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年老いて何が残るのか

「若さがなくなった後、一体何が残るんだろう」

20代前半の頃よく考えていました。
ちょうどミスユニバースを目指していた時期と重なります。
なんか哲学のような問いですね。

20歳過ぎてから「あとは老いていく一方」と
感じていたんだと思います。

20代前半といえば、
人生で若さのピークです。
確かに見た目だけなら、20代前半は若かったと思います。今より体力もあったし、無理が効きました。

しかし、美しさのピークかと言われたら
違うと断言できます。


・年をとっても通用する路線

私が大学生の頃 AKB が流行っていました。
同じ研究室で好きな人もいました。

確かに彼女たちをみて可愛いと思いました。
しかし「30歳40歳過ぎてこの路線が通用するのか」と考えてしまいました。

60歳過ぎてもフリフリのドレスが似合う
松田聖子さんは例外として、
ほとんどの人はずっとこの路線で
行くわけにはいかないでしょう。

アイドルは可愛いけど、賞味期限が短いと感じてしまいました。

・元日本代表を見て思ったこと

当時、ミスユニバースを目指していたので、
過去の日本代表の方を調べたことがあります。

世界一になった森理世さん、
その前の年の代表だった知花くららさんを
真っ先に思い浮かべました。
更にもっと前の大会の代表で、
テレビに出ている方がいました。

それは萬田久子さんです。
私がミスユニバースを目指していた時点で、
既に50歳過ぎていました。
偶然テレビで見かけましたが、「50歳過ぎてもこんな美しくいられるのか」と驚かされました。
年齢を重ねても失わない美しさがあると学びました。

・何を身に付けたらいいのか

「見た目の若さ以外の武器は何か」
同時に考えていました。

幸か不幸か、私は薬学部を卒業して
薬局の会社で働いてました。
価値観としては若さとか美しさよりも
いかに仕事ができるかの方が重視されてました。

学生時代であっても勉強ができたり、卒業研究でうまくいったりすることに重きを置いてました。

さらにパートナーである夫も
話が合う方に重点を置いてるように感じました。

そう考えると、若くて美しい女性の外見を消費するような世界にいなかったことに気づきました。

以上のことから、私がやるべきことが
「一定のビジネススキルを身につける」
「読書をするなりにして知識教養を身につける」
この2つになりました。

人によって答えは違うと思います。
当時いた私の状況を考えると「いくら美人でも中身の空っぽな会話を続けていては話にならない」と感じました。

・まとめ

この問いですが、今ではほとんど考えなくなりました。
なぜなら、もうすでに自分自身が
ある程度年をとったからです。

むしろ「最低限仕事するのに困らないスキルを身につけられただろうか」
「読書は続けているけど、知識教養のある会話ができているだろうか」
それを振り返る段階です。

若い頃と変わったのは、
美容よりも健康に重点を置くようになりました。
どんなに美容医療でごまかしても
中身が健康でなければ意味がないと気づきました。
健康でいることが美しさにつながることに気づきました。

正直20代前半に感じていた不安が
解消されているかは分かりません。
それでも年を取ることにそこまで恐怖を感じなくなりました。

生まれつきの美人でなくても、
若さはなくなっても、
自分は自分だからと言えるようになりました。

以上、ちえでした。
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