lowichiken

音楽に関わって生きていこうなぞと心に決めながら、生きてくため、飲食業に片足を突っ込み、…

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音楽に関わって生きていこうなぞと心に決めながら、生きてくため、飲食業に片足を突っ込み、マネージャー業務なんぞをやりながら、稼いだ金は、CD 本 酒に溶けて流れ、自部屋は、リトルブックオフ化してしまった男であります。

最近の記事

ランディエデルマン ブルーバード

1970年代、シンガーソングライターとして活躍し、その後、映画音楽の世界に進み、ゴーストバスターズや、マスクの映画音楽を担当し、その名を知られたミュージシャンが、1974年に発表した、プライムカッツという、素晴らしいアルバムの一曲目を飾る、名曲 Where am I ever gonna find a bluebird 訳すると、どこに行けば幸せの青い鳥を見つけられるの? ってサビの詞だけで、なんだか、胸にグッとせまる そのあとに続く歌詞が、 誰もが、幸せの青い鳥を

    • ヒア アフター 壊れた心の再生

      クリントイーストウッド監督が、死後の世界をテーマに、心に深い傷を負った3人のストーリーを軸に、ささやかな希望を後味として残す映画でした。 バカンス中に、津波に飲み込まれ、臨死体験をした女性ニュースキャスター 霊と会話ができる霊能者としての能力を持ちながら、深く知りすぎる怖さを経験し、その能力に、ある種の憎しみを持つ男 ドラッグ中毒の片親の母を支える双子の兄弟の兄が、交通事故で亡くなり、その深い喪失感で、心を閉ざす少年 この3人の切ないストーリーを軸に進んでいく 胸が

      • 本当にやりたくないことをやらないと決める

        社会に出て働いて、生きていく上で、やりたくねえなあーってことは、たくさんある しかし、自分で、働かせて下さいと会社の門を叩き、働き出した以上、どうしても、やらざるを得ないことは、やらざるを得ない それが嫌なら、違う場所を探すしかない 若い頃は、何の根拠もないのに、自分は間違ってないんだ!ってな、自身が、なぜかみなぎっており、納得できないことがあれば、さくっと仕事を辞めてしまっていた そんなことを繰り返していると、どこへいっても嫌なことはたくさんあり、また、新たな場所で

        • ナイアガラトライアングルvo2

          ビカーっと太陽が照りつけはじめると、ついつい聴きたくなる、ジャパニーズポップの最高レベルのアルバムと思っておる盤です 1曲目から、大瀧詠一のフィルスペクターばりのウォールオブサウンド で、2曲目から、若かりし佐野元春の弾けたロックンロール そして、ソースウィートボイスの杉真理 初夏には、最高のアルバム! 今年の夏こそ、何かしら、素敵なことが起こるんじゃないの! なんて気分に、一瞬させてくれる、マジカルな名盤であります

        ランディエデルマン ブルーバード

          オペラ オフィーリア インディゴガールズ

          デュエット曲なんてものは数あれど、女性デュオってのは、結構珍しく  日本では、キロロが代表選手なのかな 海外でも、意外とおりませんで、最も有名どころとなると、1980年代に活躍した、ハードポップバンド ハート あたりになるのでしょう 私のおすすめは、日本ではほとんど知られていないであろう、 インディゴガールズ 二人とも、そこそこ野太い声 でも、その二人のハーモニーは絶妙で、   なんとも味わい深いのであります 特に、タイトルのオペラオフィーリアってアルバムは、まず、

          オペラ オフィーリア インディゴガールズ

          マイ インターン

          ネット通販のアパレル業態で起業し、一気に成長した会社を率いる    アンハサウェイと、社会貢献の一環として、シニア層の雇用の求人で採用された、ロバートデニーロとの交流を軸に繰り広げられる、ほんのり、温かい気持ちになる、優しい映画でした。 70歳を過ぎ、奥さんに先立たれ、新たな生きがいを見出そうと、若者だらけのオフィスに、昔ながらのカチっとしたスーツ姿で登場するデニーロに、まわりは、最初、扱いに困りながら、誠実な人柄と、役に立てるなにかを、日々探しながら、徐々に、従業員の信頼

          マイ インターン

          差別主義者を俺は憎む

          何人は嫌いだ とか いうやつ あほか! と思う まともに生きてりゃ、生まれた場所とかで、人の価値が決まる訳がないってことは、当たり前にわかるでしょ そういう、国籍とかで、どうたらこうたら言うやつに問いたい じゃあ お前は、日本人全員好きなんか?と そういうやつに限って、山田はむかつく とか、吉田は顔みるだけでむかつく とか 言うてる ただただ、そういう奴は 幼いのだ ただただ、しょうもない まだ、10代、20代くらいの子なら、親があほやったんやな と、ある

