「nailtip buffet」という試みをはじめてから約1年たった
nailtip buffetとは
1300pieceのデザインから、親指はこのデザイン、人差し指はこのデザインというように、指ごとに10本好きなデザインをひとつずつ選んでいくビュッフェ形式のオーダーネイルチップだ

1年で約100ほどのオーダーをいただいて制作した
自分でもこんなにオーダーをもらえると思っていなくて驚いている
でも実現しているってことは、きっとわたしの潜在意識は、たくさんの人に求めてもらえる、と確信してたんだろうな

nailtip buffetが生まれるまでは、オーダーしてくれた方に「ご希望の色やイメージ、好きな写真」などを送ってもらい、それに基づいてわたしがほぼおまかせでデザインさせてもらっていた

それがなんでnailtip buffetという試みで生まれ変わったのか

去年、緊急事態宣言中にネイルの予約を受けられないため、ネイルチップのオーダーを再開しようかな、と思いたったたときに、でも、、なんだか、、、氣がすすまないな、なぜだかあんまり作りたくないな、と感じていた自分に氣がついた

その氣もちを紐解いていくと、ネイルチップを作る時に「おまかせで」といってもらっても、制作後にやっぱり色はこれがいいです、などの変更があることがちいさなストレスだったみたい

自分がかわいいと思うものより、その人がどういうものが好きかに焦点を合わせてしまってたんだと思う
そして、氣にいってもらいたい、という他人軸な視点が入ってたんだ、だからなんだか心地悪かったんだな。

ちいさなちいさな声だったから、なかなか氣づかなかったけど、ずっとその声はわたしの中に響いていたようだった
なかなか氣づけなくてごめんよわたし

そして、そんなとき、緊急事態中アトリエでひとりこつこつと作っていたたくさんのネイルチップの存在がとても光ってみえた

こんなにたくさん作ったけど、これをどうしようかな〜？と考えてたときに、ひらめいた
このネイルチップの中から選んでもらえば、おまかせオーダーのときの、ちょっとなんだか違和感な氣もち、がすっきりしそう！と！

こうしてnailtip buffetが誕生したのだった

自分のこころの声をちゃんと聞くと、そこからあたらしく生まれるものがあるんだなあとしみじみ感じた

100ものオーダーを作りながら、わたしが感じていったことは、このnailtip buffetはLOVE MYSELFのためのツールなんだということだった

生きるということは、瞬間ごとに選択の連続だ
朝起きた瞬間から、何を飲むのか、朝ごはんは食べるのか、どんな服を着るのか、誰と会うのか。

その選択をするときに、思考ではなくて、ハートに耳を傾けて選択していくことがたいせつなんだということをここ数年でものすごく感じていたわたし

でも、日々の生活で忙しなくしていると、ついつい思考に耳を傾けがちになってしまったり、ハートからの声が聴こえてるのに無視してしまったりする。
もうずっとわたしもこの練習をしているけど、まだまだ思考が優勢になってしまうなと氣づくことがたくさんある

でも、氣づけるようになったことだけではなまるだ！

氣づけば手放せばいいだけだものね。氣づけたことだけでもうほぼクリアしているようなもんだ、そうだそうだ！

今までオーダーしてくれた方からの感想の声を聞くと、nailtip buffetはハートの声に耳を傾ける練習になるんだな、と感じた。
「もともとかわいいものやピンクが好きだったけど、自分には似合わないと思って封印してきました。でもnailtip buffetでデザインを選ぶとき、とことん自分の好きなものを見つめてみて、思いっきり自分の好きなものをつめこんでみて、すごく心が満たされました。これから自分の好きなものをたいせつにして、胸をはって表現していきます」
と感想をくれた方がいて、わたしはうれしくて泣いた

ネイルという存在は、からだの面積からするととてもちいさくて、ちっぽけなものかもしれない
だけど、ちいさな面積だからこそ、ちょっとの勇氣を出すだけで、自分の好きなものを思いっきり表現できる自分だけのアートスペースになるんだと思う

ちいさくてちっぽけだけど、ネイルのパワーは心にものすごい大きな影響を与えてくれる存在なのだ

ヘアやメイクとちがい、自分の肉眼で見られる部分であるというのもネイルのすばらしいポイント
だから、人にどう見られるかより、自分の好きなものを優先できるのかもしれない

もうやーめた！となるまではしばらく作るのだと思う

なんにせよ、もよおしに忠実にこれからも生きます

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