映画は写真の弟

映画は写真をベースに写真の後に生まれたという意味で写真の弟※1と言えます。音楽や演劇、文学、美術などとも関連する総合芸術ですが、そのコミュニケーションは一方的※2です。活弁士がトーキー技術以前に活躍していたことは日本映画の歴史の特質※3ですが、再び注目されています。演劇との深い関連もあり、音楽の要素が強ければ音楽制作が先行するMV(ミュージックムービー)もあります。写真との関連が深い映画も写真の一部とも言えると私は思います。
※1「写真講義」(みすず書房)ルイジ・ギッリ ※2「映画とは何か」(文遊社)加藤幹郎 ※3「日本映画史110年」(集英社)四方田犬彦

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