見出し画像

積乱雲の宮殿に雲の象

10月16日分
ホテルは24時間制なので、4時頃チェックアウト。だが、タクシー6時半なのでロビーにいさせてもらいました。モアマネーなし。ナンドリー。


だんだん早朝チェックアウトやチェックイン増えてきて夜が明けました。

…タクシー来ない。6時に来てって言ったのを、6時半にしろっていうから言う事聞いたけど、待てぬ!日本人は時間厳しい、今朝桁間違えたチップあげた(お釣りくれなかった)からおあいこだ!

いつもそんなに厳格に時間守る人ではないのですが、空港のチェックインや荷物預けにもたつく自信があるのです。

という事で、オートリキシャーに。

エアポート通じなくてまず駅(すぐそこ)に連れてかれましたが、通じたら早かった。

渋滞の道をオートリキシャーのずるさでぐいぐい抜いていきます、東京をコスプレカートで走るあれ、多分インド人喜ばない。…もっと怖い超怖いいけいけー!!(助けてー)

ということで間に合ったカウンター。

「予約の時に使ったカード出して」
「預け荷物の中!」
もういいよ、と、許してもらえました。

よい子のみんなは、防犯のためにしまい込んでいいものとだめなものの区別をつけてパッキングしような!


この旅行で初めての昼フライトです。そしてなんでプロペラ2つで飛べるのか理解できないけどプロペラ機です。


…お客様、インドの地図をご覧ください。マレーシアやインドネシア側のなだらかな海岸線、そこの上にいました。

青い空青い海にindigoの青いペイントが溶け込みます。


青い空の積乱雲のお城に住まう雷帝インドラは、雪より白い象と共に空を駆けます。


機内で隣りに座ったアニシャさんとGoogle翻訳で少しお話。一人旅だよインドの神様に興味あるんだよ、と、伝わったかはどうでもいいです。


マドゥライに来たら、飛行機降りる前から強烈な日差し、熱い!溶けるじゃなくて焼ける!

降りてからタクシーです。ちょっとだけ賢くなったのでタクシー呼び場で頼みます。

頼み代ちょっとかかるけど…いやお釣りないから高額紙幣だめとか許して、全部あげるから、だめ、その破れてないの数えたら足りるから!

…まともなお仕事してる人は、潔癖なのです。

Madurai railway junctionまで、超混みで一時間くらい。

その間実は心配事一つあってぶるぶるしていたのですが、タクシーの運転手さんには警戒しすぎてるように見えたのかも。

窓の外は赤い土に乾いた畑、強すぎて白っぽい日差し。
車道を2頭立ての牛車が普通に歩く。
ビッグスクーターはもれなく二人乗り、液晶テレビむき出しで抱えたお兄ちゃんも乗ってる。

マドゥライのタクシーおじちゃんは、空港で決めた通りの額しか受け取りませんでした(ちゃんとくずしてくれた)

チェンナイの雲助ー!!


鉄道待ちで駅にいました。

実はちょっと手違いで、この時点でチケット取れてるのか私が把握できてなくて、青くなってたのです。

したら、杖持ったお兄ちゃんがこっち来いと。さっき乗せてくれたタクシーのおいさんが偶然通りかかって、彼女パラニ行きの列車待ちだよ、と、話してくれました。と、杖のお兄ちゃん、涼しいからこっちにいなよ、と、駅構内に連れてきてくれました。

その後も、大丈夫か、いつの列車だ、と、目が合うたびに心配してくれます。他の客の世話もやいてました。

駅員さんでも警察でもなく清潔感あって客引きでもないのに一日駅にいる彼は何者だったのかのう。



みんな床にぺたー。私もぺたー。

基本的に床がきれいなんです。濡れてるところは乾くまで仕方ないけど。

床におべんと広げて食べてる人もいます。バナナの葉持参!あと、バケツみたいなカレーポットとご飯の人も全然珍しくない。

外は太陽神スーリヤが、生きとし生けるもの全て滅する的な勢いで照らしてるのでみんな日陰も冷たい床も大好きらしいです。わんわんも複数駅で涼んでました。…日本の野良猫くらいに犬がいます。猫はたまにしか見ない。ネズミとシマリスは見た。


昼過ぎに電話して心配事解消!行き違いか送信エラーだったみたいです、よかったー。

インドのネット予約切符はPDF出来て、プリントアウトして持参するんだけど、メール画面見せるだけでいいみたいです…って改札ないの?

ホームに入ったら、長い。山手線一周くらい長い。私の席どこ、っていうかどれに乗ればいいの??

ヘルプミー!って、お兄ちゃんに泣きつきましたよ、AMRITHA EXPRESSどこー、って。したらおいさんが向かいの列車の乗客に聞いてくれて、隣のホームだとわかりました。タンキューナンドリーシーユー!!

駆け込んだのはスリーパークラス。

一番安い席で混んでます。

うろうろしてると、切符見もせず、こっちじゃないよ、と追い出されます。


隣の車両はそれらしい番号あったので潜り込みます。三段寝台車で扇風機があり窓開いてます。風が入って気持ちいいー


真っ赤な土の畑、田んぼとバナナの畑ヤシの林に頭がぐらぐらしてきます。

野良クジャクは畑つついてるし。

景色眺めてたら、車掌さん来ました。席違うから移れって。でも到着まで一時間ないしここにいたいなーと思いつつ移動したら、ちょい混んでて荷物引きずって通り抜けるの大変そうなので、空いてる所に座ってたら、また見つかってしまい、今度は誘導されました。3両くらい先、遠いよう。


到着したら、今度は完全エアコンでカーテンのある二段の寝台車でした。

車掌さん、インド鉄道にジャパニーズガールは珍しいので、予約したいい席たのしんでほしかった、って。そして寝台の寝心地試せ、と。あと三十分で降りるからー、と、枕だけ触って勘弁してもらいました。


そしてご親切に、到着時に迎えに来てくれて、ここからパラニの丘が見えるよ、と、ドア開けてくれました、怖い怖い曇りで見えないし!!

到着しても、停車時間が結構あるので、物売りからなんかご飯買おうとしたら、車掌さん、出口あっちだよ、と、にこにこ指差してくれました。ありがとう!

さて改札もなく外に出て、タクシー捕まえます、捕まったとも言います。

普通に連れてってくれましたが、助手席にお友達も乗せてました。


ホテルはエアコンのよいお部屋。

二日間居座ります。

ご飯は…朝のサンドイッチで…(繁華街近くにあったけど夜出歩きたくない)

今サポートしていただいても何も出てきません!財布の中で温めておいてくださいませ。