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#35 かくれ酸欠になってませんか?

近年、以前よりもマスクを
して過ごす時間が増え、
デスクワークや座って作業を行う仕事
などが常態化しています。

そのため、呼吸が浅くなり、
「かくれ酸欠」の状態になっている方が
増えております。

かくれ酸欠とは、
気づかないうちに呼吸が浅くなってしまい、
体に取り込む酸素が不足している状態の
ことを言います。

呼吸が浅くなってしまうと、
空気が体内に十分入らず、
酸素と二酸化炭素を換気する効率が
悪くなってしまいます。

一回の呼吸運動により
肺を出入りするガスの総量を
一回換気量といいますが、
この一回換気量は成人では約500mLと
いわれています。

ただ、約500mLのすべてが
換気されるのではなく、
気管などに残って換気されない
空気もあります。
これを死腔量といい約150mLと
いわれています。

呼吸が浅くなってしまうと、一回換気量が
減ってしまう可能性があります。
そのため、慢性的にかくれ酸欠に
陥ってしまう恐れがあります。

かくれ酸欠の状態ですと代謝が落ち、
各臓器の働きが低下したり、
疲れやすくなったりしてしまいます。

またかくれ酸欠の状態では、
免疫力低下、頭痛、嘔吐、脱力感、
筋力低下、集中力低下などの
様々な症状を引き起こす可能性があります。

かくれ酸欠の解消のために
キーポイントになりますのは
肋骨の広がりと横隔膜になります。

また呼吸という字は呼=息をはく、
吸=息をすうと書きます。
ですので、まずは息がはけることが
先になると考えられます。

まず普通に呼吸をした状態から、
吐き出すときに10秒間数えながら
息を吐き出していただいて、
途中で息が切れないかチェックして
みてください。

もし途中で息が切れてしまう場合は、
呼吸能力が弱まってきている可能性が
ありますので、注意が必要になります。

呼吸は生きるために
かかせないことですので
一度ご自身のお身体と
向き合っていただくことを
オススメします。

気になることなどがございましたら、
お気軽にご連絡いただけると幸いです。