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柄にもないことを…

「永遠に生きられるだろうか」という歌詞が妙に頭に残っている。銀杏BOYZのBABY BABYの一節だ。歌詞は「永遠に君のために」と続く。

わたしもいつか、そんなふうに思えるような人に出会えるんだろうか。

先日、ツイッターで「恋人ができた。これから好きになれるように頑張るね(ニュアンス)」という投稿を見て、うまくいくといいねと思った。経験則的にはきっとうまくいかないから。自分のことを好きでいてくれるのは嬉しいけれど、好きでいてくれる君を好きになるのはなかなかに難しいことだった。あの頃の自分がもう少し器用だったら相手を傷つけずにさよならができたんだろうけど、わたしはどうしようもない子どもだったから「他に付き合いたいと思った人がいるからごめん。」と一日二日で関係をおわりにしてしまった。私のことを好きでいてくれる君とのこの先を考えたとき、どうしても別の人とがいいと思ってしまった。優しくてなんでも言うことを聞いてくれるのも、わたしのことを好きでいてくれるからだからというのもなんだか気持ちがわるかった。でも、もしわたしに好きな人がいたら無条件に優しくするし、なんでも言うことを聞いてあげるんだと思う。恋愛ってむずかしい。

恋愛の話になると、わたしはいつも居心地のわるい気分になる。別に、恋愛経験がないわけではない。それなりに恋をしたし、そういうことも経験してきたけれど、大切にされたとか大切にしたとか、誰かを愛しく思う日々を積み重ねた経験がなくて引け目を感じてしまうのだ。わたしが可愛くてスタイルも良くて素直な良い子だったら、好きな人から大切にしてもらえたんだろうかとか、わたしにもっと見る目があればロクでもない男を好きになんてならなかったんだろうかとか、考えても何にもならないことばかりを考えてしまってダメだね。

いつか素敵な恋愛をするために、わたしは今何をすればいいんだろうか。自分のことは嫌いじゃないけど、好きだと言われたら「わたしのどこがいいんですか???」となってしまうのは治しておきたい。「そうですよね!わたしって最高だし、わたしのここも、ここも、ここだって素敵だからそれに気付いたあなたって最高ですね!!」くらいに思えるように。思えるように…どうすればいいんだ。自信ってどうやったらつくんだろう。大学生の頃、周りの大人たちに君は自信がなさすぎる!とよく説教されていたけれど、だれも自信のつけ方はおしえてくれなかった。あいつらみんな無責任だな。でも自信のつけ方って、誰かに聞いてもだめなのかもしれないな。なんだって自分で見つけたことが正解なんだ。知らんけど。


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