お花見弾丸偵察:皇居乾通り

画像1 3月23日から31日まで一般公開されている皇居の「乾(いぬい)通り」へ行ってまいりましたわ!ふだんは公開されていない場所で、春の桜の季節と、秋の紅葉の季節に一般公開されるのが通例となっておりますの。
画像2 警察官による手荷物検査とボディチェックを受け、坂下門から入場。乾門へ抜ける一本道が、乾通りですわ。すでに登城気分!
画像3 まあ、中に宮殿への入り口とかありますからね。警備は厳重であたりまえですのよ
画像4 あれは宮内庁の庁舎?なかなかにレトロな建築......中に入ってみたいですわね~
画像5 あそこに見えるやぐらは三重ですわね。あの方角に見える三重櫓は、皇居外苑から見える巽櫓ではなく、その内側の富士見櫓ですね。旧江戸城の櫓で、現存する三つの櫓のひとつですわ。(残りのひとつは二重橋近くの伏見櫓)
画像6 汗ばむほどの陽気。しかし今のところ、桜のサの字もございませんわね......
画像7 あっ、ありましたわ!
画像8 は?フユザクラ?もう終わりではありませんか。逆に今までよく残っていたものだと感心しますわ!
画像9 局(つぼね)門。お局さま、つまり女官たちが使用していた門、ということでしょうか。
画像10 奥になにか見えますわね......住居のようには見えませんし、なんらかの作業を行う所でしょうか?
画像11 お壕(ほり)をはさんだ向こう側に、細長い建物が見えます。あれは、多聞櫓のひとつ、富士見多聞ですわ。
画像12 多聞櫓は、内部に武器弾薬などを備蓄し、石落としや鉄砲狭間(てっぽうはざま)を備えた、防御の要となるいわば攻性防壁。名前はこのタイプの櫓を初めて運用した松永久秀の城、多聞城からとも。多聞とは四天王の多聞天のことですわ。
画像13 ようやく咲いている桜を見つけましたわ!(;´д`)
画像14 うーん......なんだかいかにも物足りないですわね
画像15 まあ、昨日の台風みたいな風の日に満開だったらひとたまりもなかったでしょう。あの日までつぼみだったことは、むしろ正解だったと思いますわ。
画像16 この気温、この咲き具合。一週間後がピークだとみました!
画像17 しかし、どこも桜祭りの終了を3月31日に指定しているのが痛すぎますわね。これからがピークだというのに。
画像18 乾通り、思ったほどは桜の木はございませんわ。まあ、桜と紅葉を目玉にしているのですから、ふつうに考えれば多くても半々なのは予想がつきます。
画像19 なので、おそらく満開になっても、「うわーっ!」となるほどの花景色にはならないでしょう。数ある木の中で桜の木もある、ぐらいに思っておいたほうがよいかもしれません。
画像20 そして、来て初めて気がついたのですけど、
画像21 乾通りの位置している場所と方角の関係で、奥の大きな木の陰になってしまうことが多いのです。
画像22 日の当たる所は実質、宮殿の反対側、お壕がわの植栽に限られてしまう所が多いですね。
画像23 日陰には日陰の、逆光には逆光の美しさ、愛で方、撮影の仕方があるのですけど、これは知っておいた方がよいでしょう。
画像24 現に、こちらの一本──お壕側の日当たりのいい、若干咲き進んでいる木は、お客さんで黒山の人だかりになっておりました。
画像25 乾通りは決して広いわけではありません。一ヶ所に人が集中すると、それだけで通行のさまたげとなってしまいます。
画像26 そう考えると、安全性の確保に直結しますので、桜のトンネルとかにしなくてかえってよかったのかもしれませんわね。
画像27 大声で騒ぐ酔客や、路上喫煙する輩などいるはずもないので、こうしたウォークスルー方式のお花見もけっこうよいものですわ~
画像28 終わりに近づいてきました。なんとなく、乾門に近い方が、早咲きの桜が多い気がします。
画像29 坂下門から乾門へ──フフ......なんとなく三国志のあれを思い出しますわね。曹仁の敷いた摩訶不思議な力を持つ八門金鎖の陣を、生門から突入して景門へ駆け抜け、見事、陣を瓦解せしめた趙子竜の武勲を......
画像30 皇居の門は八つどころではありませんけどね!このあと北の丸公園、靖国神社、千鳥ヶ淵と回りましたけれども、どこもほとんど咲いておりませんでした。標準木からして7~8輪というところでしたからね。まだまだこれからでしょう!それではまた、どこかの桜の下でお目にかかりましょう!ごきげんよう~

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