に良かった。
もうもうもうもう。ドンドン回が進むに連れてあまずっぺええんだよ(怒)
ゴルアアアアア!!と尊いが過ぎるとなぜか怒りたくなるよね笑

※ここからネタバレです。本作に関しては作品を先に見てください。

<感じた伝えたい事・テーマ>
今回は話の裏に隠されている伝えたい事と言う感じではなくハッキリ、恋愛と成長なのでそれについては書かないです。なので各ジャンルについて感じた事を書きます。

◆テーマ:恋愛
・不眠症が共通のイサキとガンタ。共通するものがあると人はグッと心の距離が縮まる。そして互いにしか理解できない悩みが付属すると更に惹かれて行く。私、ガンタは眠り姫状態のイサキを見た時から恋に落ちてたと思う。いや思いたい♡2人の秘密とか空間・時間が出来るってこれまた共有が生まれ余計に恋に落ちやすいし、夜の街を歩くって本当に特別な時間な感じがしてドキドキするよね~。自分にとっての特別が出来るというのはこんなにも楽しいものなのかと気持ちが凄く伝わる。見てて「お前ら早く付き合えよ」ってシーンが幾つも出てくるのでキュンとします。もう好きって言ってるようなもんじゃん!なんだけど、告白ではないのでムズムズするwwwくっそぉおって何度言った事かw
最終回の「俺に奪われてください」で、『はぁあああああ!?言われたいわ』て声出たw
純粋な恋の育みをしているので、最後まで見守りたいという気持ちになる。兎に角、綺麗なんです。背景も相まってキラキラした恋愛です♡最後の告白のシーンも良い♡
1つ下衆な事を言うと合宿。男女2人、好き同士、キスされる男子。ちょいちょい2人きりになる状況。 
<<<ですが!!!!>>>
イサキに「変な事しないもんねうちら」って言われるガンタの気持ち・・・お察しします。w

◆テーマ:成長
・不眠が悩みの原因のガンタとイサキそれぞれの原因と心の変化が良かった。
◇丸太:不眠の原因は、ガンタ自身の言葉で語る事はなかったが幼少期、夜中に母親が出て行ってしまった事と推測。あの朝で心が止まってしまっているガンタは状況が悪化する事に極端に恐れを感じている。それが見えたのは観測会のシーン。母が出て行った理由が分からないままなので自分に非があったのだとずっと考えて生きていると思われる。なんて可哀想なんだ。。。
自身ではいつから不眠になってしまったのか解らないと言っているので、現実を受け入れられない状態なんだと思う。
父親との確執も疑ったけどそうでは無かったね。父なりに見守っているのね。
始めはクラスでも浮き気味の存在だったけど、イサキと出会い、同じ悩みを知ってもらう事で次第にイラツキと誰も寄せ付けない雰囲気が溶けた。イサキが先に自分の悩みから言うのも良かったね。凄くガンタに安らぎの場所を与えたんだろうって思う。他の人が出来る事が出来ないコンプレックスを抱えていたが、天文学部が出来た事で自分の目標ややれる事が増え、本来のガンタになったんだろね。優しい子だもんね。ガンタの眠気を誘う要素がイサキの体温という部分も母の温もりを少し重ねていたのかなと思う。そして眠りたいはずだけど、イサキとの関係が進むにつれ寝たくないなという思いもGOOD♡
母の失踪の理由は不明なので、そこは詳しく知りたいと思った。

◇伊咲:不眠の原因は、生まれつきの心臓病との戦い。生きて明日が来ることが当たり前じゃないイサキにとって目を閉じる事は恐怖だった。イサキはハッキリ理由を言っているので、ガンタとの性格や比較も分かりやすい。結構イサキは自己表現をちゃんとする子。
イサキの成長は、病気の事で特別扱いされ哀れに思われる事が嫌で誰にも病気の事を打ち明けていなかった。自分の弱さを打ち明け心の壁を取っ払えた部分。だけど全員ではないからガンタのみと言う所では急成長とは言えないかもしれない。


