おすすめの書見台あれこれ

本を読む人にとって、書見台はあると何かと便利なものです。書見台には大きさや実際に置ける本の種類など、実際に使ってみないと分からないことがあると思います。そこでおすすめの書見台をいくつか紹介してみたいと思います。

メタルブックレスト(157g、23.5×17.5×1.5cm)
この書見台はどこかで見たことあるという読者もいるのではないのでしょうか。文庫本から案外大きめの単行本までしっかりと支えてくれる優れものです。ページ押さえの玉の部分で文字が隠れてしまうのが玉に瑕ではありますが、この玉がちょうど手でページを押さえるような感覚で本を支えてくれます。なんといってもこの書見台の特徴はダントツに軽いことです。持ち歩きに適した軽さではあるものの、鞄の中で収まりにくい形であるのは少し残念。あと欠点があるとすれば角度が三段階しか変えられないことでしょうね。もう少し倒して読みたい方は別の書見台を検討された方が良いと思います。あと、読み始めと読み終わりはどうしても重さが偏るので傾いてしまって安定を欠く時があるので慣れが必要です。とはいえ、抜群の軽さと四六判くらいの本までであれば支障なく使えるであろう、頼りになる書見台です。


Tihoo書見台(350g、24.1×29.2×2.5cm)
この書見台はアマゾンレビューでものすごく高評価なacttoの書見台と似てはいますが、少し異なる点でこちらを紹介したいと思います。大きな書見台ですと、新書文庫の読み始めが押さえられないことがあるのですが、この書見台はページ押さえがバネ式でページの背を割らないくらいの優しい力で押さえてくれます。背にくぼみがあるので、バネを利かせず初期値でも固定することができ、片方のバネを利かせて読むこともできます。絶妙な安定感と家での使用にはそれほどの重さを感じさせない軽さもおすすめです。角度調節は立てて読みたい方も倒して読みたい方にもお勧めできる段階数ですが、角度調整の際にバキバキとツメを弾く音が結構するので、図書館向きではありません。こちらの書見台は持ち歩きには少しサイズが大きくて、折りたたむと若干A4よりも短辺が長くなります。


Bookstation(405g、20.9×26.7×1.2cm)
こちらは定番の形で、文庫本から単行本まで幅広く対応できる安定の書見台です。同様のタイプのものはたくさんありますが、本書見台は折りたたんだ時のコンパクトさに特徴があります。ページ押さえはそれほどしっかりしたものではなくいたって普通の作りで、ページ押さえが結構目立つのでそこは好みは分かれるかもしれません。ですが本押さえの下辺が全くフラットで安定感は抜群です。お金と場所に余裕があれば一つあると重宝する書見台です。


クツワ学習書見台(171g、18.1×11.9×1.6cm)
書見台探しでそれほど注目していなかったのですが、これがもの凄く優秀な最近の相棒です。何がすごいかといいますとハードカバーの単行本のページがさっとめくれるんです。下のページ押さえの段差はページの下部を傷つけてしまう可能性もあるのでそこが気になる方は居るかと思いますが、そのでっぱりがハードカバーの浮いた隙間の高さとマッチして絶妙なページめくりを可能にしています。書見台としては400頁くらいのハードカバーの研究書でも最初のページから安定して押さえてくれます。ただ、背が割れることには注意しなければならない場合もあるので、そういった方にはTihooやBookstationをお勧めします。コンパクトさと軽さと鞄の中での収まりの良さもおすすめポイントで、今まで紹介した書見台の良いとこどりな書見台です。


家にはまだ今回ご紹介したものの他にいくつも書見台があり10種類を超えているのですが、現役のおすすめの書見台を四つ紹介してみました。書見台選びの参考になれば幸いです。皆さまの快適な読書生活をお祈りします。

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