梅香る南関東をゆく:五條天神社・牛天神北野神社

画像1 今回は梅の花を観に、南関東の梅の名所とされるところを巡ってゆきます。しばし、私と梅見散歩を楽しみましょう!\(^o^)/
画像2 このミニマムサイズの伏見稲荷みたいなのは……
画像3 台東区、上野公園内にある、花園稲荷神社!そしてその隣りにある、五條天神社ですね!(み……見えない)
画像4 すぐ横には年季の入ったお茶屋さんがあります。あの屋上……上れるのかしら
画像5 五條天神社は、何度かお引越しを重ねて、今の花園稲荷神社のとなりに落ち着いたのだそうです。
画像6 もともとは、大和武尊が東夷征伐のおり、大国主命(おおくにぬしのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)という二柱の医薬祖神(医薬の神さま)をお祀りしたのが起源とされ、菅原道真公が祀られたのはそれよりずっとあとの寛永年間(江戸時代)とのこと。
画像7 天神様が来たおかげで、こうして梅の花を愛でることができるのですねぇ(人*´∀`)。*゚+
画像8 上野のお山の斜面にあり、私が入ってきた連続鳥居の方はけっこうな急階段です
画像9 ですが反対側、大きな鳥居がひとつ立っている方からアクセスすれば、そちらは下の道路までスロープになっているので楽ちん!(◍•ᴗ•◍)
画像10 天神社らしく、みごとな梅の花ですねえ✧◝(⁰▿⁰)◜✧
画像11 ここは花園稲荷のほうが有名なので、梅を愛でる穴場スポットと言えるでしょう
画像12 亀戸天神や湯島天神と比べると、ずっと空いている印象です
画像13 おや、これは桜ですね!(ʘᴗʘ✿)
画像14 『梅の花 咲きたる園の 青柳は 蘰にすべく なりにけらずや』(うめのはな さきたるそのの あおやぎは かづらにすべく なりにけらずや) ──粟田人上(あわたの ひとかみ)、少弐粟田大夫(しょうに あわたの だいぶ)
画像15 『梅の花が咲いている庭の青柳は、蘰(蔓性の植物や柳などを編んで作った髪飾り)にできるほど成長したようだ』
画像16 そのとおり、梅が咲く頃には、ほかの植物も春の恩恵を受け始めているはず。梅でなくとも、身近な草花に、季節の変わり目を感じる、そんな生活の潤いは持ちつづけたいものです
画像17 五條天神社を後にして、次なる目的地へ!
画像18 さて、上野公園を降りて西へ向かい、小石川後楽園の裏手を抜けてしばらくすると、住宅街のど真ん中に神社が現れます。……鳥居?これ?
画像19 文京区は北野神社、通称「牛天神」ですね
画像20 かなり高いところにあります。そして本当に民家のど真ん中にあるので、どこにカメラを向けても個人のお家が入ってしまいます……撮りづらい!(ᗒᗩᗕ)
画像21 真上くらいしか撮れない(+_+)
画像22 牛天神北野神社の縁起は、鎌倉時代、源頼朝公がこの地にあった岩に腰掛けて休んでいたとき、夢に牛に乗った菅原道真公が現れてお告げをされ、頼朝公がこの岩を祀たことが由来とされています。それ以来、境内にある牛の形をした岩をなでると願いが叶う、といった伝説が語り継がれているのだとか。
画像23 ところがここで異変が私を襲います
画像24 ものすごく圧迫されるというか……寒々しい感じがして、いやーな雰囲気があたりにたちこめるのです(;´Д`)
画像25 なにか、土地そのものと風水学的に合わない、拒否されているという感じをひしひしと受けました。この梅の枝さえ背筋が寒くなるほど不気味に見えます(´;ω;`)
画像26 ここにはあまり長居しないほうがいい……そう思って逃げるように退散しました。まあ、寺社めぐりをしているとまれにこういうことも起きるんですよ。ひさしぶりの感覚だったのでびっくりしましたけど。こういう時は万葉の古歌から力をもらいましょう!( •̀ㅁ•́;)
画像27 『春されば まづ咲くやどの 梅の花 独り見つつや 春日暮らさむ』(はるされば まづさくやどの うめのはな ひとりみつつや かすがくらさむ) ──山上憶良(やまのうえの おくら)、筑前守山上大夫(ちくぜんのかみ やまのうえの だいぶ)
画像28 『春になればまず咲く我が家の梅の花を、ひとり見ながら春の日を過ごそう』
画像29 山上憶良は私の好きな歌人のひとり。自然や恋といった題材が多い和歌の世界にあって、彼は暮らしや貧困問題など、社会的なテーマでも数多くの歌を詠んでいます。社会派だったのですね。私も、社会のセーフティからこぼれ落ちてしまいそうな人々への理解をもっともっと深めなければ、と身がひきしまる思いです。
画像30 風水学的に合わないとか言ってる場合じゃあないぜ!次行くぞ次!それでは、またどこかの梅花の下でお目にかかりましょう!ごきげんよう~

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