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イギリス

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イギリスの素敵な風景など
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世界自然遺産の海辺の町

およそ153㎞続く世界自然遺産「ジュラシック・コースト」の一番東。 スワネッジ (Swanage) 昨日は天気も良かったし、息子を待っている間に町をグルっと散歩。 世界自然遺産の海岸はもちろん、古い石作りの家や教会が小高い丘に建ち並んでいて町もとても美しい。 夏休みや休暇の時期には各地から観光客が訪れるので、お洒落なレストランやカフェ、ショップも多く、何より、世界自然遺産の海を眺めながら食べるフィッシュ&チップスは絶品。 昨日は、天気は良かったが風が強かった。 満開の

イギリス国内で好きな場所!!【ランキング】

先日、9000人以上を対象に実施したアンケート調査で、コーフ城 (Corfe Castle)が堂々の3位に選ばれた。 コーフ城は11世紀にウィリアム1世によって建設され、城下の村もCorfe Castleと呼ばれている。 そのCorfe Castle村が、「Which?」という人気レビューサイトの「今まで訪れたイギリス国内の町や村の中で一番好きな場所は?」というアンケート調査で3位に選ばれたらしい。 11世紀のノルマン・コンクエストによって城は破壊され、今では一部しか残っ

実は軍によって守られている?? 気温30℃、またタイナムへ・・

夏休み中は毎日17℃ほどしかなく海にも川にも出かけられなかったが、新学期が始まった途端連日25℃以上あり、とても暑い1週間だった。 昨日なんか各地で30℃を越し、ビーチはどこも大賑わいだったらしい。 いわゆる「海水浴場」として人気があるスタッドランド(Studland)は「人気のビーチ」としてガイドブックにも載っているし、実際に風光明媚な上にトイレやカフェやギフトショップなども完備されていて、サーフィンやカヤックなどのウォータースポーツ用品の貸し出しもあったりするので多くの

失われた村、Tyneham(タイナム)

タイナムは1943年から時が止まっている。 元々、家が数軒と小さな教会と小さな学校があるだけのとても小さな村だった。 その村は、第二次世界大戦中、陸軍の練習場となり村人は全員退去させられた。 みんな「いつかまた戻って来れる」と信じていたが、その願いは結局叶わなかった。 今でもこの村は陸軍の練習場として使われているが、学校や教会、家屋の一部は残っていて、「Lost Village」(失われた村)とか「ゴーストタウン」と呼ばれ、陸軍の練習がない土日や祝日、夏休み中などは一般に

TBS「世界遺産」2019/09/29

そういえば、4年前TBSの「世界遺産」でもジュラシックコーストが取り上げられた。 ここは(確か)イングランド唯一の世界自然遺産で、こんなに美しいのに、日本のガイドブックなどにはほんの小さくしか載っていなかったりして、日本人にあまり知られていない。 私もここで暮らし始めるまで知らなかった。 同じ州内の、車で30~40分ほど離れた町で暮らしている人でさえここに世界自然遺産の綺麗な海岸線がある事を知らなかったりして、「行ったことがない」と言う人が結構いる。 引っ越してきたばか

ドーセット Country & Coast

先週から始まったCountry & Coast ドーセット編! 世界自然遺産のジュラシックコーストから、美しい町や村、ビーチ、機関車、新鮮なシーフード・・などなど、ドーセットの魅力がたくさん詰まった素晴らしい番組。 自分が住んでいる町が映ったりして「あ、ここ知ってる!」「ここ行った事ある!!」と子どもたちも見入っていた。 私はなんて美しい場所で暮らしているんだろう、と改めて思った。 本当にラッキー。 そして、ここで生まれ育った子どもたちも、こんなに美しい場所で伸び伸び暮

山がない

イギリス南部には山がない。 地図を見ても「○○ Hill」と、丘ばかり。 山がないので、遠くまで白亜壁の海岸線が見られてとても美しい。 さすが世界自然遺産に指定されるだけはある。 海岸線だけでなくずっと遠くの田園地帯も見渡せる。 春には丘陵に菜の花畑やポピー畑が広がったりしてカラフルで美しい。 どうしたわけか今年の夏は気温が低いうえに(連日17~20℃ほど)雨も多く、せっかく夏休みだと言うのにまだどこにも出かけられていない。 8月に入ったが今日も18℃、雨が降ったり晴れ

ロンドン!

