私は、何か嬉しいことがあると、つい「神様！」と叫んでしまいます。
同じく辛いことがあると、「神様助けて」とつぶやいてしまいます。

他の人たちはそういう時に誰の名前を呼ぶのかなあとふと思いました。
もしかしたらお母さんと呼んでいるのかもしれないですね。

私は、自分の母親が助けてくれる存在ではなかったので、自然と神様を頼るようになりました。
それは今思うと、良いことだったのかな、と。

人間として生まれておきながら、周りに頼れる大人がいないからと、神様をまるで自分の親のように感じるようになった。
多分幼稚園位の頃にはもうそう感じていたので、物心がついた頃にはそう思っていたと思います。

神様の存在を初めて認識したのはいつだろうと考えてみたのですが、思い出せませんでした。
母方の祖父の家は武家で、それなりになのあった家柄だったため、祖父の家に不動明王の像があり、しっかり神仏を祀っている、そんな家庭でした。
そんな祖父が遊びに来ると、普通に神様のことを話していました。

祖父は神様のことを神さんと呼んでいました。
神さんは絶対に見捨てたりしない。
神さんに恥じないような生き方をしなければならない。
などなど。
そんなことが口癖だったので、自然とその謎の「神さん(様)」言う存在を、身近に受け入れていたんだと思います。

私は体が弱くて、病気になって苦しんでいると母が言いました。
「あなたが何か悪いことをしたから罰が当たったのだ」と。
なので幼い私は病気になると、よく神様に謝っていました。
「何か悪い事したのなら謝ります。でも何をした罰なのかわからないので、何をしたのか私にわかるように教えてください。そしたらそれはもう二度としませんから。なのでとりあえずこの罰を外してください。元気になってから反省して改善しますから」

大人に言われたのではなくて、神様が体調を悪くしたのであれば、神様に許してもらうしかないと幼いながらに考えたからです。

こうして考えると、母のよくわからない謎の待遇が、結果私をより強く神様の方向に向かわせたのだと思います。

神通力と言う言葉がありまして。
見えないものを見たり感じたり、そういった能力の1つですが。
私に神通力があることを、兄が環境のおかげで開花したのかもなと言われました。

あれは離婚問題が最もハードだった頃。
周りに頼れる存在がなく、誰にも相談できず、子供たちの前では笑っていなくてはならず。
辛くて苦しくて、お風呂に入っている時、つまり完全に一人になった時、亡くなった祖父母の名を呼び、助けて、助けてと何度もお願いしたのです。
その直後、奇跡が起きたのです。

お風呂から出ると突然電話が鳴ったのです。
出てみると兄からでした。
そもそも兄から電話が来るなんて、初めてのことでしたから、これは祖父達が動いたのだと思いました。

兄は、私が中学校1年生の時に東京の大学に行き、その後東京で就職し結婚しており、ほとんど交流がありませんでした。
なんなら兄嫁とのほうが会話した回数多いかも、的なくらいだったのに、その兄から電話が鳴ったのです。

用事は、実家の母から私が占い師的なことをしていると聞いて、知りたいことがあるとどうでも良い内容でした。

しかし祖父が動いてくれたのに勇気が出なくて、兄に悩みを打ち明けることができませんでした。

でもその夜に、泣きながら、兄にメールをしたのです。
メールアドレスを知らなかったので、兄の会社のサイトを探したところ、そこに兄の連絡先として、兄の名前が書かれたメールアドレスが明記されていたのです。
なのでそのメールアドレス宛にメールを出したのです。

その後、丸一日経ってから返事が来ました。
メールを読んで、一晩眠れなかったと返事があり、色々と書いていてくれたのですが。
その最後に、「人生を変えたい」と言うのではなく、「もう変わった。大丈夫」と言いなさいと書いてありました。

それを読んで、彼は建築家で、後ろ盾もないのに実力だけでまあまあの立場になれたのですが、おそらくそれは潜在意識のことをよくわかっていだからだと思いました。

その兄が、私の直感力のようなものが強くなったのは、DVを受けていたからだと言いました。
普通は神通力を得るために、修験者たちは、山で命がけの修行します。
足を縛って崖から吊るされてお経を読んだりするなど、一歩間違えば、ほんとに死んでしまう修行をして初めて、その神通力が手に入るのです。

私は日々命の危機にさらされていたので、勝手に発動したんだろうと。

自分の命を守るために発揮される、火事場の馬鹿力という名のメカニズム。
それが日常的に起きていたので、人よりもつよい直感力が目覚めてしまったのだろうと。

その時初めて、自分がDVを受けていた事のポジティブな理由を見つけられたと思いました。

アースエンジェルなど、この地上に生まれた天使の生まれ変わりたちは、虐待するような親だとか、DVを受けたりする環境に身を置きます。
その理由は様々ですが、この「命の危険にさらされて神通力が発動してしまう」ことも大きな理由なのかなと思いました。

虐待された人、DVを受けた人は、運命の中に何か別の意図があった可能性があるので、そちらの側面からも見てほしいな、と思います^ ^