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デュッセルドルフ 映画博物館へ行ったよ

こんにちは

日曜日、デュッセルドルフで用事があったので空いた時間に「映画博物館」というところに行ってきました。

向かっている途中にアルトシュタットでなにやらパレードが行われていました。

立派な馬が3頭も!警備や整理する人もおらず、結局何かは分かりませんでしたが…

教会のパレードかなぁ
親衛隊的な文字が書いてある。もうすぐカーニバルだから余興?
余興なんてものがあるのかは不明。。



さて、映画博物館はライン川のすぐ近く、旧市街の中でもこっそりとたたずんだところにありました。

外観も撮ってこればよかった・・・
古いシアター兼映画博物館となっています。

ドイツ映画って調べても第二次世界大戦やヒトラーにまつわるズーーーンと重いものしか無いイメージで、ドイツ人の俳優さんも全然知りません。
ネットフリックスで犯罪系のものを見ましたが、何かしんどい気持ちになりました。

ということで全然映画を見ようという気になっていませんでしたが、ここはドイツ映画に限らず体験型の博物館と書いてあった&毎週日曜日は無料(大事)ということで行ってきました。


受付で無料だよ~勝手に行ってね~(本当はもっと長くて長くて何言っているかは不明)と言われたので4階建ての建物へ。



当時使われていた衣装のコーナー


当時の映画館の投影スペース。
かっこえぇ~~~~

私は学生自体TSUTAYAでレンタルコーナーを担当していた割には名作と呼ばれる作品をほとんど見てこなかったので今後悔しています。
当時は新作が出るたびに目移りして準新作に落ちた時に即借りるようなミーハーでした。新作は1泊2日で返さないといけなく、準新作は1週間借りられるからバイトに来たときに借りて、返してを繰り返せるからね。


当時の映画のチケットなんかもありました。

千と千尋の千尋が銭婆のところへ向かう片道切符を運転手から買うシーンを思い出しますね。(わかりますか)

当時の映画っていくらくらいだったんだろう。
もしかしたら書いてあったかも・・・


ここにはなんと日本映画のコーナーもありました。
三船敏郎&黒澤明のコーナーです。

私は黒澤明の作品すら見たことないなぁ
海外にくると日本のことを知らないことに気が付くとよく言いますが、例にもれず私もそれを自覚するシーンが多くあります。

黒澤明はとにかくお金がかかる映画監督らしく、日本の映画業界からは嫌われ者だったということなのでまた観てみよう。
結局海外で作るしかなくて、作ったら作ったで大評判だったという天才。

かっけー


2階には映画のカット技術や撮影の技法のコーナーがたくさんありました。

これは映像やYouTubeなんかにも使えるんじゃない?と楽しかったです。

ちいさいキムタクもいた!

私じゃないと気がつかない


そのほかにもたーーーくさん体験型の当時の映画技術に触れるものがありました。

くるくるまわしてパラパラ漫画のような映像を作れるおもちゃ


切り絵の紙芝居

ドイツにはベルリン出身の「アニメーションの母」と呼ばれる方がいたようで、影絵のコーナーが特に充実していました。

切り絵と影絵

切り絵と紙芝居のコーナーは日本とは違い、「鋭い」キャラクターが多いなと印象を受けました。そもそも日本の和服と西洋のドレスはまったく種類が違いますものね・・・

私の中での切り絵は「モチモチの木」のイメージです。(笑)



暗さの中にある光・・・のような。
光と影を使うのだからそりゃそうなんだが・・・

影絵なので表情や声色が無い分、観客は想像で物語をつくっていくので子供のころにはすごくいい体験だったんだろうな。
心理学的にもセラピーとして切り絵は有効なのですが、観るというだけでも癒し効果があるなぁと思いました。



最上階のスペースはマリリンモンローのポスターがどーんんと迎えてくる模擬撮影スタジオがありました。

車に乗っている風の映像体験や子供が撮影体験をできるスポットもありました。グリーンバッグなんかも。

YouTubeで身近になっているぶん、より楽しい体験スペースではないかな。
おもしろーーい


という感じでダラダラと2時間くらい滞在しました。
これが無料なら楽しいな。
ただ、観光として行く必要はないですね。近郊に住んでいるからこそブラリと行ってみるのはおすすめします。

日曜以外でも5€なので、安いしすぐ近くはライン川なので散歩にもちょうどいいと思います。

行ってから知ったのですが、ここで毎年日本映画祭というものが行われているようで、今年は2024年1月10~28日の期間日本語で映画が観れたようです。
しかも黒澤明監督の映画やアニメも無料で!!!

あと一か月前に知れたら良かったなぁ~

https://www.dus.emb-japan.go.jp/JGK_Filmtage_Flyer_2024__final_klein__web_bf.pdf

日本でも結構コアなシアターじゃないとやっていないような映画も観れたりしたようです。来年は忘れず行ってみたい。



帰りに入口に映画DVDのコーナーにこんなものも。
2€でした。
日本映画のこの感じ、ドイツ人にも伝わってほしい~誰か買ってほしいな。

帰りは用事をすませて、武一というラーメン屋さんでごはんを食べました。

ドイツに来て一番美味しい外食でした。(しつれい)
店員さんの素敵な接客とおいしすぎるラーメンに本当に気持ちが高まりました。

旦那あわあわ


では。

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