数年ぶりにロンドンに遊びに行って来た! 古くもありモダンでもあり、いつ行っても刺激的で美しいロンドン。 今、中間休み(ハーフターム)中で学校が休みなので、家族連れの観光客でとても賑わっていた。 天気も良くて、暑すぎず寒すぎず(夕方はちょっと肌寒い)、色々回れて面白かった!!

なんか可愛い花

日本でBlossom(”ブロッサム” いわゆる木に咲く花で、後に実がつく)と言えば真っ先に桜や梅、桃が思い浮かぶ。 逆に言えば、それ以外のブロッサムを知らない。 イギリスに来て驚いたのは、名前は知らないが、春ごろになるととても綺麗で可愛らしい花を咲かせる木がたくさんあったこと。 町や公園、家の庭先など至る所にキレイな花が咲く大きな木がたくさんあり、イギリスはなんて自然が豊かなんだと驚いた。 私は日本でもかなり田舎の出身で、まわりには田舎の農家特有の大きな家はたくさんあった

木のトンネル

ここを抜けると明るい未来が待っているような気がしてくる。 田舎の山道なので、時速60マイル(約100キロ)出してもいい。 対向車や後続車もほぼない。 新緑と木漏れ日が美しいこの”木のトンネル”を、時速100キロで通り抜けると清々しく、パッと抜け出るとあまりの眩しさに、本当に私の未来が明るく変化したのではないかといつも錯覚(期待)してしまう。 実際は何も変わらない。 秋になって紅葉し、冬になれば葉が散る。 そしてまた初夏に真緑の新葉を茂らせる。 その繰り返しの一時にすぎな

きいろ

春の白、初夏の青、夏のアクアマリン・・・ そうだった、きいろ もあった! ブルーベルやフラックス(亜麻)もいいけど、今イギリス各地は菜の花畑が美しい。 なだらかな丘陵が、息をのむほど鮮やかな黄色で埋め尽くされる。 そして意外と知られていないが、牧場ではキンポウゲが満開!! キンポウゲ、英名は「Buttercup (バターカップ)」

アクアマリン色

イギリス南海岸と言えば、やっぱり、ビーチ! コンウォール、デボン、ドーセットと風光明媚なビーチが続く。 実は私もここで暮らすまでイギリスの海がこんなに美しいなんて全然知らなかった。 イギリスに海やビーチのイメージが全くなかった。 だって、真夏でも平均気温が22℃ほどで湿度もそれほど高くないし、北から流れ込んでくる北大西洋やイギリス海峡の海水はとても冷たい。 どんなに天気の良い真夏でも、海に足を少し入れてみると身震いするほど冷たかったりする。 日本の海岸線で生まれ育ち日本の

清々しくもちょっと切ない あお

スノードロップやワイルドガーリックの白い花が終わる頃、次はブルーベルやツルニチニチソウ、わすれな草、亜麻などの青い花が咲き始める。 青い花は春が終わって夏を迎える初夏のサイン。 学校もSummer Term(夏学期)に入る。 青い花を道端で見かけるようになると「今年の夏は何しようかなぁ~」「夏休みはどこに行こうかな~」とワクワクしてくる。 それと同時に、こちらでは学校が9月から始まるので5~7月は卒業の季節。 母校や恩師、友人などとの別れがあり、少しセンチメンタルになる時

ピコピコ

日本はそろそろ山菜の季節だろうか。 実はイギリスにも「Foraging」と言って野生の植物を食す文化がある。 木の実やナッツ、きのこ、ハーブ、野花、果実・・など食べられる野生植物は意外に多く、カモミールやミントティー、ローズヒップティーなどのハーブティーをはじめ、野生で群生しているブラックベリーを使ったデザート、チクチク葉っぱのネトルのスープ、野草野花のサラダなど、あとは適当にパンでも焼けば、家の周りにある物だけで1食まかなえてしまうほど野生の食材が豊富。 実際に、最近私