見出し画像

共に賛美する歓び💖

私は、歌うことが大好き。
娘の通う幼稚園のサポートで歌を歌ったことがきっかけでゴスペルと出会った。
仕事が忙しくなって通えなくなったり、うつで歌うことや仲間と一緒にいることができなくなったり・・・
そして、コロナ禍で集まって歌うことができなくなった。

ようやく、対面でマスクを外して歌うことができるようになってきた。
なのに私は、神奈川と千葉の2拠点生活で中々練習に参加できずにいたけれど今年のクリスマスには、1箇所だけなんとか都合をつけてコンサートで賛美することができた。

その会場となったのは、3年前母が脳梗塞で倒れた後お世話になったリハビリ病院だった。
どうしても、そこで賛美したかった。しかも、セットリストには私の大好きな、そして、初めてソロパートを担当したJoyful Joyfulがあった。
思わず、ソロに立候補して、何があっても出られるように自分を鼓舞していた。

リハ(練習)も2回しか出ることはできなかったけれどあっという間に当日を迎えた。

会場までの道すがら、3年前のことがフラッシュバックしていた。
秋葉原での乗り換えで母より前に脳梗塞になり、高次機能障害のある父がパニックを起こし暴れ出したこと。

コロナ禍で半年会えなかった父と母を対面させた時泣きながら抱き合っている父と母の横顔。

リハビリでお世話になっているイケメン理学療法士さんの手を握って離さず困ったこと(笑)などなど

さまざまな場面が思い出されて胸の奥がぎゅっと詰まる感覚があった。

サウンドチェックが終わり、患者さん方が段々入ってくると当時の髪型と似た患者さんが母と被って見えた。
今の母は、嚥下(飲み込むこと)ができなくなり経管栄養で命を繋いでいる。体重はその頃の半分近くになり、大柄だった母の面影は今ない。

本番がスタートした。
Joyful Joyful は2曲目
母が元気な頃、私のゴスペルの原点のグループで自分達で300人入るホールを借りて毎年コンサートを開催していた。その頃、初めてソロをさせてもらって歌ったのがJoyful Joyfulだった。
何年も経ってやっと母を呼ぶことができた。中々私のことを褒めることのない母が褒めてくれて、大きな花束を抱えてきてくれたことを思い出していた。

上を向いて歩こう
病院や施設でよく歌う歌だけど、みなさん目に涙を浮かべて聞いてくれる。そして一緒に口ずさんでくれる曲だ。

君は愛されるため生まれた
この歌を歌う度に生まれてきたこと、今生きていることを肯定できる、
自分が生きていていいんだ。自分がたくさんの人から、そして。何より神様から愛される存在なんだと感じられて心と体が暖かくなる曲。
ゴスペルフラに合わせてとても素敵でした。

クリスマスメドレー、Silent night
共に賛美する歓び、たくさんの方とクリスマスをお祝いできること、暖かさの交流ができたことが何よりの幸せでした。

2020年は、私にとって困難で激動の1年だった。そんな時から3年がたって
懐かしく思い出せること。日常が戻り、また歌うこと、人とリアルで会えること。
当たり前が当たり前でなくなること、それは、ある日突然訪れて途方に暮れるけれど、その先には、さらに大きくなった自分と美しい世界が広がっていることを経験できた3年という月日でもあった。

クリスマスは、そんな当たり前の日常に感謝しながら大切な人と過ごす特別な日

みなさんにとって素敵なことがありますように💕

Merry Xmas💖

ルチア


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?