これまでに、日本語の学習に約７００時間を費やしてきました。この時間の長さはどのくらいの意味があるのでしょうか？

大学の主要な授業に１００〜２００時間を費やすことで、いい成績を得られるはずです。つまり、７００時間あれば、大学の主要な授業を3つか4つ十分に学ぶことができます。

日本語を学び始める前に、インターネットで一般的に外国語を習得するのに必要な時間を調べました。基本的に、母国語と似ている言語を習得し、熟達レベルを達するには、通常６００から１０００時間ほどかかります。

しかし、母国語と大きく違う言語を学ぶ場合、例えば英語を母国語としている人が日本語の熟練度を目指す場合、2000時間以上、場合によってはもっと時間がかかることがあります。

私自身の感覚によると、日本語と中国語は似ている部分もあれば、大きな違いもあります。似ている点は、たくさんの漢字が構成する単語の書き方や意味、さらに発音がとても近いことです。

しかし、中国語と比べて、文法的には日本語は大きく異なります。中国人として、新しい日本語の単語を覚えるのは比較的に簡単ですが、長い文章で自分の感情や考えを明確に伝えるのはとても難しいと感じます。

７００時間を学習に費やした今も、まだ私が目指す熟達度にはほど遠いです。

ILR（アメリカ政府間言語評価協会）の会話スキル評価によると、5段階が最高レベルであり、私の現在のスピーキングレベルはせいぜい1レベルです。これは、最低限の礼儀要求を満たし、非常に簡単な日常生活に関する対面会話ができる程度ということです。

確かに、新しい言語を学ぶことは本当に大きな挑戦です。その主な理由は、かなりの時間を投入して長期間学習した後、ようやく自分の進歩を感じられるほどだと思います。

もし毎日の進歩を測定できる方法があれば、困難な感覚が大幅に軽減されると思います。しかし残念ながら、私はそのような方法を見つけることができませんでした。

言語を学ぶことは、学習過程というより、フィットネスやダイエットのようなものだと思います。長期間コツコツ続けることで変化が見え始めます。時には、突然自分の中の小さな変化に気付き、こっそりと長い間喜んでいることがあります。