「お宝を狙う美女」
橋本マナミさん演じる黒いコートの女を見て、
ルパン三世に出てくる峰不二子を思い出しました。

話が進むにつれて、
「なんて過酷な運命なんだろうか」と
こちらまで悲しくなりました。

・ダイヤ＝宝石と思ってない？

「ダイヤはどこ！？」
ある若い男に詰め寄る「黒いコートの女」
最初見たとき、「お宝を狙う美女」にしか
見えませんでした。

視聴者の私だけでなく、捜査関係者も同じ。
しかし途中で右京は気づきました。

・実子なのに(ネタバレあり)

「黒いコートの女」の名前は菅野茉奈美。
ある事件の現場とある男の家にあった指紋が一致。
そこから高崎署へ出向くことになりました。

レザークラフトの店主やそこにいる娘へたどり着く手がかりになりました。

菅野茉奈美は娘が生まれる直前に
夫をガンでなくしました。
更にその後、大愛(だいあ)と名付けられた娘は
不良の男たちに誘拐。身代金を要求されました。
そこで、お金を渡しに行ったときに
1人の男を殺害しました。

誘拐した娘は、当時保護司をやってた
レザークラフトの店主のもとへ。

この店主夫婦は子どもに恵まれなかったので、
正式な手続きで(特別？)養子縁組を結びました。

茉奈美の視点から見ると、
誘拐された娘が知らぬ間に
他人の子どもになっていました。
違う名前をつけられていました。

その後、2人で遊びに行くけど、
誘拐の疑いで茉奈美は逮捕されました。
「理不尽…」と思わずにいられませんでした。

仮に実母とわかったところで
茉奈美は殺人で逮捕されるから
娘を引き取ることはできないと考えると
やるせない気分でした。

・感想

2点疑問が残りました。
1つ目は、1歳にも満たない赤ちゃんを誘拐したことについて。
「おむつやミルクを買いに行かなきゃいけないよね？そこから足がつきそうじゃない？」でした。
犯人グループにしたら、誘拐がバレるリスクが高まりそうと疑問でした。

2つ目は、娘が誘拐された茉奈美は
なぜ警察に通報しなかったんだろうかと。
被害届を出せば受理されそうな案件だと思います。

結局、作中ではわからず。

レザークラフトの店主については、
ゆすられて気の毒と思うのと同時に、
「この人も犯人グループの男どもも、どっこいどっこいのクズっぷり」と感じました。
不倫を種にゆすられるって…奥さん気の毒です。

何より、ガンで夫を失った上に、
娘も理不尽な形で奪われた茉奈美が気の毒すぎて
言葉になりませんでした。

橋本マナミさんの憂いある表情が余計に
物悲しさを漂わせてました。

以上、ちえでした。
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