見出し画像

旅行記は仁川空港の話から

「家に帰るまでが遠足です」なんて言うけれど、
それなら「家を出た瞬間からが旅行です」と叫びたい。

By るしお

 そんなことを考えながらリムジンバスに乗り、到着した仁川空港。韓国に住んで10年以上経つ私にとって、ここはパスポートを見せた瞬間から英語で話し掛けられる不思議な場所です。それまではどこに行っても、何をしても韓国語だったのになあ。

 案の定、今回も脳が追い付けなくて困りました。

 突然の英語に韓国語で答えようかと思いましたが、ここは予行演習として英語でしゃべるぞ!・・・と意気込むも、肝心の言葉が出てきません。

 どれほどかって、フライトの出発時刻 "テンオクロック" が出てこない。

 「10時」も「열 시」も出てきます。何なら脳には "10 o'clock" とハッキリ書かれています。それなのに口から出てこない。どうやら、脳と口をつなぐコードがどこかへ行ってしまったようです。

 飽きもせず、毎回のようにこんなことを繰り返している仁川空港。

 今回はそんな空港での記録を残したいと思います。ただし、あくまでも私用目的なので、役に立たない情報ばかりかもしれません。ご了承を。


◆出国

1.オンラインチェックインを済ませても、カウンターで手続きをした方がいいらしい

 ここ数年は事前にオンラインチェックインを済ませ、モバイル搭乗券を受け取ってから空港に行くようにしています。その方が座席予約もできて便利ですし、荷物を預ける際もスムーズです。

 ただ、今回の旅行は手荷物のみ(ここまで荷物を減らした自分を褒めたい)。

 預ける荷物がない場合は出国ロビーに直接進んでいいはずですが、なぜかアプリとサイトで異なる情報が記載されていました。

 こういうときはカウンターで手続きを済ませるのが無難。

 そこで、手続きがてらデスクの方に尋ねたところ、多少難しい顔をされながら「次回もカウンターで手続きを済ませた方がいいかもしれません――」と言われました。

 モバイル搭乗券で出国ロビーに進む場合、保安検査場の入口でパスポートを確認しなければならず、混んでいると時間が掛かったり、場合によってはカウンターで手続きするように言われたりすることがあるそうです。

 ああ、なるほど。

◇◇

2.新韓銀行が撤退していた

 今回の仁川空港で一番驚いたのがこれです。

 普段利用している新韓銀行が空港から撤退していました。複数あった両替所がすべてなくなり、ATMもありません。

 海外に行くため他銀行のカードは持って来ておらず、韓国ウォンの現金も持ち合わせていませんでした。事前にネットで空港内の位置情報を調べていたので、見つからないときは多少戸惑いました。

 さすがに手持ちのユーロだけでは不安だなあ・・・。

 仕方ないので他銀行の ATM でお金を引き出し(Hana Bank の ATMを使いましたが手数料は無料でした)、近くの両替所へ行くことに――。

 ああ、無駄にコインができちゃった。最近はお札ですら使わないのにさ、コインなんてどこで使うのよ。

◇◇◇

◆入国

 旅行すら始まっていませんが、ここからは帰国の話を少々・・・。

3.関税申告書がなくなった

 2023年5月から関税申告書の提出義務が変更になりました。現在、免税範囲内であれば申告書の提出は不要です。

 もともと大した手間ではありませんでしたが、これ一つ無いだけでも到着がスムーズになった気がします。

◇◇

4.外国人登録証があると韓国旅券と同じラインで入国審査ができる

 外国人登録証を持っている場合、韓国人と同じラインで入国審査ができるようになりました。

 審査は対面形式ではなく自動化ゲート。そのおかげもあってか、到着して15分後にはアイスコーヒーを飲みながらバスを待つ自分がいました。

 いやあ、入国がとても楽になったなあ~。

◇◆◇◆◇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?