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俺、一生天井見て生活する

息子は14歳で、本当は中学校生活をたくさん楽しんでほしい時期。
なのに、学校に行けない自分を責めて、気分がどん底まで落ちては、少しあがる、を繰り返していました。

どん底までおちているある日、息子にごはんできたよ、と声をかけると
「俺は一生天井を見て生活する」と、返事が返ってきました。
電気も点けず、真っ暗な部屋にベッドで横たわった状態で。

私は、悲しくて、悲しくて、この子はどうなるんだろう、本当に一生ベッドの上で生活するのかもしれないと、恐怖さえもを感じました。

息子は私が泣く姿を見ると、俺がお母さんを泣かせているんだと、また自分を責めだすので、泣くのは必至にこらえるようにしていました。
しかし、不安に押しつぶされそうなり、息子にばれないようにこの日はこっそり泣きました。

いっときはゲームさえもできないくらいに元気がなくなってしまい、ずっと布団に入ってスマホで動画を見ているだけの状態が続きました。そんなとき、ある日、子供部屋の外までプロコンの音が聞こえてきました。ゲームをする元気だ出てきたんだ!と、嬉しくてしょうがなかったです。

不登校でゲームばかりして、と悩んでいる親御さんは多いと思いますが、私はほとんどのことは「天井見て生活するより全然いい」と心から思えるし、ゲームに集中することができるってすごいことだなと思います。





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