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ただ読むだけではない。新聞で読解力を上げる方法とは【新聞超活用 日本語力ドリル】齋藤孝監修

2022年に西日本新聞の購読を始めて
2年近くが経ちました。

「今更新聞?」と思いつつも、
『僕らが毎日やっている最強の読み方』を読んだのがきっかけで購読を始めました。
今では、書籍に次ぐ情報源になりました。

それまでは「ネットがあるからそれで十分」と思っていました。

実際に利用してみると、変化が2つありました。

1つ目は、ネットでは読まないニュースが目につくので、関心の幅が広まりました。
例として、文学のコーナーは読むことがありませんでした。今では気になるテーマの記事は読むようになりました。

もう1つは、自分の住んでる県や町に関心を持てるようになりました。
福岡県内には、大学時代も入れて15年間住んでいますが、知らないことが多かったです。
特に、遠い地域だと存在すら知らないことも。

新聞を読む習慣がついた頃、立ち寄った古書店で
偶然こちらの本を見つけました。

2012年発行なので、取り上げられているニュースに古さを感じました。
「こんな出来事があったなぁ」と思い出しながら
ワークをやってみました。


・目を疑った対象年齢

買ったときは、ビジネス書と同じ位置づけと思っていました。
新聞を活用するドリルだろうと思いました。

しかし、読み進めていると、
「受験?就活?」と
学生さん向けの本と気づきました。
よく見たら、下の方に「中学受験〜就活」とありますね。

・「事実」と「意見」に線をひこう。
・この記事のメインメッセージは何か?

実際にワークをやってみましたが、
大人でも難しいと感じました。
難しすぎて、解答例を読みながらやったワークもありました。

中高生でこの問題が解けるなら、
面接や小論文で困ることはないでしょう。

・実際にワークをやってみた結果

コンビニで新聞を買ったため、
スクラップしてからワークをやりました。

まずは、こちらの記事です。
能登半島地震の影響で、輪島市の中学生250人が
集団避難に同意したというニュースです。

「メインメッセージ」「補足情報(理由、説明)」
「影響、意義(結果、どうなるか)」を
記事を読んで書き出しました。

今まで、意識して読んだことがなかったので、
「これ?」と試行錯誤しながら書いてみました。
読解力のトレーニングになりますね。

次は、「糖尿病」の名称変更の記事です。

「メインメッセージ」「補足情報(理由、説明)」
「影響、意義(結果、どうなるか)」を書き出し、
さらに、選んだ理由も書きました。

一歩踏み込んで、1分間でスピーチする練習をしましょうとありました。
書いたことを見ながら読んだら、
1分間でちょうど終わりました。
内容を組み立てるのに使えそうです。

・感想

「事実と意見を意識せずに読んでいた」
今回のワークで気づかされました。

ネットの情報で、事実と意見が混同されて
意図しない形で広まる事例を見かけます。

発信者の意見が受け入れられないせいなのか、
現実に起きていないのに、
大騒ぎする人も珍しくありません。

特に発信者を意識しないと、
事実なのか飛ばし記事なのか
わからないことがあります。

先日話題になった、ソフトバンクホークスの人的補償のニュースを見て改めて実感しました。

最初に報道したのは日刊スポーツ。
まだ球団から正式発表の前でした。
最終的には甲斐野選手と発表されましたが、
和田選手と報じられた時は大騒ぎになりました。

思うところはありますが、
「発信者は誰か」を確認しないと
情報に踊らされると思い知らされました。

新聞に限らず文章を読む時は
「事実」と「意見」を分けて
考えられるようになりたいです。

以上、ちえでした。
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