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相棒 season20 #14 ディアボロス【ドラマ感想】

こんにちは。ちえです。
詳しいプロフィールはこちらです。

 「他人の才能ってそんなに憎いですか?」

薬剤師の免許を持ってますが、
私より経験もスキルも上の人は
いくらでもいます。

文章を書くのは好きですが、
私より面白く、為になる内容の文章を
書ける人間は星の数だけいます。

料理やお菓子作りは好きですが、
私より上手く作れる人はたくさんいます。

だからと言って、
限られた時間とお金を注ぎ込んでまで
私より能力の高い人を
陥れようとは思えません。

そう思うと、意味不明だなぁ。 

 ○あらすじ

右京は、小手鞠の誘いで、氷室聖矢というフラワーアーティストの展覧会を見学する。氷室は、婚約者の女性と仲睦まじい姿を見せていたが、その後、女性が氷室のオフィスで殺されているのが発見される。捜査一課が氷室を疑ういっぽう、右京と亘は、氷室と十年来の仕事仲間だという生花の卸売業者・一之瀬から話を聞く。ところが、取り憑かれたように仕事をする氷室に、聴取を遮られてしまう。小手鞠によると、氷室の前のパートナーは3年前に謎の失踪を遂げていて、氷室が婚約者を失うのは、これで二度目だという。そんな中、氷室が高名な美術評論家の家に押し入る事件を起こす。評論家には、かつて氷室の個展を酷評し、活動に水を差した因縁があったが、「恨まれる筋合いはない」と憤っていた。その頃、逮捕された氷室は、取り乱した様子で、婚約者の失踪と殺害は、「悪魔の仕業だ」とつぶやいていた。

天才アーティストに掛かる連続殺人の疑惑
フィアンセ失踪と殺害は悪魔の仕業!?
美しい花々と過去の事件が特命係を惑わせる!

公式サイトより

・特命係と捜査一課の視点

特命係は、事件の鍵となる、
氷室が言ってた悪魔を探すことに。

捜査一課は、失踪している
最初の婚約者、栗原玲子を捜索。

・杉下右京の観察力

「細かいところが気になる僕の悪い癖」

「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。

1.一之瀬の服に付いた花粉

シャツの襟についてた花粉を見て、
花の卸業者と気づきます。

更に、別の日には
ズボンに泥が付いているのを見て、
「今朝は房総半島だけ雨。
花の産地だから、畑に直接行ってきた」と
言い当ててしまいます。

2.氷室の最初の婚約者の写真

最初の婚約者である
栗原玲子との2shot写真を見て
フィンガークロスをしてることに気づきます。
帰国子女と判明。

フィンガークロスは、
「幸運を祈る」という意味を表します。
クロスさせた人差し指と中指を
十字架に見立てています。

一方、
「嘘ついたけど神様許してください」と
いう意味でも使われることもあります。

玲子は失踪したため、
何か目的があるに違いないと推定。

3.氷室が赤坂の料亭で生け花を依頼された。

氷室が花を生けてくれと頼まれ、
やらせてみたら常連さんの評判がよく
任されることに。
他のお店からも依頼が来ました。

一方、今までやってた人はお役御免。
有明流の人間と判明。

有明流の家元である尾崎は
面白く思わないだろう。
氷室の個展や作品を酷評してました。

・ホントにそう?

内田絵理奈の銀行口座に
300万円が2回振り込まれてました。

「誰かに雇われていたのでは?」と推測。

栗原玲子の愛情が偽物なら、内田絵理奈も…?

家元尾崎には、
子どもにヌードモデルをさせる性癖が
弟子の間で知られてました。
それを利用されて、脅されました。

この3人を動かした人間が悪魔。

尾崎の妻から
「あなた、もう話しておしまいなさいな」と諭され、真相を話しました。

玲子の取り調べの時に、
10年前の有明流の名簿のある人物を見せて、
「この人です」と指した人物こそが悪魔。

それは…氷室に花を用意してる
一之瀬だったのです。

更に、事件当日、シャツに付いた花粉が
ユリの花であることを右京は気づいてました。

ユリの花は玲子が失踪した時に使われました。
愛する女性の喪失が再び起こると
見越してたとしか思えなかったからです。

・心情

絵理奈は最初は雇われていたが、
予想外に本気で氷室のことを愛するように。
「私は彼と結婚する。幸せにしたい」
一之瀬にとっては予想外の出来事。

絵理奈を殺しました。

氷室の才能に嫉妬し、
あの手この手使って
氷室の潰れた姿を見たがってた一之瀬。

その一方で、
彼の創作のために花を用意し、管理してるのも彼。
矛盾しているように感じます。

・感想

一之瀬のシャツに付いた花粉や
泥が付いたズボンを見て、
自己紹介の前に卸業者とわかった右京にビックリ!

更に、
氷室に大量のユリの花が必要になることを
予め見越していたことを見破ったのにも驚き。

今回は特に、
右京の観察力に驚かされました。

それもしても
他人の才能に嫉妬した一之瀬の行動が
不可解に感じました。

本当に嫉妬して潰れた姿が見たいなら、
わざわざ花の仕入れや管理をして、
創作活動をやりやすくする必要があるの?と疑問。

一方で尊敬してたのでは?と
矛盾した感情があったのではないかと思います。

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