<気になった事(良し悪し)>

・全体的に非常に良いんです。こんなに誰も悪が居ない作品久々だな~。
本作の良いポイントとして本当に主役達が中心なので、グッと集中して見れるのも良い所。サブキャラたちも個性的で印象に残るんだけど、邪魔しないの本当に。主役の花を引き立てつつ自身も可憐で美しいカスミソウの様なキャラ達ばかりで、それも良い。
・本作の見どころの1つとして、キャラクターの表情が豊かで感情を良く表してるのが多くて、今の表情はどんな思いなのかが凄く気になる。次第にキャラの心境が見えてくるで、「なんで今そう言う顔しているの?」が分からないまま進むんで途中で止められない。持って行きかたが上手いな~。
・フラグなのかイサキの残してね発言は必要だったのか?何も起きなかったし、イサキ自信が悲劇のヒロインを演じた様に見える。
・恋愛テーマの方で書いても良いんですが、気になった事なのでこっちに書きます。思い返して感想を書くと、イサキがガンタの事を好きになったきっかけが分からない。ほぼ一目ぼれに近い気もしている。1話の中間は、気の合う人を見つけたと言う感じではあったけど、後半では心臓の音で確実に恋に落ちていると思われる。ガンタの何に惹かれたのか作中では分からなかった。心臓の音で落ちたのか?成長で書いた病気の打ち明けも、ガンタの性格と言うより先に恋に落ちていたので、打ち明けたくなったのではないか??と言うのも薬を陰で飲んでいる所を見ると友人にも言っていないと思われるが、ガンタには1話で早々に打ち明けている事からそう思った。そして病気の事を受け止める、寝れるまで見守っていると言ってくれるガンタに更に落ちたと思われる。
・夜に電話出来ない事への対策でラジオを提案したのは良かった。声って本当に大事と言うか五感の一つでダイレクトに脳に刺激を与える。好きな人や好きな声色だと心が穏やかになるし、幸せホルモンでまくりだよね!!
・花火大会で言おうとしたのは、ガンタがイサキのお陰で、自分の心の感覚が変わる事に嬉しくて大切にしたくて守りたいって気持ちを言いたかったんだね。
・本作はネコちゃんの活躍も見どころ。作者さんぬっこ好きなのかな?
・今回出てこなかったけど、七つの橋渡り。てっきり2人が渡るんだと思ってたけどそんなシーンはなかったね。


<謎、疑問>

◆2話の最後のイサキが月から手を振ると言った時の真剣に見つめるイサキとガンタの気持ちがどう言うものだったのか?
→イサキの目が綺麗だった事にはっとしたのか?イサキが霊だってことなのか?どう言う気持ちだったの?と初見思いました。

<映像、音楽>
・この作品にAIKOさんの曲がめたんこ逢いすぎてゴイゴイす~。メロディーのゆったり感と恋とトキメキ、この青春な感じがまた良い!!AIKOさんもだけどチョイスした制作陣もGOOD!!!
・夜空と朝焼けが美しい。夜の空気感が凄く感じる。終始作画が綺麗。林間学校の海のシーンとか美しいです。


<声優及びキャラ>

●倉敷:能登麻美子さん演じる保健室の先生。能登さんの強めの口調の演技って良いのよね~。能登さんと言えばほんわかキャラ代表みたいな感じなのでギャップが良い。そして倉敷がまた良い先生で、生徒の事をちゃんと見ている。深く入りすぎずでも見守っている本当に良い先生!!

●ゆい:戸松遥さん演じる天文学部のOG。クールな一面を持ちつつ天体と写真撮影に情熱がある人。現役時、部員一人だったが分かち合える後輩・仲間が出来た事で嬉しそうな表情が可愛い♡。とまっちゃんだったことが驚く。ほんととまっちゃんは幅広い!飼い猫のロロが可愛すぎ♡猫ちゃんと一人ホットケーキ焼いてあんな綺麗な星空撮るとか写真家がのめり込む気持ちが分かるね。あの一瞬一瞬にドラマチックな絵があるんだね。

●早矢:雨宮天さん演じるイサキの姉。おねーちゃん回が良かった。これは良く出来てたなと、はやの意地悪が目につくと思うんだけど、やっている理由が出てきて、ハヤなりのイサキへの愛情なんだと。合宿で監督役も兼ねてではあるけど、ガンタの答えを聴いて自分と同じだったから託したのも良いシーンだった。なんだかんだ妹可愛いんだと思うし彼判定されたって事ね!!第一子の呪い「おねえちゃんなんだから」の気持ちも分かるから嘘っぽくなくて本当に良い回だった。

●太鳳:山下誠一郎さん演じるガンタの幼馴染。このタオちゃんがまぁ良い子。唯一ガンタの理解者で、手助けしてあげまくりいつも背中を押してあげる。たまに見せるガンタへの触っちゃいけない雰囲気の表情がどう言う気持ちなのか聞きたい。

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