          差別主義者を俺は憎む

          夜の果てへの旅 ヒートウェイブ

          12月の凍える街をアテもなく歩き続けてる 読み捨てられた週刊誌が今日も又 風に揺られてる あたたかなカーテンの向こうで光と影が抱き合っている 彼はどうしようもない孤独を抱え夜の街へと旅を続けている 曖昧な日々そして夢 怒りさえも ごまかしてただけで 重い荷物を抱えながら なぜかいつも浮いていただけで 溺れたくないから泳いてただけで生き延びるため笑ってただけで ただ流されていくままに 彼は夜の果てへと旅を続けていた 自分が最もシンパシーを感じるロック詩人 山口洋

          夜の果てへの旅 ヒートウェイブ

          Blue Fantasia 堂島孝平

          日本のポップス好きなら、ご存じの堂島孝平 声良し メロディー良し アレンジ良し めちゃくちゃ ポップスIQの高いお方 なのに、いまいち 知られていない なんだか 悔しい アルバム 全て 素晴らしい バックミュージシャンも、毎度 素晴らしい なのに いまいち 知られていない そんな 堂島先生 4年ぶりのアルバム 当然の事 素晴らしい とにかく、聴いて欲しい 心が、ぽっと、明るくなります

          Blue Fantasia 堂島孝平

          生きてれば

          生きてりゃ、どうにもならないことは、突然ふってくる どうしようもないことってあるんだ でも どうにかなることも たくさんある どうにかできること 精一杯 やってくしかないんだ

          生きてれば

          Days 中川家 2

          以前も、一度書いたんですが、今、一番笑える番組 ラジオで、兄弟二人が、言いたいことを言い散らかしております 特に、4~5月の放送は、コロナにより、劇場で漫才ができなくなり、 そのフラストレーションを、番組内で、爆発させております。 律儀に、ユーチューブにUPしてくれてる人がいるので  中川家 ラジオ で検索すると、ずらずらっと出てきます 今、日本一、笑える番組 くさくさと、やりきれない気分で日々過ごしておられる方へ このラジオを聴くと まあ、なるようにしかな

          Days 中川家 2

          常識 非常識

          社会の中で生きてると、非常識な奴に出くわすと、 非常に、憤りを感じてしまう 車に乗っていても、突然、ギュワン と割込みする奴やら、 馬鹿みたいに、車線変更をひたすら繰り返し、一台でも抜かしたいと必死こいてる奴 はたまた、駅で、二列に並んでるとき、へっちゃらな顔して、先頭に割り込む オッサン そんなシーンに出くわすと、ギュンと 怒りがこみ上げる が 仕事終わって、一人でしばし 酒をくゆらせていると、 なんで、そんなに、常識にしばられて生きてかなならんのだ! と

          常識 非常識

          スピード感 スティービーレイヴォーン

          ギターにおける早弾き、となると、へビメタ界隈の連中には敵わない ただ、物理的なスピードと、音が転がっていく疾走感というなはちと違う タイトルの スティービーレイヴォーン  1980年代に、彗星のように現れた ブルースギタリスト ヘビメタみたいなスピードではなく、高速道路をアクセルベタ踏みして ぶっ飛ばしてる気分になる ハードドライヴィング バーボンウィスキーを ロックで2,3杯飲み干して、てれーっとした気分で聴いてると、心は、アメリカ南部 ただただ綿花畑を両サイ

          スピード感 スティービーレイヴォーン

          山桃寺まえみち 芦原すなお

          たまらなく、愛おしい小説 ざっくり、あらすじを書くと、おばあさんが、一人で切り盛りしていた  一杯飲み屋を、孫のミラちゃんが後を引き継いで、営業を始め、そこに集う常連さんや、配達業者さんとの日々のやりとりが つづられている ざっくり言えば、ただそれだけの小説なんですが、登場人物が、それぞれ、まあ魅力的なんです 特に、不倫の泥沼に突入しているイベント会社を経営してる高梨さんと、ミラちゃんの、年の離れた女の友情めいた関係が、特別に美しい色を放っている どこにでもある日常 

          山桃寺まえみち 芦原すなお

          note 大貫妙子

          ひとりで泣いた日 願ったことは ひとつのこと 喜びを誰かと わかちあえることを 山下達郎と、その昔、シュガーベイブというバンドで歌っていた大貫妙子 ソロになってからも、夏に恋する女たちという曲でヒットを飛ばした タイトルの note は、 彼女の24枚目のアルバムで、山弦というアコースティックギターの名手二人のユニットをバックに淡々と、美しい曲を紡ぎあげた、素敵なアルバム 冒頭の3行は、1曲めの あなたを思うと という曲からの抜粋 声、曲、詞、サウンド どれを

          note 大貫妙子

          ベタ

          お笑い用語で、老若男女が笑える、わかりやすい笑いをベタなんて呼ぶ 新しい笑いを生み出そうとする、いわゆる尖った芸人は、そういうベタな笑いを馬鹿にしたりする ふざけるな! 一部のマニアのみに通用するものと、たくさんの人に、元気を与えるものを比べれば、ベタこそ、素晴らしいのだ 先ごろ亡くなった、志村けんが言っていた ベタこそ、本当は、一番、難しいのだと 音楽でも、黄金のコード進行なんてものがあり、つい、ほろっとくるメロディーがある 音楽においても、ベタなんて言葉が吐