働く母ちゃん、転んでもタダでは起きないよアーカイブとちょっと追記⑥(最終回)

長きに渡ってアーカイブに残してきた現ArrowArrow代表の海野(a.k.aちいさん)の奮闘記も最終回です。前回から1年近く経ってしまった…ごめんね、ちいさん。

私もちいさんもいよいよ4月から小学生の母になる訳で、なんとなく子育てと仕事の両立の仕方もまたアップデートするタイミングになるんだろうと思います。我らの強み(?)は、どんな失敗も事業の糧になるということ。転んだり立ち止まったりしながら、また次のフェーズでも楽しんでいけたらと思っています。

最終回は、子育てと仕事の両立に悩み続けてきたちいさんが、メンバーの力を借りてアップデートしていく様子が書かれています。

今までの連載はこちらでまとめていますので、ぜひぜひ振り返りつつ読んでくださいませ!

***

「みんな子育てしながらどんな風に働いているんだろう」


自分自身の”いっぱいいっぱいさ”がようやくわかった私。
(「その認識遅いわ!」というツッコミを数名の方からいただいております…)


私のまわりにいる子育てしながら働いている人たちって、
みんな本当にどうやって働いているんだろう。


そこから私の「自分内改革」の1歩目が始まりました。


まず今1番近くで働いているArrowArrow子育て中のメンバーにリサーチをしてみることに決めました。

「あのー、私経営会議したいです」
突然私から働くメンバーたちに提案をしてみました。
経営会議っていうと組織の方向性を決めたりする重ためな会議なわけなのですが、
私の中で勝手に裏テーマとして「短い時間で働いている人たちの働き方TIPS集め」に設定。


「経営会議の議題の1つとして[私はこんな仕事のやり方しています]のシェアをさせてください!」
この議題を滑り込ませた私は、自分の知りたいことが明確になっているので、
他メンバーの「なんだそれ?なんか面倒くさそうだな」w的な空気をなんとか持ち上げていこうと考えることに。


「来週の経営会議までに以下の宿題を考えてきてください。全員発表しますー!

①メンバーの仕事のやり方を見て褒めたいところをピックアップする
②メンバーの仕事のやり方をみて質問したいところをピックアップする
③自分の仕事のやり方の悩み相談(こういう時どうしてますか?のケースを考えてくる)

よろしくおねがいします!」

自分の仕事のやり方で意識していることって、
案外自分自身では気がつかないケースの方が多いだろうと思ったので、
他者の仕事のやり方を見つめる中で気がつくことってあるんじゃなかろうかと推測。


年度末である3月中旬。
遂にこの「ArrowArrow経営会議」(裏テーマ:短い時間で働いている人たちの働き方TIPS集め)を決行することになりました。

「わからないことをわからないままにしないで、その場でちゃんと聞いている」
「業務の早い段階で皆に共有して方向性自体を決めて進めている」
「つくるもののイメージをある程度頭に描いている」
「シーンで切り取って覚える」


仕事のやり方ってみんな違って、
それはどうやって創って来たかというと、
間違いなく今までの自分の仕事への関わり方から積み上がってきているはず。

上司や組織に教わり鍛えられてきたり、
カスタマーとの間で培ってきたり、
本やメンターや先人から学び盗みしてきたり、
皆さまざまな形で自分の「仕事のやり方」をビルドしていて、
それらを持ち寄っているチームのそれぞれの仕事のやり方に焦点が当たると、
もっと組織として前に進めるし、
それ以上に個々人がお互いに良い部分を補え合えたり共有し合えたりしそうだなと気づきがあり。


今回の経営会議で「他者の仕事の仕方でいいなーと思うこと、素晴らしいことを挙げて共有し合おう」というお題は、
その人個人のやり方ではあるものの、
そこから得られるものも多く、
かつ子育てしながら働いている(24時間仕事だけに没頭することをしない、できない、選択しない)人たちのやり方でもあったので、
私自身が参考になることがとても多かった。


今回私自身が心折れそうになって(というか何度も破損しそうになってなんとかテープで止めてという感じ)
でもまずは「どう思ってますか?」を一緒に動くメンバーに聞けたこと、
そこからまっすぐなフィードバックをもらえたこと、
腐らずに自分がどうしたらいいか考えられたこと、
アクションプランたてた上で実際にやってみたこと、
これらは私の中で一周まわせて、
(今だから)よかったなーと思います。

これからも何度も転ぶんだと思っており、
でも転ぶ事を恐れるようにならないといいなということと
(それは自分のこどもにまさに体感しながら伝えていけそう)

その度立ち上がるために、
何ができるかを考えよう、それからとっとと動こう、って姿勢をとれる人間でいたい。


【連載】9話目・最終話「働く母ちゃん、転んでもタダでは起きないよ」海野千尋

<連載を読んでくださった皆様>
拙い告白連載におつきあいいただき、
本当にありがとうございました!
たぶんしばらくは連載終了(…と願いたい、そう頻繁に転んでも身がもちません)としたいと思います。
ありがとうございました!

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