日本語能力試験について
日本に来る前に、日本語能力試験を目標にした日本語学習計画を自分で立てたのを覚えています。他の多くの学習者と同じように、最初は日本語能力試験で必要とされる文法の学習に多くの時間を費やしました。
日本に定住してから、学習の難易度が次第に上がるにつれて、高度な文法は日常生活ではあまり一般的ではないことに気づきました。逆に、口語表現や仕事に関連する語彙など、一般的な日本語教材にはあまり取り上げられていないものもあります。
そのため、私は目標を調整しました。現在は語彙力を広げることや、より実用的な聴解と会話能力のトレーニングに重点を置いています。
でも、ずっと悩みがあります。それは、最終的には日本語能力試験を受ける必要があるため、教材をしっかり学ばないと試験にどう対処すればいいのかということです。
数日前、私は突然、もう一つの日本語能力試験であるBJT、ビジネス日本語能力テストを発見しました。JLPTと比べて、BJTには次のような特徴があります。
まず、BJTは、異なる試験レベルを選択する必要がなく、代わりに1つの試験のみで、テスト結果に応じて受験者の言語のレベルが決定されます。これは国際的に一般的な言語試験の方法と類似しています。
次に、BJTの試験時間は非常に柔軟で、ほぼいつでも登録とすぐに試験を受けることができます。ただ、もちろん、二つの試験の間には3ヶ月の間隔が必要です。
最後に、BJTは日本の職場で必要とされる日本語に重点を置いており、会話能力と敬語の使い方を重点的にテストします。
JLPTと同様に、BJTも多くの政府機関や企業、大学などの認可を受けています。
中国人にとって、会話能力を重視するBJTは読解能力を重視するJLPTよりもっと難しいです。なぜなら、私たちは漢字の読み方に長けている一方で、聞き取りが難しいという挑戦がより大きいからです。近年の統計によると、JLPTに比べてBJTの参加者数はかなり少ないとされています。また、一時はBJTの終了の噂が広まったこともありました。
この試験があまり人気がないとしても、私はBJTの試験理念や方法に賛同し、それが私自身の学習目標により合っていると考えています。
もちろん、JLPTやBJTは、言語能力を評価する手段の一つに過ぎません。どちらの試験でも優れた成績を収めた人は、別の試験に参加することを心配する必要はないと思います。
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