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未熟な大人/子供の暴力⑦

またもや事件

前回はコチラ↓


つづき


そうこう私が悶絶しているうちに
小学校4年生にはなりバスケ部に入った

スポーツ観戦のおかげか
ルールもかじっていたし
何年もプロを見てきたので
イメージが付きやすかったのか
めきめきと上達した

部活に没頭する毎日
きびしめのコーチで
練習量がハンパなかった
放課後部活、土日も部活
休みは週1回平日のみ

きちんとRestが取れていないからか
ケガをする子が多く
父母会や子供たちから不満があったが
コーチをしてくれる貴重な人材だったので
あまり強くは言えず変わらずだった

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そんな日々で癇癪をおこす時間もなく
学校→部活→宿題→爆睡 
大忙しの毎日だった
このころは宿題もそんなに多く無く
バーっと書いて終わっていたが
「自主勉強」の宿題は苦手で
漢字とか算数をやるだけでは
先生から「書くだけでなく工夫するよう」と
赤でコメントが付いてしまい
ケンタは傷つきイラついていた

私も自主勉強というのは
結局何かを写す作業になるので
先生の言う「工夫」が分からなかった
なのでそれを手本もなく
自分で工夫しろだけのアドバイスは
小学生には冷たいなと思った

6年生になりケンタはキャプテンになった
上手い子は他に居たし
みんなの前に出るタイプでもない

もう少し積極性があれば
もっとうまくなる
もっと出来る子と言われていたので
おそらく何かの可能性をかけて
抜擢されたのかもしれない

何事もなくこなしていると思っていた

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ある日一人のお母さんからメールが入る
「直接お話ししたいから会える日はありますか?」

たまに遊びにも行くし
良く聞く名前の子のお母さんだった
(トモキくんとします)

約束をしたコンビニの駐車場で会った
「実はトモキとケンタくんのことで」と

聞くとケンタはトモキくんをいじめていた
トモキくんは体が小さく
少し天然でずっと補欠だが頑張っていた子
バスケ部全体がトモキくんをイジる感じは
いつもあったが
ケンタの対応が最近ひどすぎて
私が知らないと思って耐え切れず
連絡をしたということだ

よっぽどのことだな・・・と
怖かったが話をきいた

つづく


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